Last Update 07-AUG-2004
ミノルタ ミノルチナP
Minolta Minoltina-P
Minolta Minoltina-P

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

巻上げが固まってメーター不動のジャンクを発見。
なけなしの小遣いを握り締めてフィルムを買いに行った筈なんだけど、つい…

巻上げ
雰囲気的にシャッターはリリース状態。
でも巻上げができないということは単に巻き止め周りの固着かな?
という事で底蓋を開けて、怪しい箇所をこちょこちょっとイジってみる。
と、あっけなく巻上げ可能になってシャッターも切れるようになる。
ニンマリ。
ストロボ接続ソケットへリード線が伸びてます、断線注意


メーター
続いて、ピクリともいわない露出計のチェックです。
トップカバーを開けてみる。
外から見えるネジ類が全く無いですね、このカメラ。
まずは巻戻しクランクとその下のカニ目を外してみる。
けど、さすがにこれだけではトップカバーは外せない。
ということは?
ボタン台座
シャッターボタンの台座自体がネジになっていました。

このあと露出計のチェックをしてみますがダメですね。
メーター自身がご臨終のようです。
まあマニュアルで使えなくもないので、あまり深追いせずに作業終了。
こじんまりとしてデザインや手にした感覚が良いだけにちと残念。


セルフタイマー
レンズ横のボタン、これは一体何じゃらほい?
セルフ
という事でイジっていると、突然ジーッと唸りだしてからパシャリ。
あっ、これってセルフタイマーなんだ!?
通常セルフはシャッターと別にチャージしてからスタートさせますよね。
ところが、こいつは巻上げ動作でセルフも同時にチャージされるようです。
という訳で巻上げると常にセルフが使える状況になります、面白いですな。


使ってみる
上部にある情報集中表示窓(?)
トップ
露出計オレンジ指針に鏡胴リングを使って緑指針を合わせると適正露出が得られる。
ユニオマット と同じ方式です。
その左側はピントリングに連動して動く距離指針です。
目測式のカメラですがなかなか面白い仕掛けです。
試写
Fuji Neopan 100 ACROS SPD
露出計が動かないので勘露出ですが、設定は EV による調整のみです。
1/250 & F8 = EV14 を基準として明暗判断かな。

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