Last Update 11-APR-2004
ミノルタ SRT Super
SRT Super
Minolta SRT Super

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

ジャンク籠で発見。
SRT101 との違いはホットシューとファインダー内の絞り値表示。
あとは裏蓋の ASA-DIN 対応表と接点切り替え部ぐらいかな〜
(ひょっとしたらスクリーンも違ってるかも)


状態
高速域以外ではミラーがクイックリターンしません。
シャッター幕の動きも渋くて怪しいですね。
ただスローガバナー自身はジーッといいながら動いています。
放置プレイの結果、各所の動きが渋くなっているだけのような気がします。
注油だけで直るかな。


注油
まずはネジ2本で底蓋を外す。
可動部の状況を見ながらちょっとづつ洗浄&注油を行います。
底部
油が回ると別の問題を起こしかねない場所もあるようです。
くれずれも注意しながら極少量の注油でね。
この作業で大分動作が安定してきました。

ミラーボックスなどは本来分解注油すべきなのでしょうけど…
注射器を使えば結構奥まで届くので、無理して分解せずに作業実施。

続いてトップを開けます、SRT101 と違いオデコの赤いポッチは外しません。
絞り値覗き窓部を開けるとネジがありますのでそちらを外します。
覗き窓
クモの巣のように連動糸が張り巡らされています。
それらに触らないようにプリズムを下ろしてスクリーンを拭き拭き。
それから各可動部にほんのちょっと注油を行っていきます。
機械的な動作に関しては問題なしになったかな。


電気で悩む
露出計が動くことは確認済みです。
さあ電池を入れて追針動作を楽しもうと思ったのですが…
「ん〜っ、どうも不安定」
底部の配線等をチェックしているとマイナス端子のリード線がポロリ。

ここを再配線して、さあ今度こそと思ったら…
「あれっ、露出計が OFF にならない」
本来、底蓋を外した状態では OFF になるのですが露出計が動いてます。
スイッチ
電気は豆電球を使った直列、並列の実験で止まったままのワ・タ・シ。
さあ困った。
まずは怪しい電池ボックスを分解洗浄するも改善せず。
続いてマイナス端子から伸びてスイッチへと繋がる箇所をチェック。
どう見ても通電しない筈の2箇所にテスターを当てると針がビヨーン。
見えない通電性の液でもかかってたんでしょうかね。
とりあえずこの辺りを拭き拭きしてなんとか改善しました、よかった。


試す
使い勝手は特に SRT101 と変ったところはありません。
試写
ILFORD PAN F Plus D-76 (1:1)
気持ちよく使えますね〜、このカメラ。

● Back