Last Update 22-NOV-2003
ミノルタ SRT101
SRT101
Minolta SRT101

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

彩織さまからおあずかりしました。
使用中に突然動かなくなったとの事です。
フォーカルプレーンは苦手で、深く追求したことないのですが果たしてその結果は。


状態
巻上げレリーズ共にできません。
レリーズしながらであれば巻上がりますが、その際シャッター幕はピクリとも動きません。
ちなみにミラーは巻上げれば降りてきますがそれ以外ではアップしっ放しです。
まずは底蓋を外して幕のテンションをちょっとイジってみますが全く状況に変化なし。
なんかリボン切れでも起こしてそうな予感が。
(底蓋を外す際は露出計スイッチを外す必要はありません)


分解
かなり奥までの分解を覚悟しながら着手。
まずはトップカバーを外します。
巻上げ、巻戻し、3本の+ネジを外します。
これで外れそうですが実はもう1つネジがありました。
千昌夫の黒子
正面の赤いポッチが実はネジになっています。
赤いカバーを剥がしてから緩めればトップカバーは無事開きます。
ちなみに黒いプラ部のネジは外す必要はありません。
これを外すと裏側のナットが外れて面倒なことになる可能性が、 <-- 経験者 (笑)
カバーの内側には糸が張り巡らされています。
この糸の取り回しを間違えると追針動作に支障がでますから要記録です。

続いてマウント部を外します。
先程の糸がマウント部にも回ってきてますので要注意ね。
ちなみにセルフタイマーのレバーは順ネジでした。


ばらばら
ああっ、こんなになっちゃいました。
ばらばら
ミラーボックスを外そうとごそごそやってるとこんなものが。
破片
この破片が奥の方で悪さをしていたのか?
このあと巻上げができるようになりシャッター幕も無事動き出しました。
しかし、散々探してみたんですがこれがどこの破片か判らずじまいです。
ミラーボックス周りのパーツだろうと思ったのですがそのような部品は見つかりません。

そういえばフォーカルプレーン機のガバナはミラーボックスの下。
そう決め付けて分解してたんですが、ここにはプレビュー関連のパーツしかないようです。
ということは…
ガバナ
こんなところに。


試す
結局、破損した部品がどこのものなのかは判らず仕舞いです。
今のところは問題なく動いているのでそのまま持ち出してみました。
試写
Lens: MD ROKKOR 1:2.0 f=45mm
Kodak TRI-X D-76 (1:1)
もう1本フィルムを通してみても特に問題はない。
「出てきた破片のことは忘れようかな」 そう思いながら最終チェックをしてみると…
スローが効かなくなってました。
どうやらガバナーとのリンクに絡む部品の破片のようです。

● Back