Last Update 08-JAN-2004
フジカ ニューコンパクト35
Fujica New COMPACT35
Fujica New COMPACT35

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

フジカコンパクト発見! ライトコンパクトだったら持ってるんだけどな。
そう思って見てみると外観の素材等細かな部分が違ってました。
1番簡単な見分け方は巻上げレバー部の飾りの有無でしょうか。

状態
2枚のシャッター羽根が途中で固まってネコの目のようになってます。
絞りは明暗に応じて開閉していますのでセレンと露出計は大丈夫な様子。
AUTO 専用機なのでこれは助かります。
上から見た図

分解
前面の貼り皮を剥がしてネジ4本を外すとモナカの革がペロリと剥がれます。
一通り動作をチェックしてみますがやはりシャッター羽根を触る必要有りです。
内部
という訳でレンズを分解していきます。
まずは接着された銘板を剥がしますが…
上手く行きませんねこれ、傷だらけになっちゃいました。
あとは順に分解していけばシャッター羽根まで到達できます。

前玉回転式なので分解するとピント調整が必要になります。
バルブの無い機種なので、きちんとメモしてから作業開始ね。
・無限遠の位置をチェック
・目一杯閉めこんだ位置をチェック
・分解
この手順で分解後、目一杯閉めこんだ位置が一致するように組み付ける。
(ネジの噛み合せが何種類かありますので元に合わせる意味でこうします)
その後、チェックした無限遠の位置へ合わせる。
これで元通りになる筈です。

ジッポオイルを軽くポタリとやってみると…
粘りを伴ってはいますが、なんとか動き出しました。
動作途中で固まっているからてっきり羽根が外れてるのかと思ったのですが。


使ってみる
ライトコンパクト35より質感が良いですね。
試写
Kodak PLUS-X D-76 (1:1)
オートが生きているので ライトコンパクトS に移植しようか。
などと不埒なことも考えたりしたのですが、せっかくなのでこのまま使おっと。

関係ないけど裏蓋のほぼ全面モルトにはちと参りますね。

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