Last Update 14-DEC-2002
ヤシカ エレクトロ35
YASHICA ELECTRO35
Yashica ELECTRO35

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

ジャンク籠から掘り当てました。
ELECTRO35 としか書かれていません。
これって初代のエレクトロですかね?

状況
なにはともあれまず電池。
蓋を開けると HM-4N が出てきました。 ちょっと漏れ気味
HM-4N
LR44 4個重ねの代用電池を突っ込んでバッテリーチェックボタンを押す。
ランプは点きません。
裏蓋を開けて電池室周りを拭き拭きしましたが変化なし。
ふ〜ん、これはキカイダーばりの配線と戦わねばならないのか?
ちょっと辛いかも…

ここで何気なく持ってた綿棒でバッテリーチェックボタンを押してみる。
と、いきなりチェックランプが青く光りだす。
あれま、バッテリーチェックボタンをかなり押込まないと接触しないだけでした。

動作自体は特に問題ないようです。


ネバ〜
ファインダーの汚れがかなり目立つので、トップカバーを開けて拭き拭き。
距離計は上下左右ともにズレもないのでこれだけで作業終了です。
当然、モルトの張替えもやっときました

これで完璧ということで数日間ほったらかしにしておく。
で、ある日気が付いたらシャッターが開かなくなってました。
「カチャ」 と音だけがしてまったくシャッター羽根が開く気配がありません。
う〜ん電気だと厄介だなと思いながらとりあえず接点周りを拭いてみるも変化なし。
数日前まではちゃんと動いていたんだからもっと単純な原因だろうか?
という訳でシャッター羽根をつついてみることに。

レンズ名盤カニ目を外す <-- カニ目が細くて傷つけちゃった (涙)
続いて前玉を外すと前群全てが外れて即シャッター羽根に到着。
ジッポオイルをちょっと垂らしてシャッターを切る。
うにょ〜んとシャッター羽根がゆっくり開きだす。
どうやらシャッターの粘りが原因のようです。
そうと判れば後はひたすら粘り取りです。
ついでにレンズの中にあるごく小さな汚れを取ろうと試みるも…
セットで外れた前群がそれ以上バラせなくて断念。
何かやり方があるんですかね?


違い
GSN と違いフィルム感度は 500 まで。
バッテリチェックランプもフィルムカウンター部ではありません。

初期型エレクトロと一口にいっても色々と バリエーション があるようです。
フィルム感度が 500 まであって、トップカバーがプラスねじで留められている。
シリアルナンバーは 811***** となったこの個体、どうやら結構あとの物のようです。
チェックランプ
レンズもカラーヤシノン DX ではなくて ヤシノン DX。
あと巻上げレバーの形状も違ってますね。

関係ないけどメッキが綺麗ですね〜、このカメラ。
年中拭いてやりたくなります。


追記
虫干しを兼ねてフィルムを1本通す。
レリーズタイミングが随分奥になっちゃってます。
ひょっとしたら持病のダンパー劣化が進行しつつあるのかも。
試写
Fuji Neopan 100 ACROS SPD
ガラス越しで映りこみもあるので作例としては問題ありですが、まあご容赦を。

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