銀塩カメラも、1眼タイプ、コンパクトタイプと持ってるのにね。 ついつい、買っちゃいました。 だって、レンジファインダーのカメラが欲しかったんだもん。 ■ エレクトロについてちょっと紹介 (実は受け売り) 絞り優先の EE (今風に言えば AE ね(笑)) カメラで国産電子シャッター搭載第1号、の筈…。 実は同じヤシカのエレクトロ・ハーフの方が先に電子シャッター搭載機として発売されてました。 こっちも欲しいな〜 このエレクトロ 35 シリーズなんだけど、発売当時からかなりの人気だったらしく、 非常にバリエーションが豊富で息が長いモデルになってます。 ちなみに、1973 年発売ということですからエレクトロシリーズでは結構新しいモデルですね。 このカメラ発売当時は、いわゆる普及機と言われるカメラだったと思われますが、 搭載レンズは驚きの 45mm F1.7。 (F値が全てじゃないとは言えやっぱりね) 「ロウソクの明かりでも撮影できる」 と宣伝されてたレンズです。 当時カメラというものは普及機と言えど今より遥かに高価なものだったんでしょう、 ライバルメーカーを含めてこの頃のカメラは非常にハイスペックです。 高感度フィルムを標準にしてしまう現在のコンパクト機にも、もっと頑張って貰わねば… ■ 早速使ってみよう が、ここで大きな問題が! このカメラ電池がないと動かない。 いくら絞り値を変更してもシャッター速度は一定 (1/30秒だったかな?) のままなのです。 「じゃあ電池入れれば良いじゃん」 と突っ込まれそうですが、この電池が曲者で既に製造中止の水銀電池 (HM-4N) なのだ〜 アルカリ電池 (4LR44) を使用するアダプターはあるけど結構高くて 3,000 円近くするのだ〜 そこで、先人の知恵を拝借し自作アダプターを作るのだ〜 まず、リップクリームのケースを適当な長さに切りアルカリ電池を入れるのだ〜 当然長さが足りないので、上げ底をするのだ〜 適当な上げ底素材が見つからなかったのでアルミホイルを適当に丸めて詰めたのだ〜 早速、バッテリーチェックボタンを押してみる。 見事チェックランプが発光! 絞り値を変更しながらシャッターを切ってみるとシャッター速度もちゃんと変わる。 がはは、良いぞ良いぞ。 本当はね HM-4N は 5.6V 、対する 4LR44 は 6V なんで 0.4V の違いがあります。 (電池アダプターの中には電圧変換機能を持ったものも有る様です) けど、ポジは使わないでネガのみ使うし駄目ならフィルム感度調整で代用できるだろう、 そう考えて現在そのまま使用中。 (黒白で試してみると若干アンダーな様子) ■ ファインダを覗いてみよう シャター速度がファインダー内に指針表示されたら嬉しいんだけどそれはなし。 アンダ−、オーバー警告だけが軍艦部のランプとファインダー内に表示されます。 ピント合わせをしてみる。 ファインダー内中央部に表示される菱形の2重像が一致し合焦した事が判ります。 く〜っ、しびれるー 経年劣化のせいか、さすがに2重像の見え方はちと薄くなってますが、 ■ ためしに撮影してみよう 上がってきた写真を見てみると、 「おおっ、良い!」 細かな描写も、ばっちり。 露出も大きく外れた感じはない。 (多分プリント時に補正されてるしね) この手のカメラ好きへの殺し文句、「今時のコンパクトよりも良く写ります!」 ですな。 ただし、ここで1つ大きな問題が発生。 どうも光線漏れを起こしている様子。 あちこちいじってモルト (代用品) を張り替えたりしてみるもなかなか改善されず。 フィルム数本を使用し、やっとこ原因箇所を特定し改善に成功しました。 完璧ではないけど…… ■ おまけの、馬鹿情報 購入時に付いてた、かぶせ式のレンズキャップ。 長年の疲れからか、少し緩くて落としそう。 今はもう手に入らない YASHICA のロゴ入りレンズキャップを無くす訳にはいかない。 しょうがないので、新たにレンズキャップを購入しようとカメラ屋に。 が、YASHICA のキャップには 57mm と書かれているがそんなサイズの物は置かれてない。 古いカメラだからレンズ径が特殊なのか??? 解答: かぶせ式レンズキャップの場合、表示サイズはレンズ外径サイズです。 従って、通常のはめ込み式キャップ径やフィルター径は 55mm になります。 これに気付かず余計な投資をしてしまった… ■ 試写追加 そう言えばしばらく持ち出してなかったので電池を入れて一緒に外出。 水洗後のネガを吊るしてしみじみ思う。 やっぱりこのカメラ良いわ〜 |