GIBSON LES PAUL STANDARD

 ルークの使用機というと現在ではEMG+FRTのストラトタイプのイメージが強いが初期のTOTOにおいてはそのスタジオ、ステージともに3本のレスポールをメインに使用していた。(3点の写真のLES PAULについてはGIBSON ROOMで紹介。)
   

LUKE所有機
  
 GOLD TOPのものはそのシリアルナンバーからLUKE自身が58年製と主張しているにもかかわらず、いわゆる53〜54年製のシリアル打ちなおしと判断するギター誌もあるが、確かに54年タイプのモデルをPUをP−90からPAFへ、スタッドブリッジをチューン・O・マチック+スタッドテールピースに改造していわゆる'57タイプに改造したものであることは判る(ブリッジ下のリペア跡や指板エンドの切断、リアPUとピックガードとのマッチングの悪さなどから何年製かはともかく、P−90がついていたのは間違いない)。

 実際この他にも58年製でP−90の付いたものが確認されているのでLUKE所有機も58年製と判断してよいであろう。

 79年から81年の間よく使われた(アルバム「HYDRA」の頃)。平行して使われた'59BURSTよりも音は気に入っていたようだ。
  
  
  
lp_hc59face5
  

LUKE所有機
 ルークは80年代前半まで2本の'59BURSTを使用していたが、よく使われたのは80年初めに入手したアーム付のトラピース・テール・ピース用の穴の跡があるもの。親友エドワード・バン・ヘイレンが先に手に入れたことに刺激されて、サウンドの良いものを物色していたようだ。これをステージで弾きまくるルークの姿は印象的。
  
 ルークが81年ごろ入手した'60BURSTはお約束通りにTOPにチェリーの残るトラ目のよく出た魅力的なギターで、アルバム「TOTO W」で使用されている。
  
  


 この他、ルークは1stアルバムでは70年製のレスポールDX チェリーサンバーストを使っていた。このギターはルークが15歳のとき両親からプレゼントされた最初のまともなギターで「HOLD THE LINE」はこのDXによってレコーディングされている。
  

BAKED POTATO SUPER LIVE がレコーディングされた頃のPHOTO