GIBSON
CUSTOM SHOP
LES PAUL SUPER CUSTOM
CHERRY SUNBURST '84



カスタムを超えたカスタムそれがスーパー・カスタムである・・・(なんてね)
決してスーパーで売ってるカスタムというわけじゃない・・・(くだらん)
バーストには無い華やかさととカスタムにはない上品さが自慢


バック、サイドともフレームメイプル、
でも薄いベニヤがラミネートされている

 

カスタムの象徴スプリット・ダイヤモンド・インレイ以上に
ゴールドのトラスロッドカバーが印象的

 

ストラップ・ピンは菱形で外れにくい工夫がされている
カッタウェイ部の角の先端のバインディングも独特


通常フレイムメイプルが使用されるスーパーカスタムだが
コイツはキルトメイプルのスーパーレアなヤツ

    
トラ!トラ!キルト!
おおっ、こりゃレアものですな
   
 ついに手に入れましたNEALが80年代初期に使用していた3本しか生産されなかったと言うLP LIMITED EDITIONをフルコピーしたSUPER CUSTOM チェリー・サンバーストモデル。NEALがGIBSONを再び使用しだした年にコイツをGETできたのは何かの因縁か(ナイナイ)。

 求めつづけて十数年、諦めかけてすでに持っているハニー・バーストをリフィニッシュしようと本気で考えはじめたその矢先にスゴイのを発見しました(そのとき持っていたハニー・バーストはその後売却済み)。

 どこかのグレイトなコレクター氏が放出されたものでほぼ無傷、若干ゴールド・パーツの劣化に対し怪しい金色の塗料(プラモデルなんかで使われている塗料みたい)でタッチアップしてあるもののほぼMINTなヤツです。(欲を言えばもう少しチェリーが明るいほうがいいのですが。)
 しかもネックはキルト・メイプルのスーパー・レアものです。(本来、全身トラ・トラ・トラがウリのはずなんですが・・・。)フレイムやバーズ・アイのネックはいろいろ所有していますがキルト・メイプルのネックははじめて見ました。(当然ハード・メイプルじゃないってことです、キルトは反りやすいからネックには普通使われないはずなんですが3ピースだからこそできた芸当ですね。きっとビルダーがピンッと閃いて無理やりキルトを使っちゃったんでしょう。)

  ボディはメイプルトップに加え、バック、サイドともにフレイムの入った薄いメイプル材でまん中のマホガニーをくるんでいる。カッタウェイ部の角の先端はこの薄いメイプルのつなぎ目を隠す為のバインディングが入っておりSC独自の仕様である。ネックも通常はフレイムメイプル3ピースにエボニー指板。

 サウンドはNEW PAFの実力不足がたたってかそれほど誉められたものではないが中域がリッチな扱いやすいもの。ゴールドのアルミテールピースを入手したので近々試してみたい。
   
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 ニールのリミテッドエディション(LE)とスーパーカスタム(SC)との違いはネックがLEがウォルナットを挟み込んだ5ピースであるのに対してSCはメイプルのみの3ピース、そしてボディバックはLEが2ピースブックマッチであるのに対しSCは1ピースである。一見高級感ではバックが1ピースのSCの勝ちかと思うがニールのLEはトップとバックが1つのメイプル材からつくられている。つまり表・裏が全く同じトラ目模様でトップもバックもまさしくバリトラなのだ。


 

 
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