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オールドモラ購入のポイント

バク・モラ バク(獏)・モラ バクは、熱帯雨林に住んでおり、体重は200kg近くにもなるので、かつてはクナ族の重要な食料でした。
バク・モラ部分
ドットや短冊型スリットからプリント布が見えます。
写真提供:Sさん。Sさんは、「オールドモラは、 絵画を鑑賞するように理屈ぬきに鑑賞して欲しい」そうです。
 オールドモラは、希少性のためにヴィンテージモラともいわれ、現代モラよりも高値で取引されています。 ところが、中にはオールドモラとはいえないようなものも混じっている場合がありますので、見分けるためのキーワードをまとめました。 (Sさんから多大なご協力をいただきました)

1.大きい
 平均的には、今よりも大きいということですが、大きいものは全てオールドモラ、小さいのは全てが現代モラとも言えません。 昔は、ブラウスというよりワンピースに近かったのですが、今はモラのブラウスを、体にぴったりと付くように着ているので、 以前に比べてずっと小さくなっているのです。
 例えば、今の平均の大きさは、33×43cm(13"×17")ぐらいですが、上の写真のバク・モラは、44×60cm(17-1/3"×23-2/3")もあります。 もちろん、着る人の体の大きさによりますので、いろいろです。 それに、現代モラでも、特別に、外国人に頼まれてとか、展示用として作られた大きいものなどが出回ることもありますし、 子供用の小さめのオールドモラもあります。

2.トップの色
 トップ(一番上の布)の色は、赤系ならば赤茶やエンジではない鮮やかな赤です。 1970年代後半ぐらいから、えんじ、赤茶になってきています。 その他のトップの色としては、黒、オレンジが基本となります。

3.やや粗い目の木綿糸
 現代モラは、ポリエステル糸を使用しています。 ポリエステル糸は、木綿糸に比べて縫いやすく、細かい縫い目にすることができます。

4.刺繍が少ない
 現代モラは刺繍を多用する傾向にあります。もちろん現代モラにも刺繍のないものもあります。 オールドモラは、刺繍があったとしても少ない。

5.その他
・厚ぼったい布地
・モチーフを縁取る太いライン
・プリント布を使用することがある
・大きなアップリケのモラは、観光客用でクナ族は身に付けない。

区切線

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