以前、在籍していた”聾”学校の同窓会・夏の集いに行ってきました。そこには”聾”学校であるにもかかわらず、ろう児である子供たちに先生や親が手話を使っている様子は、相変わらず皆無。体育館でのブラスバンドの演奏紹介等々は手話通訳(担当の先生)が対応手話で、参加している成人ろう者向けにやっている位。同級生に会いましたが、子供が通じるのは、デフファミリーの子供だけ。聴親の子供とは、同じろう児なのに話が通じません。その子は口話・読唇、わが子は手話。学校は”聾”学校なのに、通う子供は”ろう児”なのに、成長してろう児になるのに・・・。と、思いつつ、毎年行くのが楽しみです。ろう児の人権救済申立があり、日弁連のろう教育に関する意見書が出た現在でも、このようにろう児の存在を無視したような教育がまだまだ現に存在することを確認できるからです。今後も毎年参加し、聾学校の教育の行方をしっかり見ていくつもりです。
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