私も学校法人明晴学園が認可されたというニュースを見て、本当に嬉しく思っている一人です。これで、ベトナムから遅れること11年、日本にやっとバイリンガルろう教育の実践校が誕生するのですね。
ところで、明晴学園の母体であるBBEDろう教育センターのHPや「NPOろう学校をいっしょに創ろうブログ」を見ると、明晴学園の設立には特総研(独立行政法人・国立特別支援教育総合研究所)に関する話がいっさい出てきません。特総研がまったく関係していないとしたら、特総研は多額な税金を使ってろう教育の何を研究して来たのでしょうか?もう何年も前から「聴覚口話法の限界」が叫ばれて来ました。特総研こそが、諸外国のろう教育の実態を調査し、客観的な分析を行い、混沌とした日本のろう教育に新たな選択肢としてバイリンガルろう教育の開設を提案するべきだったのではないでしょうか?
国の研究機関である特総研とは別に、BBEDろう教育センターが独自にバイリンガルろう教育の学校を設立したのだとしたら、特総研のろう教育研究の必要性は極めて薄く、まさに税金のムダ使いだと思います。また、特総研のろう教育担当者はバイリンガルろう教育の導入を遅らせた責任を取るべきではないでしょうか?
BBEDろう教育センターの保護者は、学校設立に必要な4500万円を会社訪問や街頭募金などで集めたそうです。国は、特総研ではなく明晴学園に研究費を払うべきだと思います。
明晴学園のみなさん、どうぞ頑張って下さい。応援しています。
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