テックス・メックス
メキシコと南西アメリカの融合音楽。「テキサス流のメキシコ音楽=テックス・メックス」と解釈して差し支えない。テキサス州はかつてメキシコ領だったので、メキシコの文化や風土が残っており、メキシコ系アメリカ人も多いらしい。そういった背景から生まれた音楽が、テックス・メックスである。初期のスタイルの特徴は、軽快なリズムとアコーディオンの音色であり、ダグ・ザームやフレディ・フェンダー&ザ・バンドがその代表として挙げられる。近年では、ジョー=“キング”キャラスコやザ・クラウンズといったアーティストが、テックス・メックスにパンクロックの要素を持ち込んで新境地を開き、現在は、L.Aに拠点を置くロス・ロボスなどが実験精神に満ちた作品を発表している。ちなみに、テキサス風メキシコ料理のことも、テックス・メックスと呼ぶらしい。
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