早朝 (しらせ外観)
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早朝、有楽町の駅を降り、時間が時間ゆえ、タクシーを拾って晴海埠頭K岸壁へと向かう。 事情を話すと、タクシーのオジサンもなんだかワクワクしてるみたい。 無事、晴海埠頭のK岸壁、いや、“しらせ”を探せるかと不安に思っていることを話すと、「大丈夫!探してあげっから」とおっしゃっていただけ、一先ず胸を撫で下ろす。 ・・・と、岸壁を走っていただくうち、見えてきた見えてきた! タクシーのおじさん:「あれがそうじゃないの?」 私:「どうかな?でもなんか書いてある、書いてある!」 私:「きゃー!『しらせ』って文字に見えるぅ〜」 ぐんぐん近づいてくる船!次第に判別できる『しらせ』の文字。 降り立ったところ、それは“しらせ”のオシリだったのでした。 (これに最初のうち気づかなかったという・・・(^^ゞ タクシーのオジサン、いや失礼、運転手さん、ありがとう! |
“しらせ”の側面 写真右側の階段は、出港時に船側面に畳まれるもの。 左側の階段は、船付属のものではなく、後付けのもの? 今はまだ、飛行甲板の人影もチラホラ見える程度・・・。 |
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おっと!こっちが船首だったのかー! タクシーで近づいた時は、興奮も加わったことながら、無知ゆえ、船のオシリを頭だと勘違いしていた。 実物を目にして、それまでの写真で見るにつけ想像していたイメージ、“しらせってきっと大きいんだろうナ、威風堂々としているんだろうナ”・・・とは、少し違う。 その実際の大きさは、私の想像よりもずっと小ぶりで、もし南極地域に辿り着いた時は、大氷原の中、本当に小さく見える場合もあるだろうな・・・・。 それでも約230名もの人間と様々な物資・機材を載せ、厚い氷を割って進んでゆくだけ力を秘めているのだ。 1.5メートル厚の氷なら止まることなく進んでいけるし、それ以上の厚さとなれば、ちょっと後退して全力で体当たりすることで、さらに先へと進んでいける。 その進み方には「猪突猛進」という言葉を思い浮かべてしまうほど野生動物的なのだけど、それを生命のない、人間が創り出したものがやってしまうというところが驚きだ。 いや、生命がないというのは間違っている。 幾多の人の、これまた幾多の願いや努力、そして地道な研究によって吹き込めた命は、確かにあるに違いない。 いわゆる“軍艦”にイメージされる威圧感はない。 やはり特殊な任務のための艦だからだろうか? ああでもやっぱりカッコイイ! K岸壁に到着した時は、「ありゃ、これは少し早くに着き過ぎたか?」とも思ったけれど、結果的には早くに行って良かった。 時間が経てば経つほど、関係者や見送り家族の人込みは膨らんでゆき、後になって全体像を撮影するなんてことは不可能でした。 |
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