金曜エンタテイメント『ほんとにあった怖い話2』
* TV公開作品
2000年製作作品 制作・著作 フジテレビ 原作 朝日ソノラマ 5話オムニバス
![]() ![]() (フジテレビのHomePage から、番組情報の番組一覧→ドラマの金曜エンタテイメント の順でクリックすると、画面下の方に『ほん怖2』詳細へのリンクがあります。 それをクリックすると、各話ストーリー紹介や画像、予告編が見れて面白いヨ!) |
|
『金曜エンタテイメント/ほんとにあった怖い話2』 妻:わぁいっ!『ほん怖』のパート2だ、じょ〜! うひゅひゅっ! 旦那:うん。うちらのこんな間抜けなおしゃべりでも、楽しみにしている人が結構いるみたいだからね。ほんとは放映前に公開したかったんだけど、結局、年末になってしまった。 妻:ま、最近、忙しいからしょうがないヨ。その分作品で頑張ってますからってことで、許してもらお♪ネ? 旦那:そうね。許して貰おう。 妻:視聴率は今回どのくらいだったんだっけ? 旦那:19.1%。去年が18.8%だったから、かなり良いよね。 妻:すごぉーい!\(~o~)/ ねぇね、テレビ界(?)じゃぁ当たり前のことかもしれないんだけど、パート2が作れたのは、去年の視聴率が良かったからなの? 旦那:うん、もちろん、その通り。でもさ、テレビ『学校の怪談』は監督依頼を受けて手掛けた作品だったけど、『ほん怖』はフジテレビ後藤さんと一緒にゼロから始めて完成させた作品だったから、そのパート2が作れただなんて、正直に言うと、今でも、なんだか驚いてる。 妻:そうだよねぇ。考えてみればビックリだよね〜。 旦那:なんか今年はさ、全国公開作品とか撮っちゃったりして、メジャーなところで作品を発表してるでしょ。でもさ、つい数年前までは一年に一,二本、低予算のビデオ作品を撮れれば良い方だったのにね。やっぱり不思議。 妻:ほんとほんと。去年のやつ(テレビ版『ほん怖』の一作目)も、一年おいて再放送あったじゃない。あれ観ててもひどく不思議な感覚にとらわれちゃったー。 旦那:あ、それは僕も。うまく説明できないんだけど、奇妙な体験だったね。 妻:ところでさ〜あ?やっぱり作品を作るってなると、まずはプロデューサーさんの力が重要なんだ? 旦那:うん、基本的にはそうね。ただ、もちろんプロデューサーだけの力とは言えなくて、例えばそれが監督であったり、脚本家であったり、もしくは役者だったりする場合もあるけど、つまり作品の中枢をつかさどる人が頑張らないと成立はしないよね。それはどんな仕事であっても同じだと思うけどね。 妻:へぇ〜、でもあなたの努力も相当にあるわけでしょ?(^-^) 旦那:まぁ、あまり意識はしてないけど、確かにあると思う。でも、このテレビ版に関しての僕の立場はどちらかというと後藤さんの「良き女房」みたいな感じかな。後藤さんはそうは思ってないかも知れないけど、僕はそんなスタンスで去年も今年も取り組んでた。 妻:ふうん?だからビデオ版とテレビ版は、同じ監督が撮ってても全然違う感じになるんだね。 旦那:そうね。でも、僕自身、去年の反省を活かして、なるべくゴールデンタイムのテレビ向きにしようと意識した部分は多分にあるしね。 妻:最後の『遠い夏』なんかは、いつものあなたらしくないよね。 旦那:裏話をすると、これは当初、僕以外の監督が撮る予定だったの。でも、その予定されていた監督が、突然、出来なくなってしまって僕が撮ることになったの。 妻:かなり悩んでたよね。 旦那:なにしろ「怖い話」ではなくて、「感動する話」だったからね。最初は自分には無理な気がした。それに普通のテレビドラマらしい演出にして欲しい、という注文が後藤pから出てたんで、それも相当に悩んだね。 妻:ん〜質問!普通のテレビドラマらしい演出って、なぁに? 旦那:それは答えるのが難しいなぁ。僕の場合、例えばワンシーンをワンカットで撮ったりするのが好きなんだけど、テレビドラマの場合は、カットを細かく割ってることが多いのね。つまり、映画の場合は大きなスクリーンで観るから、カットを割らなくても細部まで役者さんの芝居が見えるんだけど、テレビは画面が小さいからカットを割って要所要所を見せてあげないと視聴者は解り辛くなってしまう。僕はやっぱり映画好きなんで、テレビを撮っていても映画みたいなカット割りになってしまうのね。だから、それをあえて細かいカット割りにする、という、そんなことかなぁ。説明するのが、ほんとに難しい。 妻:ふむむ、なんとなく解る〜。でもさ、とにかく結果としてはすごく評判良かったみたいだから良かったじゃ〜ん。 旦那:うん、ほんとに。 妻:それに、酒井法子さんの綿帽子姿が、すっごいすっごい、すっごぉぉ〜い綺麗だったしぃ〜。最後のくだりなんて、うるうるしちゃった。そういえばあのシーンは、あまりカット割ってないんじゃないの?歩いて家の外に出てゆくところ。 旦那:ああ、あそこね。カットは割ってるよ。フル・ショット、ミディアム・ショット、バスト・ショットって、よっていってる。でも、横移動のイメージが繋がってるから割ってない感じがするのかな? 妻:フル、ミディアム、バスト? 旦那:あ、ごめん。そのうち、どこかで撮影用語の説明をするコーナーでも作りましょうかね。 妻:うんっ!(いつ作れるかは、チト怪しいけど・・・・) 旦那:でも、あの横移動は、なんだかいろんな人に誉められてしまった。特に、作品の最初の酒井さんが、仏壇にお供えを持ってくる横移動のカットがひどく評判良かった。 妻:ああ、あれね。あたしの周りの人も「映画っぽい」って言ってたぁ〜。 旦那:そうそう、僕の友人、知人も言ってた。なんで、映画っぽいって感じるのかなぁ。不思議だなぁ。実はね、あの家にロケハンに行って下見をしてたら、ふと、ああいう風に撮りたいな、って思ったのね。で、助監督さんに「庭からの横移動にしたいんだけど」って言ったら、既に、その時から助監督さんが「ああ、それは映画っぽいですね」てニコニコしてた。「なにが映画っぽい」って、感じさせたのかしらね。悩むなぁ。うーむ、ふーむ・・・・(腕組み)。 妻:ま、良いじゃない、とにかく誉めてくれたんだから。それに、酒井法子さん、とっても綺麗だったんだし。(でへっ!また言っちゃう) 旦那:うんうん、そうね。確かに、酒井さんの綿帽子は、ほんとに綺麗だったぁ。僕は監督をやっていてほんとに良かった、と現場でつくづく思ってしまったものね。なにしろ生で見てたんだからね。酒井さん自身ががもちろん綺麗だったんだけど、それ以上に、日本文化は素晴らしいと思った。 妻:くぅ〜! うっうっうっ羨ましいじょぉ〜っ!! 旦那:ま、監督の役得というやつです。 妻:にゃろいっ! まぁいいや。とにかく今回も視聴率良かったんだから、もしかしたら『3』もあるのんかしら? 旦那:作品が成立するには色々な事情がからむから、それはわからないけど、でも、『3』があることを僕も期待してます。 (2000/12/26 自宅にて) |
Copyright(C)1999 Norio Tsuruta & Yayoi
Tsuruta
All rights reserved.
画像・文章の無断転載・転用はお断りします。