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  イースター礼拝メッセージ 2025年7月20日/小坂亜実音楽宣教師

「クジラのように」   

「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい」(ローマ12:2)神様は私たちがこの世の価値観に流されないように、神の御心を知り新しい人へと変えてもらうようにと教えています。そのために必要なのは私たちのマインドが整えられることです。マインドの意味を辞書で調べると、心・精神・思考・感情・意識を指す言葉です。マインドが私たちの人生をコントロールします。だからみことばは次のように命じています。「力の限り、見張って、あなたの心を守れ。いのちの泉はこれからわく」(箴言4:23)他の訳では「考え方に気をつけなさい。あなたの人生はあなたの考えによって形作られるのです」とあります。

子どもの頃からあなたはダメだ何もできないと言われそれを信じて育つと、このマインドが人生を否定的な生き方へと導いていきます。けれどもマインド(心)を正しく管理するなら、私たちは平安を保ち自信をもてるようになり強くされます。しかしサタンはクリスチャンのマインドを支配し悪の道に引きずり込もうと働きかけてくるのです。

<健全なマインドを保つために>
私たちのマインドに真理・真実を与えていきましょう。真実・真理とは神様の約束、つまり聖書のことばです。植物に毎日水を注ぐように、日々私たちのマインドにみことばを与え続けていくのです。それも1日の間で何度もです。聖書の中には7000の約束が書いてあると言われます。「あなたを愛する、あなたを決して見捨てない。あなたを祝福する」この約束を神様は一つも破ることはありません。ダビデは詩篇119:147で「私は、あなたの仰せを喜びとします。それは私の愛するものです」と告白しているように、私たちもみことばを喜びとし自分のマインドに神のことばを蓄えていくのです。
サタンはこの世の価値を使って誘惑し、悪い考えやネガティブな思いを私たちの心に投げかけてきます。聖書は次のように忠告します。「すべての世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです」(Ⅰヨハネ2:16)サタンに惑わされないように、私たちのマインドを神の御思いで満たすのです。

<クジラのように>
クジラは優雅に海の中を泳ぎます。海の魚はエラ呼吸なので「エラ」を使って水中の酸素を取り込み、二酸化炭素を排出しています。ですから海中から海面に出る必要はありません。ところがクジラは哺乳類なので肺で呼吸をしなければ生きられないのです。クジラは時々海面に出てプシュッーと大きな水しぶきを上げます。これは肺に息を吸い込む動作なのです。クジラの最後は海面に出て空気を呼吸することができなくなって、溺れて死んでいくのです。驚きました。私たちもこの世に生きていますが、クリスチャンはこの世で生きていく者ではないのです。ですからクジラが水面に出て息をするように、生きていくために私たちも神の真実なみことば・神への賛美・祈りを吸収して世に戻っていくのです。この世と一体化するのではなく、この世に住んでいながらこの世とは違う考え価値観を持って生きるためには日々神の真実なみことばで心を新しくして頂きましょう。





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