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  礼拝メッセージ 2025年2月9日/小坂叡華主任牧師

「情報がもたらすもの」  

現代は情報過多の時代と言われています。TVのニュースやコマーシャル、インターネットから真偽不明な情報があふれています。現代の若者たちはSNSの普及によって自分の好みに合った情報だけを選ぶ傾向があるので、情報の選び方次第で社会の分断や分裂を生じさせる可能性があるのです。否定的な考えや不信仰、恐れ、批判は人々に強く感染していき、クリスチャンが信仰の歩みから引き離される事もあるのです。聖書には、情報について考えさせられる記事があります。

「主はモーセに告げて仰せられた。「人々を遣わして、わたしがイスラエル人に与えようとしているカナンの地を探らせよ」(1~2節)偵察隊は12部族の族長12人。40日間で6つのことを調べその地の果実を持ち帰るよう遣わしました。そこで斥候達はカナンの地を行き巡り大きなぶどう一房を二人が担いで戻ってきたのです。彼らは直ぐにモーセと全会衆に報告をしました。モーセが命じた6つの偵察の結果は次のようでした。
①住んでいる民は強い民だった。
②人口は多くいくつもの民が住んでいる。
③乳と蜜の流れる良い地である。
④難攻不落の城壁のある町だ。
⑤豊かで肥えている土地からぶどう、イチジク、ざくろを収穫した。
⑥木々が植わっておりぶどうの木の実は巨大であった。
12人は同じ景色を見ました。しかしその感想は全く違ったのです。

<学ぶべきこと→悪い情報に惑わされない>
イスラエルの民は、悪い情報に捉えられ悪い情報に自分を委ねました。サタンは人々に不信仰な思いを植え付け、神のみことばの約束よりも否定的な情報や噂を信じるようにそそのかしてくるのです。私たちには弱さがあります。神の言葉よりも、それに伴う様々な戦いを恐れて前進するのを躊躇する危険があるのです。今、私たちの周りには真偽のわからない嘘の情報が蔓延しています。容易く悪い情報を信じるか、神の約束の言葉を信じるのか、そんな時、主を見上げましょう。神は真実・誠実・約束されたことを守られるお方です。せっかく神が私たちを救い、主のご計画の中に歩むべき道を開かれたのですから、困難があっても前に進みましょう。「私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です」(ヘブル10:39)ハレルヤ!


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