礼拝メッセージ 2024年9月29日/秋山浩副牧師
「アブラムの失敗から学ぶ」 創世記12章
神様はアブラムを召して、生まれ故郷を離れて主が示す地に行くように命じられました。それと共に、彼に3つの祝福を約束されたのです。①アブラムを大いなる国民とする。②アブラムを祝福し彼を祝福の基とする。③地上の民族はアブラムによって祝福される。主のことばを信じアブラムは踏み出して行きました。
*主が示されたカナンの地に入ると 6~10節
アブラムは「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える」と仰せられた主のために、祭壇を築き主の御名によって祈りました。しかしそこにはすでに先住民族のカナン人がいました。彼らからすればアブラムらはよそ者であり、天幕に住む実に弱い存在でしかありません。しかもこの地に飢饉が起こったのです。するとアブラムは「アブラムはエジプトのほうにしばらく滞在するために、下って行った。この地のききんは激しかったからである」(10節)その結果…。
<自分の身を守るために偽を語るアブラム>
アブラムは妻サライがあまりにも美しいので、彼女のゆえにエジプト人に殺されるのではないかと恐れ自分の身を守るために、妻に「どうか、私の妹だと言ってくれ。そうすれば、あなたのおかげで私にも良くしてくれ、あなたのおかげで私は生きのびるだろう」(13節)と願うのです。その通りにエジプトに入ると「エジプト人は、その女が非常に美しいのを見た。パロの高官たちが彼女を見て、パロに彼女を推賞したので、彼女はパロの宮廷に召し入れられた」(14~15節)のです。
その事でアブラムはパロからの多くの贈り物を受け取り豊かになります。「パロは彼女のために、アブラムによくしてやり、それでアブラムは羊の群れ、牛の群れ、ろば、それに男女の奴隷、雌ろば、らくだを所有するようになった」(16節)
*神様が介入される(17節)
主はサライを救い出すためにエジプトを災害で苦しめられました。アブラムの偽は見抜かれ、彼は異教徒の王から責められることになります。「なぜ彼女があなたの妹だと言ったのか。だから、私は彼女を私の妻として召し入れていた。しかし、さあ今、あなたの妻を連れて行きなさい」(19節)アブラムは何の反論も出来ませんでした。
アブラムは自分の身を守るために嘘を語った結果、夫として妻を裏切ると言う大きな失敗(罪)を犯したのです。それでも後ろ向きにならずに彼が進んで行けたのは、神の約束は決して変わらないと信じたのです。
<何故神はアブラムを見捨てなかったのか>
神がアブラムを選んだからです。「神の賜物と召命とは変わることがありません」(ローマ11:29)同じように私たち一人一人は神から選ばれたのです。
アブラムはこの失敗から自分の弱さ足りなさ愚かさを知り、多くのことを学んだでしょう。そして私たちはアブラムの失敗から学ぶのです。私たちも祝福の基となって人々を祝福するために召されました。ですから失敗を恐れずに、主の御思いが何であるかを求め聞きながら信仰の行動にチャレンジしていきましょう。
「アブラムの失敗から学ぶ」 創世記12章
神様はアブラムを召して、生まれ故郷を離れて主が示す地に行くように命じられました。それと共に、彼に3つの祝福を約束されたのです。①アブラムを大いなる国民とする。②アブラムを祝福し彼を祝福の基とする。③地上の民族はアブラムによって祝福される。主のことばを信じアブラムは踏み出して行きました。
*主が示されたカナンの地に入ると 6~10節
アブラムは「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える」と仰せられた主のために、祭壇を築き主の御名によって祈りました。しかしそこにはすでに先住民族のカナン人がいました。彼らからすればアブラムらはよそ者であり、天幕に住む実に弱い存在でしかありません。しかもこの地に飢饉が起こったのです。するとアブラムは「アブラムはエジプトのほうにしばらく滞在するために、下って行った。この地のききんは激しかったからである」(10節)その結果…。
<自分の身を守るために偽を語るアブラム>
アブラムは妻サライがあまりにも美しいので、彼女のゆえにエジプト人に殺されるのではないかと恐れ自分の身を守るために、妻に「どうか、私の妹だと言ってくれ。そうすれば、あなたのおかげで私にも良くしてくれ、あなたのおかげで私は生きのびるだろう」(13節)と願うのです。その通りにエジプトに入ると「エジプト人は、その女が非常に美しいのを見た。パロの高官たちが彼女を見て、パロに彼女を推賞したので、彼女はパロの宮廷に召し入れられた」(14~15節)のです。
その事でアブラムはパロからの多くの贈り物を受け取り豊かになります。「パロは彼女のために、アブラムによくしてやり、それでアブラムは羊の群れ、牛の群れ、ろば、それに男女の奴隷、雌ろば、らくだを所有するようになった」(16節)
*神様が介入される(17節)
主はサライを救い出すためにエジプトを災害で苦しめられました。アブラムの偽は見抜かれ、彼は異教徒の王から責められることになります。「なぜ彼女があなたの妹だと言ったのか。だから、私は彼女を私の妻として召し入れていた。しかし、さあ今、あなたの妻を連れて行きなさい」(19節)アブラムは何の反論も出来ませんでした。
アブラムは自分の身を守るために嘘を語った結果、夫として妻を裏切ると言う大きな失敗(罪)を犯したのです。それでも後ろ向きにならずに彼が進んで行けたのは、神の約束は決して変わらないと信じたのです。
<何故神はアブラムを見捨てなかったのか>
神がアブラムを選んだからです。「神の賜物と召命とは変わることがありません」(ローマ11:29)同じように私たち一人一人は神から選ばれたのです。
アブラムはこの失敗から自分の弱さ足りなさ愚かさを知り、多くのことを学んだでしょう。そして私たちはアブラムの失敗から学ぶのです。私たちも祝福の基となって人々を祝福するために召されました。ですから失敗を恐れずに、主の御思いが何であるかを求め聞きながら信仰の行動にチャレンジしていきましょう。