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  礼拝メッセージ 2024年8月25日/秋山浩副牧師

「人生の土台」 マタイ7章24~27節

「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。また、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもそれはひどい倒れ方でした」 

表面的には何の変わりもない二つの家がありました。そこに大雨や暴風が起こります。すると岩の上に建てられた家は嵐に対してびくともしませんでしたが、砂の上に建てられた家はひどい倒れ方をしました。目に見えなかった土台いの違いが明らかにされたのです。

<このことを、私たちの人生に当てはめると> 

岩とはみことばなるキリストご自身です。私たちの人生の土台、つまり人生の拠り所としている価値観は「岩」でしょうか「砂」でしょうか。それが明確になるのは危機に直面した時です。みことばを聞いて実行してきた人は、人生の試練の中で「岩」であるみことばが支えると言うのです。逆に、イエス様のことばを聞くだけで生活の中で表そうとせず、無視して生きてきた人の人生の土台は「砂」のようで、何かあると倒れてしまうのです。

<みことばにどう向き合うか>

賢い者となるか愚かな者となるかは、私たちがみことばにどう向き合うかで決まります。
*ペテロは…イエス・キリストの一番弟子とも言える人物です。あなたのためには命も捨てます、と言ったペテロでしたがイエス様が十字架に引き渡される時に主を裏切ってしまったのです。泣いて悔やんでも取り返しのつかない大失敗をしたペテロは自分自身に失望し、そしてガリラヤに戻り漁に出ますと、そこに復活されたイエス様が来られたのです。そしてペテロに3度「あなたはわたしを愛しますか」と尋ねられました。この言葉には「あなたを愛する私の愛は変わらない、私はその愛であなたを愛している」という意味が含まれているのではないでしょうか。ペテロはこのみことばを通して神の愛と赦しを受け取ったから「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存じです」と応答することができたのです。みことばに向き合うペテロの姿勢が彼の第二の人生の幕開けとなり、ここから大宣教者ペテロが誕生したのです。

<みことばに生きる、それはみことばを行うこと> ヤコブ1章22~24節
どのようにしたら私たちはみことばを生活の中に実践し、みことばに生きることができるでしょうか。イエス様は言われました。
「もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです」(ヨハネ14:15)それはイエス様を愛し、みことばから神の愛のすばらしさを体験するなら、それが喜んでみことばに生きる原動力となるのです。
何が起こるか分からない、恐れと不安が取り巻いている時代です。しかし、何があっても揺り動かされない岩であるみことばを握っているならば、みことばが私たちの人生の土台となるのです。


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