Message メッセージ




  礼拝メッセージ 2024年7月21日/小坂亜実音楽宣教師

「繰り返される、アゲインの神」 

私たちは神様からチャレンジを促された時に、自分にはできないと言っていませんか。私自身もアメリカでの大きな修養会でご奉仕に招かれましたが、賛美だけではなくメッセージもという依頼に自分にはできないと思い何度も断ろうかと考えていました。しかしチャレンジに応えていく時、神様が力を注いでくださり働きをやり遂げる事ができたのです。
私たちが信じている神は繰り返される、アゲインの神です。私たちが判るまで何度でも語りかけてくださいます。そのカ所を聖書から見ていきます。

*エリコの城壁を7度周る…イスラエルの民を阻む巨大な城壁を越えるため神様が命じられたのは祭司を先頭にヨシュアとイスラエルの民は、毎日1度城壁の周りを祈りながら歩くことでした。次の日も次の日も繰り返し続けていきますが、何の変化も起こらないのです。果たしてこの戦いに勝利できるのかと、疑問を抱く者もいたと思います。しかし、繰り返し(アゲイン)継続していく中で民の疑いが徐々に確信に変わっていき、7日目に7週を終えた時、主の約束通りに城壁は崩れ落ちたのです。

*らい病が癒されたナアマン将軍…ナアマン将軍はらい病になっていました。預言者エリシャに7度ヨルダン川で身を洗うならば癒されるという言葉を信じて川に身を浸しますが、彼も途中で疑いの思いが生じたかもしれません。けれども(アゲイン)繰り返していく中で将軍としてのプライドや自我は砕かれていき、癒されるという信仰へと変わっていったのです。そして7度目に川から出るとナアマンのらい病はすっかり癒されていたのです。

<復活されたイエス様は> ヨハネ21章1~14節
弟子たちに3回お現れになりました。1度目はユダヤ人を恐れて戸を閉め一つ部屋に集まっていたところに、2度目はそこにいなかった疑り深いトマスのために来られたのです。それでも彼らは主が蘇られたことを完全に信じることができずに、故郷のガリラヤに帰って行きました。ペテロは元の漁師に戻って漁に出たのですが、なんと「その夜は何もとれなかった」(3節)のです。3度目はそんな失意の中にあったペテロの前に主は来られて「舟の右側に網をおろしなさい。そうすれば、とれます」(6節)すると主の言葉通り大漁となったのです。その時弟子たちははっきりとよみがえったイエス様と分かりました。何故なら「だれも「あなたはどなたですか」とあえて尋ねる者はいなかった」(12節)からです。イエス様はペテロに「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか」と、3回繰り返して質問されました。ペテロは「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存じです」とその度に答えました。ペテロは十字架の前にイエス様を3回知らないと裏切ったのです。イエス様の繰り返し(アゲイン)の質問はペテロの回復と癒しのためだったのです。

私たちが神様に心を開き、交わりを深めることを心から神様は望んでおられます。私たちが「あなたを愛します」と何度も主を呼び求めるならば、喜んで応えてくださいます。神様が私たちの人生にされようとされる計画がわかるように、神との祈り時間を持ってください。それが分かったのなら無理、無理と言って逃げないでください。神様があなたを選んだのだから出来るのです。繰り返される(アゲイン)神様の愛。一度だけではなく何度でも恵みを注がれ、私たちを癒し回復させ立ち上がらせてくださいます。この神の愛を人々に分かち合っていきましょう。






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