礼拝メッセージ 2024年5月26日/小坂叡華主任牧師
「タラントのたとえ」
「見よ、わたしはすぐに来る。それぞれの行いに応じて報いるために、わたしは報いを携えて来る」(黙示録22:10)
新約聖書の1/3がキリストの再臨について記されているといわれています。再臨がいかに大事なことであるかを教えているのです。イエス様はマタイ25章で再臨の備えを3つたとえからお話しされました。「十人のおとめ」「タラント」「羊とやぎ」です。今朝はタラントのたとえをみていきます。
<タラントは能力に応じて神から預けられたもの> 14~30節
「天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた」(14~15節)この主人は昇天されたイエス様を示します。1タラントは6千デナリ、1デナリは1日の報酬です。仮に1万円とするなら1タラントは6千万円なので五タラントのしもべは3億円という大金を預けられたのです。さて、かなり時がたってから、主人が旅から帰ってきてしもべに預けたものの清算が行われました。
*二人のしもべ…五タラント預かったしもべはそれを元手にもう五タラント儲けました。二タラント預かった者も同様に倍に増やしたのです。主人は両方のしもべに「よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ」(21、23節)と同じ言葉で労いました。主人は財産が増えたことよりむしろ彼らの忠実さを喜ばれ祝福されたのです。
*1タラントのしもべ…ところが一タラント預かったしもべは、主人を信頼するどころか恐れて、一タラントを地に埋めて隠してしまったのです。(24~25節)何年間も何をしていたのでしょう。主人が「外に追い出せ」と怒った理由は、せっかくの主人の期待を裏切り、しもべが怠けて大切なタラントを少しも活用しなかった態度を怒ったのです。一タラントは取り上げられて十タラントの者に与えられたのです。
<神があなたに託されたタラント>
神様は全てのクリスチャンに、能力に応じてタラント(賜物を)預けておられます。やがてイエス様が再び来られる時、すべての人と精算が始まります。だからわたしたちはイエス様がいつ来られても良いように備えておくべきです。神様はわたしたちの人生を能力に応じて生かせるように、その人に相応しい賜物を預けておられるので他者との比較は無意味です。人によって預けられた量が違っても神の目からは充分同じ価値なのです。預けられた量が多過ぎて重くつぶされないようにと能力に応じてくださる神の愛なのです。求められるのは「忠実」です。神を信頼して失敗やリスクを恐れずに忠実に賜物を用いる時、労いと祝福を受けるのです。
<タラントの良い管理者>
クリスチャンの人生は神の賜物の管理者の生活であると言えます。管理者の責任は、まず神を知り、神の御心を知ることです。主からの賜物であれば、主ご自身が喜ぶやり方で管理しなければならないからです。「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合いなさい」(Ⅰペテロ4:10)神を愛し隣人を愛する忠実な良い管理者となって主の再臨に備えましょう。「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである」(ヨハネ1:16)
「タラントのたとえ」
「見よ、わたしはすぐに来る。それぞれの行いに応じて報いるために、わたしは報いを携えて来る」(黙示録22:10)
新約聖書の1/3がキリストの再臨について記されているといわれています。再臨がいかに大事なことであるかを教えているのです。イエス様はマタイ25章で再臨の備えを3つたとえからお話しされました。「十人のおとめ」「タラント」「羊とやぎ」です。今朝はタラントのたとえをみていきます。
<タラントは能力に応じて神から預けられたもの> 14~30節
「天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた」(14~15節)この主人は昇天されたイエス様を示します。1タラントは6千デナリ、1デナリは1日の報酬です。仮に1万円とするなら1タラントは6千万円なので五タラントのしもべは3億円という大金を預けられたのです。さて、かなり時がたってから、主人が旅から帰ってきてしもべに預けたものの清算が行われました。
*二人のしもべ…五タラント預かったしもべはそれを元手にもう五タラント儲けました。二タラント預かった者も同様に倍に増やしたのです。主人は両方のしもべに「よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ」(21、23節)と同じ言葉で労いました。主人は財産が増えたことよりむしろ彼らの忠実さを喜ばれ祝福されたのです。
*1タラントのしもべ…ところが一タラント預かったしもべは、主人を信頼するどころか恐れて、一タラントを地に埋めて隠してしまったのです。(24~25節)何年間も何をしていたのでしょう。主人が「外に追い出せ」と怒った理由は、せっかくの主人の期待を裏切り、しもべが怠けて大切なタラントを少しも活用しなかった態度を怒ったのです。一タラントは取り上げられて十タラントの者に与えられたのです。
<神があなたに託されたタラント>
神様は全てのクリスチャンに、能力に応じてタラント(賜物を)預けておられます。やがてイエス様が再び来られる時、すべての人と精算が始まります。だからわたしたちはイエス様がいつ来られても良いように備えておくべきです。神様はわたしたちの人生を能力に応じて生かせるように、その人に相応しい賜物を預けておられるので他者との比較は無意味です。人によって預けられた量が違っても神の目からは充分同じ価値なのです。預けられた量が多過ぎて重くつぶされないようにと能力に応じてくださる神の愛なのです。求められるのは「忠実」です。神を信頼して失敗やリスクを恐れずに忠実に賜物を用いる時、労いと祝福を受けるのです。
<タラントの良い管理者>
クリスチャンの人生は神の賜物の管理者の生活であると言えます。管理者の責任は、まず神を知り、神の御心を知ることです。主からの賜物であれば、主ご自身が喜ぶやり方で管理しなければならないからです。「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合いなさい」(Ⅰペテロ4:10)神を愛し隣人を愛する忠実な良い管理者となって主の再臨に備えましょう。「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである」(ヨハネ1:16)