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  礼拝メッセージ 2024年2月18日/秋山浩副牧師

「迷いや疑いの中で」マタイ11章2~6節

バプテスマのヨハネは旧約聖書イザヤ書の預言にあるように、イエス様が来られるための道 備えをし人々に悔い改めのバプテスマを授けていた人物でした。(マタイ3:1~12)彼は時の権力 者も恐れずに、ヘロデ王の不法な結婚を厳しく断罪しました。しかし、そのことでヨハネは 捕らわれ投獄され彼の活動は制限されてしまいました。ヨハネは閉ざされた牢獄の中で何を したでしょうか。

1)イエスに尋ねる…ヨハネは捕らわれの身なので弟子たちを遣わして尋ねさせるので す。「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちは別の方を待つべきでしょ うか」(3節)このヨハネの状況を思う時に、私たちは何と恵まれていることでしょうか。自由 に主の前に出て賛美と礼拝を捧げられ、主に祈り求めることが出来るのです。それなのに神 に近づくことを怠り、自分自身の殻に閉じこもって悩み苦しんだりしていないでしょうか。

2)イエスの答え…「行って、見聞きしていることをヨハネに伝えなさい。目の見えない 人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない 人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている」(4~5節<新共同訳>) イエス様がなされたていた御業は旧約聖書で、すでに預言されていたことでした。(イザヤ 35:5~6 /61:1)イエス様はみことばは確かであり必ず成就するとヨハネに伝えたのです。主は みこばをもって私たちに語られ励ましてくださいます。私たちの取り巻く環境はめまぐるし く変わり全ては朽ち果てていきますが、みことばの約束は決して変わることがないのです。

<永遠に続く神のご計画の中に生きる>
その後、バプテスマのヨハネは牢獄で斬首されてしまいます。人間的な目で見るならば悲し い結末です。しかし、イエス様はヨハネをこのように高く評価しているのです。「この人こそ、 『見よ、わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』 と書かれているその人です。まことに、あなたがたに告げます。女から生まれた者の中で、 バプテスマのヨハネよりすぐれた人は出ませんでした」(10~11節)私たちは自分の思い通りに ならない状況が長く続くと、神様が私たちの人生に持っておられる計画が何であるかが分か らなくなり疑い迷ってしまう時があります。また人の評価を気にして、人間的な見方で自分 自身を計り、喜んだり悲しんだりしていませんか。現状はどうであれ、大事なのは神がもっ ておられる計画の中に生きることです。なぜならそれは永遠に続くからです。(エレミヤ29:11) 信仰生活には多くの戦いがあり、その中で私たちは迷ったり悩んだりしながら一歩一歩進ん で行きます。今の現状に留まるのではなく、何をしていけばよいか主に聞き聖霊に教えてい ただき、少しづつでもチャレンジしましょう。ヨハネのように主の前に行くことができない 環境ではないのですから。常に御前に出て御言葉から聞き、神の永遠の計画の中に導かれ歩 んでいきましょう。 (文責:秋山副牧師)


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