うなるES-335、テン・イヤーズ・アフター

The Essential Ten Years After

TEN YEARS AFTER(1991年発表)TOCP-3426

発売元 東芝EMI

曲目
ロックンロール・ミュージック・トゥ・ザ・ワールド(ロックンロール・ミュージック・トゥ・ザ・ワールドより)
チェンジ・ザ・ワールド(スペース・イン・タイムより)
アイム・ゴーイング・ホーム(ライヴ!より)
チュー・チュー・ママ(ロックンロール・ミュージック・トゥ・ザ・ワールドより)
トゥモロウ・アイル・ビー・アウト・オブ・タウン(ロックンロール・ミュージック・トゥ・ザ・ワールドより)
夜明けのない朝(夜明けのない朝より)
ミー・アンド・マイ・ベイビー(クリックル・ウッドグリーンより)
グッド・モーニング・リトルスクール・ガール(ライヴ!より)
ゴーイン・バック・トゥ・バーミンガム(ヴァイブレーションズより)
50000マイルズ・ビニース・マイ・ブレイン(クリックル・ウッドグリーンより)
スゥート・リトル・シックスティーン(ワットより)
アイム・カミング・オン(ワットより)
ラヴ・ライク・ア・マン(クリックル・ウッドグリーンより)
ロックン・ロール・ユー(スペース・イン・タイムより)


プロデュース             :クリス・ライト、テンイヤーズアフター
ギター、ボーカル           :アルヴィン・リー
ベース                :レオ・ライオンズ
ドラムス               :リック・リー
キーボード              :チック・チャーチル


テン・イヤーズ・アフターは早弾きギタリスト、アルヴィン・リー率いるR&Bのバンドです。結成は1966年で、1967年に「テン・イヤーズ・アフター」をリリースし、1968年の「インコンサート」でライヴを収録し、そのパワフルな即興演奏が評判となりました。
1969年のウッドストックではその卓越したギターテクニックにより「速弾き」のアルビィン・リーとしての名を確立し、「夜明けのない朝」でついに成功を勝ち取ります。活動は1974年までですが、1989年には再結成されています。
アルヴィン・リーと言えば、多くのロックファンはなんといってもウッドストックの「アイム・ゴーイング・ホーム」やワイト島ロックフェスティバルでの熱いギタープレイが記憶にあるところです。
70年代中期には多くのロックがポップス&バラード志向になりつつある中で、オーソドックスなR&Bを提供し続けた彼の精神は見事です。彼の音楽は本物志向で、ロックのルーツが感じられます。
彼の弾くギブソンES-335はジャズ向きのギターでわかるとおり、彼の音楽はオーソドックスなR&Bやブギとジャズ志向のギターです。
推薦曲は「アイム・カミング・オン」で、タイトでブルージーでなんともムードをもった曲です。
このアルバムは、ご覧のとおりのベスト盤で、手っ取り早く楽しみたい方にはお奨めです。