〜俺たちゃR&Bバンド〜
SmallFaces

There Are But Four Small Faces
(2001年発売.原盤1968年発売.VICP-61244)
発売元 ビクターエンタテインメント
日本語解説書 13ページ(歌詞、訳文付き)
曲目
イチクー・パーク
トーク・トゥー・ユー
アップ・ザ・ウドゥン・ヒルズ・トゥ・ベドフォードシャー
マイ・ウェイ・オブ・ギヴィング
アイム・オンリー・ドリーミング
アイ・フィール・マッチ・ベター
ティン・ソルジャー
ゲット・ユアセルフ・トゥゲザー
ショウ・ミー・ザ・ウェイ
ヒア・カムズ・ザ・ナイス
グリーン・サークルズ
ハヴ・ユー・エヴァー・シーン・ミー
アイ・キャント・メイク・イット
ジャスト・パッシング
エディーズ・ドリーミング
マッド・ジョン
ミー・ユー・アンド・アス・トウー
ユー・リアリー・ガット・ミー/ザ・モーメンツ
マネー、マネー/ザ・モーメンツ

13-19:ボーナストラック

ボーカル、ギター          :スティーヴ・マリオット
ベース               :ロニー・レイン
オルガン              :イアン・マクレガン
ドラムス              :ケニー・ジョーンズ


このアルバムは1968年に米国で発売された編集盤「ゼア・アー・バット・フォー・スモール・フェイセス」に、マリオットが昔いたザ・モーメンツの2曲やレア曲を追加したものです。その米国で発売された編集盤は、サードアルバムの「スモールフェイセス」とシングル盤をもとにしています。
スモール・フェイセスはスティーヴ・マリオットを中心としたバンドながら、曲作りはマリオットとロニー・レインの合作がほとんどで、このバンド自体はもともとロニー・レインが中心となって結成されました。
マリオットのハンブル・パイ時代のソウルフルなシャウトは、すでにスモール・フェイセス時代から始まっています。
彼らは1965年に「What'cha Gonna Do Abount It」でシングルデビューし「スモール・フェイセス」「フロム・ザ・ビギニング」「スモール・フェイセス」「オグデンス・ナット・ゴーン・フレイク」を発売しています。
曲そのものは、2・3分台のポップ志向の聴きやすいものがほとんどです。
彼らの本質はR&Bのロックンロールだと思うのですが、収録曲ではあまり感じられません。マネージャーやレコード会社主体の当時のポップ志向のシングル主体の売り方に左右されていたのかなと思われます。
このアルバムでのお薦めは「アイ・フィール・マッチ・ベター」です。
マリオットが脱退しハンブル・パイを結成したのは1969年で、その後フェイセスはジェフ・ベック・グループで活躍していたロッド・スチュワートとロン・ウッドが加入し、バンド名をフェイセスとして新たな出発をします。
フェイセスは、ロッドのソロ転向やロン・ウッドのストーンズ加入でバラバラになり解散。いっぽうスモール・フェイセスとしては1976年にマリオット、ケニー・ジョーンズ、マクレガンなどで再結成されるものの、2枚のアルバムをリリースしあえなく解散となっています。