〜ロビン・トロワーのプロコル・ハルム〜

プロコル・ハルム/ホーム

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PROCOL HARUM(1999年発売.原盤1970年発売)VSCD-2795(I)

製作    EnglandWESM535
発売元  ViViD Sound
英文解説書   3ページ
日本語解説書  4ページ(歌詞対訳付き) 

曲目
1.ウィスキー・トレイン
2.デッド・マンズ・ドリーム
3.スティル・ゼアル・ビー・モア
4.ナッシング・ザット・アイ・ディドゥント・ノウ
5.アバウト・トゥ・ダイ
6.バーンヤード・ストーリー
7.ピギー・ピッグ・ピッグ
8.捕鯨物語
9.ユア・オウン・チョイス
10.ロッキン・ウォーム・アップ/ゴー・ゴー・ゴー
11.デッド・マンズ・ドリーム
12.プロコル・ハヴ・ア・ラーフ(メンバーの会話)
13.スティル・ゼアル・ビー・モア(インストルメンタルテイク3)
14.アバウト・トゥ・ダイ(インストルメンタルテイク1&2)
15.バーンヤード・ストーリー(テイク4リミックス)
16.ピギー・ピッグ・ピッグ(テイク2リミックス)
17.ユア・オウン・チョイス(テイク14リミックス)
18.捕鯨物語(テイク2)

プロデュース               :クリス・トーマス
キーボード、ボーカル           :ゲイリー・ブルッカー
ギター                  :ロビン・トロワー
ドラムス                 :バリー・J・ウィルスン
ベース、オルガン             :クリス・コッピング
詩                    :キース・リード


プロコル・ハルムと聞いてまず思い浮かべるのはヒット曲「青い影」のように、彼らはブリティッシュ シンフォニーロックという呼び方をされ、R&B、クラシック、フォークを基調とした軽めのロックを演じています。
サウンド的にはダブルキーボードによるピアノとオルガンの響きからくるちょっぴり悲しい味わいが魅力です。
リーダーのゲイリー・ブルッカーが作曲を担当し、キース・リードが作詞といったように、彼らがプロコルハルムの中心を担っています。
また、パラマウンツからのメンバーであるロビン・トロワーも忘れてはならない存在で、この「ホーム」はロビン・トロワーのギターを強く押し出していて、他のアルバムよりはロビンのギターが堪能できます。
前作「ソルティ・ドッグ」リリース以後、キーボードのマシュー・フィシャーとベースのデイヴ・ナイツが脱退したものの、パラマウンツ時のベース担当だったクリス・コッピングが加入しベースとオルガン担当となり4人編成ながら今までのプロコル・ハルムのカラーを保持しながらも、よりR&B志向を強めています。
推薦曲は「アバウト・トゥ・ダイ」でズッシリしたベースが心地よく、ピアノ、オルガン、ギターのコンピネーションが絶妙です。
1999年に出た「ホーム...プラス」にはボーナストラックが8曲あり、「ロッキン・ウォーム・アップ/ゴー・ゴー・ゴー」ではロビン・トロワーのロックンロールモードのファズギターが展開し、「スティル・ゼアル・ビー・モア」では別テイクながらノンボーカルということもあり、ロビンのギターがばっちり堪能できます。
大物ラッシュ時の1972年にもプロコル・ハルムはテン・イヤーズ・アフターといっしょに来日し、ジョイントコンサートをしています。
1977年の「SOMETHING MAGIC」リリース後音沙汰がありませんでしたが、その後、リーダーのゲイリー・ブルッカーにより1991年に初期メンバーにより再結成され「The Prodigal Stranger」をリリース、1997年には復活ライヴが行われました。