| 〜初期ジェファーソンの熱演〜 JeffersonAirplane
 
 Live at the Fillmore East
 (1998年発売.BVCM-31019)
 
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            | 発売元  BMG 英文解説書   9ページ
 対訳付日本語解説書 7ページ
 
 曲目
 1.イントロ/サイケデリック・プーネイル
 2.おかしな車
 3.イッツ・ノー・シークレット
 4.ウォント・ユー・トライ/サタディ・アフタヌーン
 5.グリージー・ハート
 6.スター・トラック
 7.ワイルド・タイム
 8.ホワイト・ラビット
 9.シング
 10.トゥディ
 11.人生の裏側
 12.ファット・エンジェル
 13.ウォッチ・ハー・ライド
 14.クロージング・コメント
 15.あなただけを
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            | ピアノ、オルガン、リコーダー、ボーカル :グレース・スリック
 リズムギター、ボーカル         :ポール・カントナー
 リードギター、ボーカル         :ヨーマ・ラドウィク・カウコネン
 ベース                 :ジャック・キャサディ
 ドラムス                :スペンサー・ドライデン
 ギター、ボーカル            :マーティ・バリン
 
 
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            | 60年代後半から70年代前半にかけてのライヴ盤で多いのがフィルモアという名前のついたライヴアルバムです。 フィルモアは、ビル・グラハム(1991年にヘリコプター事故で他界)によって運営された劇場で、60年代後半から70年にかけてのロックムーヴメントの一大メッカでした。
 グラハムはロックファンにも馴染みのある人で、サンフランシスコにフィルモアオーディトリアム(後に移転しフィルモアウエストに改称)とウィンターランド、ニューヨークにフィルモアイーストを所有していた、ロック界のプロモーターとして有名な人物です。
 フィルモアウエストは1965年11月にグラハムがプロモーターとしてのギグが最初におこなわれ、いっぽうフィルモアイーストは1968年3月にオープンされました。このときは、ティム・バックレー、ジャニス・ジョプリンとビッグブラザー&ホールディングカンパニー、アルバート・キングという各界の大物が出演しています。
 その後、フィルモアはオールマン・ブラザーズバンドやクリーム、ジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリンなどのビッグネームも出演しているとおり、まさにロック文化の震源地として存在していました。
 ジェファーソン・エアプレインでは、ビル・グラハムも一時期マネージャーをしていたようで、ライナーによるとフィルモアイーストでは7回公演し、計34ものライヴをやったと記されています。
 ジェファーソン・エアプレインは、母体がフォークロックサウンドのゆったりめの隙間のあるサウンドと型にはまらない演奏が心地よく、肩肘張らないで聴けるバンドです。
 とくに粘っこいベースとグレース・スリックのボーカルが自分にとっては魅力です。
 アルバムでは既発の「フィルモアのジェファーソン・エアプレイン」が有名で、これは68年10月のフィルモアウエストと68年11月のフィルモアイーストの公演となっています。
 こちらの「ライヴ・アット・ザ・フィルモアイースト」は68年5月でエアプレインとしては初の公演となっています。
 
 
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