8月・・・
この時期になるとテレビなどで原爆特集が組まれたりする。
日本は唯一の”被爆国”である、と言われる。
はたして本当なのであろうか?
確かに”戦争被爆国”としては正しいのであろう。
しかし、原子爆弾・水素爆弾による核実験や劣化ウラン弾による被爆をしている国は
必ずしも少なくない…。
実際に広島や長崎では人が住むことができるが、
核実験の脅威にさらされている地域では、自分達の国であるにもかかわらず、
そこに住むことができず、外国へ避難している現実がある。
日本人はあたかも私達だけが悲惨な思いをした、と思いがちだが、
決してそうではないのである。
ただ、広島・長崎に落とされた原子爆弾によって、
非常にたくさんの命が奪われたことは事実である。
戦争(武力)によって平和な世界を…と言う人たちがいるが、
そのための犠牲者は何も知らない国民である。
その中で大きなものがこの広島・長崎の原爆だったのではないだろうか?
今では”ヒロシマ””ナガサキ””ヒバクシャ”という言葉は、
英語にもされているほど世界に広まってきている。
二度と悲しく悲惨な思いのないよう、
核兵器だけではなく、すべての武器が
この世界からなくなることを切に望む。