戦争…
人の命を、動物の命を、植物の命を、自然を、地球を、
すべてのものを破壊する戦争…
憎しみと悲しみを産み落とす戦争…
正義の名の下に行われる戦争…
何をもって正義と言うのだろうか
私は死にたくない、殺されたくはない
殺されるために生きているのではない
生きるために生きているのだ
だから人を殺したくもない
戦争は人を殺すためのもの
どんな正義を振りかざしても殺されるものにとってはただの詭弁
八月の青空に 今もこだまするのは 若き詩人の叫び 遠き被爆者の声 あなたに感じますか 手のひらのぬくもりが 人の悔し涙が いきつづける苦しみが 私の国と かの国の 人の生命(いのち)は同じ この青い大地の上に 同じ生を得たのに ヒロシマのある国で しなければならないことは ともる戦(いくさ)の火種を 消すことだろう かの南の国では 大国がのしかかり 寡黙な少年らが 重い銃に身を焼く 痩せた母の胸に 乳飲み子がのしかかり 裸足で裸のまま 逃げ惑う子どもたち 祖国の土を踏むことも 家族と暮らすことも 許されない戦争が なぜに今も起こる ヒロシマのある国で しなければならないことは ともる戦の火種を 消すことだろう |
(作詞・作曲:山本さとし「ヒロシマのある国で」) |