ドイツ擬似ED体験旅行
〜工場見学、博物館、アウトバーンドライブ、サーキット走行etc.〜
(ED:European Delivery 本国納車)

画像アルバムは以下にあります。
可能であればこのページの旅行サマリーとなじみのパーツショップSPEEDについてをご一読の後、
ご覧頂ければと思います。


*画像アルバムその1

*画像アルバムその2

*画像アルバム番外編

(容量の関係で拡大画像は全て表示できません。)


*画像アルバム番外編(SPEED新オフィス)

 (こちらは拡大画像あり。)

 

その他ご参考Link:

*ヨーロピアン・デリバリー(ED)のページ 

USテキサスの夫婦が新車のC230(W202)をEDで購入。本社で納車を受けた後、ヨーロッパでドライブ旅行を
して、車を発送した際の紀行文。

 

旅行サマリー:
9月10日(火)東京成田発 マレーシア クアラルンプールへ(クアラルンプール泊)
11日(水)クアラルンプール観光 夜クアラルンプール発 イギリス ロンドンへ
12日(木)ロンドン着 駐在時代の同僚訪問、買物(ロンドン泊)
13日(金)大観覧車ロンドン・アイ搭乗(インターネットで予約済のため待ち時間は10分程度だった) 
その後知人訪問(ロンドン泊)
14日(土)ロンドン発 空路ドイツ デュッセルドルフへ(インターネット予約の格安チケット7千円強)
空港でレンタカーを借りる(メルセデス ニューEクラス(W211)E220CDI 予約ではE240だったが
その時NAVIつきはCDIのみだったためCDIを選択 走行607Kmのほとんど新車)
デュッセルドルフ駐在の元同僚宅訪問 途中ホームセンターで工具などを物色 一緒に
アウトバーンを試運転(軽く220km/hに達する)20分ほどの走行でオランダ入国 10分程
滞在 元同僚宅で昼食を頂戴した後、単独でボン経由ニュルブルックリンクへ
(自販機で料金12ユーロを支払い1周だけ流す 本気の車が多く非常に恐し)その後
ルクセンブルクへ入国(飛びこみでルクセンブルク泊)

15日(日)ルクセンブルク発 ドイツ トリアーへ(ローマ時代の遺跡など軽く観光 その後
マンハイム郊外のホッケンハイムリンクへ(モータースポーツミュージアム見学)
その後シュタットガルトへ(飛びこみでシュトゥットガルト泊 後から考えると偶然だが
非常にいい場所に宿がとれた)

16日(月)ポルシェミュージアム見学(非常にコンパクト、ショップは思ったより色々なものが
そろっていた、Pあり) ダイムラークライスラー本社メインプラント、 
ジンデルフィンゲン工場見学(相当早めに行ってカスタマーセンター内でランチ、
施設内の大きなショップをチェック、施設の内外にPあり) (シュトゥットガルト泊)

17日(火)ダイムラークライスラー本社内メルセデス ミュージアム見学 日本語ブローシャ、及び
日本語解説音声機あり 規模が大きく入場無料で内容もすばらしい (工場の正門前に
Pありミュージアムにはそこから出発するバスに乗って行くことに決められている) 
その後メルセデスクラシックセンター見学(クラシックカーの展示がメイン 入場無料
Pあり) 更にダイムラーメモリアル見学 当時の工作室に当時の工具などが少々展示
されていた(入場無料 Pなし 路上駐車許可地域あり) 最後にダイムラーハウス見学
(入場無料 Pなし パーキングチケット地区あり 偶然ながら火曜日のみの一般公開)
古城街道を少し走った後、バーデンバーデンに移動するもホテルがどこも一杯で宿泊を
断念 有名なカラカラ浴場の温泉に入浴してマンハイムに移動 更にハイデルブルグに
移動して6時間の徘徊の末、0時過ぎにやっと空き部屋を見つける(ハイデルベルク泊)

18日(水)マンハイム郊外のカール・ベンツハウス訪問 中に入れて頂くが現在はベンツ基金の
事務所ということで日曜日のみ地下1階の展示室が公開されているとのこと 水曜だった
ので見学はできなかった (入場無料 Pなし MAX2時間までの駐車エリアあり)
次はベンツミュージアム見学(ダイムラーと合併する前のベンツ車が展示のメイン)
基本的に午後のみの開館となっているが、建物のシャッターが開いている部分があり、
クラシックカーのレストアー作業を行っていたので見学させて頂き、ついでに頼み
こんでミュージアムに入れて頂く 内容は一部の古い車以外はいまひとつ (なぜか
ここだけは3ユーロと有料 Pあり)その後古城街道を少し走った後、黒い森と呼ばれる
森林地帯を通りスイスのチューリッヒ近郊を経由してリヒテンシュタインに入国
首都ファドゥーツでパスポートに入国スタンプ(?)をもらう(有料(^^;;;) 
更にドイツに戻りアルペン街道を通りフュッセン近郊のホーヘンシュバンガウに移動
事前に予約しておいたホテルMULLERではノイシュバンシュタイン城が見える最上階の
角部屋があたった(ホーヘンシュバンガウ泊)

19日(木) ノイシュバンシュタイン城観光(事前にインターネット予約しておいたのでさほど待たずに
入城できた)その後有名なつり橋とホーヘンシュバンガウ城観光 更にロマンチック
街道を通りミュンヘン郊外のダッハウに移動しナチ時代の強制収容所跡を見学 見学後、
やはりミュンヘン郊外でミュンヘン空港に近いエルディング(地ビールが有名)の
ホテルに移動(丁度年に1度のオクトーバーフェストというビール祭り(?)と重なって
しまいこの週末はどのホテルも通常の3倍の価格 3倍出しても多くのホテルが満室だった
ため飛びこみはまずいと思い郊外のホテルを予約していた)
(ミュンヘン エルディング泊)

20日(金)ミュンヘン中心部(市庁舎など)観光 その後BMWミュージアム見学(施設は本社の隣) 
設備はメルセデスより新しく数多くのテレビモニターで映像を見ながら進む形式
残念ながら映像の内容は10年くらい前のまま更新されていないようでABSや
アクセルコントロール、ナビゲーションシステムなどの紹介ですでに目新しいものは
なかった また、会社の歴史や創設者の紹介などがほとんどなく残念 工場見学は1ヶ月
以上前の予約が必要と言うことを知っていたが、ミュンヘンでの予定がはっきりしていな
かったため予約していなかった ミュージアム入り口で前に並んでいた客が確認して
いたがずっと先まで満員との説明であった(入場料3ユーロ 有料P、2時間制限駐車エリア
あり)(ミュンヘン エルディング泊)

21日(土)ミュンヘン空港でレンタカーを返却(土曜日の9時半から土曜日の9時半で丁度1週間の
レンタル 最終日はホテルから空港の20分走行しただけだが総走行距離は2,505kmで
日本の端から端くらいの距離?) ミュンヘン発 空路ベルリンへ(インターネット
予約の格安チケット8千円強) おなじみのショップSPEED社長のUWEとPeterに出迎えて
頂く ちょっとだけオフィスを見せて頂いた後、ホテルへ送って頂く 夕方に
メルセデスセンター(特別に規模の大きな展示場で日本のトヨタアムラックスのような
所)見学 (ベルリン泊 ホテルは事前にSPEEDに手配頂いていた)

22日(日)1日ベルリン観光 (ベルリン泊)

23日(月)街中のオートショップに連れて行って頂き工具やアクセサリーを物色 SPEEDのなじみの
メルセデスディーラーに伺い、パーツのストックヤードやサービスヤード等の見学を
させて頂く SPEEDオフィスに伺いパーツや個人所有物の発送手配 昼過ぎにベルリン発
ボルグスブルグへ(鉄道:その後のハノファー、フランクフルトも含めて\6,000程度の
違いだったので全てファーストクラスを選択)(ボルグスブルグ泊 SPEEDで手配頂く)

24日(火)フォルクスワーゲンミュージアム見学(入場料3ユーロ Pあり) 車の数は多いが人は
がらがらで建物や施設も少々さびれた感じ その後本社に隣接する車のテーマパーク
Autostadt 見学(入場料14ユーロ Pあり) 残念ながら期待した内容とは異なり
工場見学以外は退屈であった Autostadt 入場時、その日の工場見学の予約が可能
工場はメルセデスより無人化が相当進んでいる印象 夕方、ボルグスブルグ発 
ハノファーへ 2時間程度の軽い観光の後、ハノファー発フランクフルトへ
(フランクフル泊)

25日(水)フランクフルト観光、みやげ買物(フランクフルト泊)

26日(木)フランクフルト発 クアラルンプール経由 東京成田へ

27日(金)クアラルンプール乗り換えの後東京成田到着 


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なじみのパーツショップ SPEEDについて:

SPEEDを訪ねた日本人客は私で3人目とのことです。確か以前GCCでご報告された方(K氏)と度々お仕事で
ベルリンに出張されるSONYの方(H氏)、そして私ということです。 
SPEED JAPAN(SJ)社長の小澤さん、柳沼さんは当然お仕事で行かれたと思います。)

まず出発前にいつも私のパーツを担当してくれているPeterが社長のUweの自宅とオフィスに程近いホテルを
2泊予約してくれました。またインターネットで予約したミュンヘン->ベルリン間の格安航空チケットの予約
確認までしてくれました。

ベルリン到着前日、ミュンヘンからPeterの携帯に電話を入れたところベルリン空港についたら後は
全てセットアップしてあるからまかせておけとのことで安心して出発。

Uweとは以前SJのオープニングで彼が来日した際、小澤さんご多忙で代理として夕食を接待させて頂いた
ことがあり、面識がありましたがPeterは1度写真を見ただけで面識ありませんでした。空港にはPeterだけ
ではなくUweも迎えに来て頂いたのですぐに会うことが出来ました。

Uweは昔から娘さん共々BMWフリークですが、空港で開口一番サプライズがあるといってついて行くと
ブリシルのメルセデスニューEクラスE220CDIアバンギャルドがとまっていました。 ニューEクラスは
見たことあるかと聞かれたので正直に今朝までレンタカーで乗っていたと言ってしまいましたが
ちょと悪かったかも知れませんね。でもレンタカーのクラシックとこのアバンギャルドは装備が雲泥の差で
ベルリン滞在中、ずっとPeterにこの車で案内頂き非常に快適でした。 誰の車か聞いてみるとなんでも
MBファンの私をBMで迎える訳にはゆかないということで馴染みのMBディーラーに頼んで試乗車を借りて
頂いたとのことでした。 Peterにはお休みにも関わらず土曜、日曜の終日、そして仕事中の月曜日半日と
ずっとアテンド頂き観光やカーショップなどを案内頂きました。

ちょっと脱線:
レンタカーのクラシック(C)とアバンギャルド(A)の違い: (オプション品などAだからというわけでは
ないと思いますが…)
Aは内装、ハンドル、シフトが革、ブラックウッド、パークトロニック付き、ヘッドライトがキセノン、
室内灯もAは洒落たものが付いている サンバイザーもAのみ延びるタイプ Aはさらにバイザーの蓋を
開けると照明が灯く(今までの照明と違い天井から照らされるのでまぶしくない)アルミホイール、
ヘッドライトウォシャー  でもレンタカーのCにはNAVIがあったので本当に助かりました。
どちらにも付いていましたが、リモコンでリアのトランクがパカッと開いてくれるのはとても便利でした。  


観光以外、車関係でご案内頂いたところ:
・最近できたと言うメルセデスの大規模展示場(日本のトヨタアムラックスのような場所)
 広大な施設にF1カーやDTMカー、現行の車、クラシックカー、アクセサリーなどが展示されている
 中古車の展示販売もあり(すでにAMGのニューSLの中古車もありました) 先日まではニューマイバッハも
 展示されていたそうですが、残念ながらその日は昔のマイバッハが展示されていて新しい物を見ることは
 出来ませんでした

・街のカー用品店
 工具やアクセサリーを見たいということで日本のオートバックスのようなお店に連れて行って頂き
 ました ケミカル類とハゼットの工具が安くてお買い得でした(と言ってもいつも輸入しているお店の方が
 安かったですが…) 知人が探していたオイルのリーク止め剤は\1,000くらいで日本の半額以下でしたが缶が
 結構大きくて運ぶのが大変そうなので知人には連絡しませんでした(^^;;;

 D&Wにも行ってみたいと思っていましたが、聞いてみると元々通販の会社なのでベルリンの3店はどこも
 小さな店舗で事務所のような感じなので面白くないと言われてやめました カタログが欲しい旨伝えると
 本来は有料な物ですがSPEEDのストックから最新のものを頂戴することができました

・SPEED馴染みのMBディーラー
 いつもSPEEDが仕入れているディーラーでUweやPeterのお友達の営業さんがおられます 彼は私の注文も
 度々処理したこともあるとのことで名前も覚えていてくれました 最後の日に車を返却しがてら訪問し
 パーツのストックヤードや整備施設を見学させていただきました カタログストック棚にも案内頂き
 欲しいものを全部頂戴しました(全部ドイツ語ですが…) 帰り際、アクセサリー(携帯をぶら下げる
 ストラップで8ユーロのVIP BANDという製品)を購入したいと申し出たところプレゼントですと言われて
 もらってしまいました こんなことは日本のディーラーで聞いたことないのでビックリです
 ドイツではディーラーでもAクラス、Cクラスから大きな車に関してもヘインズのような整備マニュアルが
 販売されていたのは驚きました(もちろんドイツ語です)
 更にPeterと地下鉄で帰ろうと話していたところ雨なのでタクシーを呼びますよということで手配頂き
 なんとタクシチケットまで頂戴してしまいました… 丁重にお礼を申し上げてタクシーに乗ると
 タクシーは旧Eクラス(W210) ドイツではタクシーの多くはメルセデスなので珍しくもなんともないの
 ですが、ドライバーに聞くと予約の際になんでもいいのでメルセデスのタクシー限定でと指定があったと
 言っていました 気持のいい心遣いに感謝です
 ドライバーさん曰くこの車は一番初期のW210でミションが滑りだしていて来週工場入りだとのこと
 走行距離を聞くとなんと44万キロオーバー… さすがですね


最後にあらかじめオーダーしておいたパーツと旅行で購入した土産や工具、身の回りの物の発送を
お願いしました。パーツは海外旅行者の別送品扱い(1つ1万円未満の製品はいくら購入しても免税/1万
以上の物は合計で20万円まで免税)としてのラベルを準備頂き無事全て免税扱いとなりました。

私はお土産に日本酒(大吟醸900mlでも紙パック(^^;;;)とガラス製のおちょこ*5個を持参しましたが、
各種カタログやカタログCDの他、ビールグラスなどを土産に頂きちょっと土産が足りなかったと後悔
しております。 

ちょっと脱線:
結構高価なCDや有用なカタログを頂戴しました。私がSPEEDに伺う1週間前、フランクフルトで大きな
カーパーツショウがあったそうでその際に入手した最新のビルシュタインのカタログ(本もCDも)や
FACOMの豪華カタログも頂戴しました。ニューEクラス用にKONIのように固さを可変設定できる
新製品も発表されたそうで目玉商品になりそうだと言うことです。1週間前ならパスを取り寄せて
ショーに連れて行ってやったのに… といわれてちょっと残念。


食事も全てお客様だから… とご馳走して頂いてしまったので最後の夜のディナーは
UWEとPeterに出させてくれと頼んでカードを切らせて頂きました。(UWE馴染みのギリシャ料理店でしたが、
担当のウェイターはなんと昼間はSPEEDで発送のバイトをしている若者でその場で私の荷物の梱包状態を
確認していました。そう言えばその前日に行ったイタリアンのオーナシェフはUWEの同級生だそうで同じ料理が
他のテーブルの2倍の山盛りでした。(^^))

私及び私の主催する整備クラブのメンバーでそれなりに多量のパーツを購入していると思いますのでそれなりに
いいお客さん(?)だとは思いますが、あまりにも手厚くもてなして頂いて心苦しい程でした。(^^)

実際にオフィスを見学してスタッフと話しをしてより信頼関係が増し、更に安心して購入できるように
なった気がします。Uwe、Peterともクラブのメンバーには本当によろしく伝えて欲しいとおっしゃって
いました。

今更ですが簡単にSPEEDの紹介をしておきますと
1980年 創業
1995年 現在オフィスのある場所に移動
2001年5月 オフィス増設 (以前のオフィスは住宅の中庭のようなところにありましたが、現在では
中庭に入る門の外、つまり以前のオフィスと同じ敷地で表通りに面した場所にオフィスを構えて
います。以前の場所はストックヤードと発送作業所になっています。) 5〜6人のデスクで一杯になり
そうな、それほど広いオフィスではありませんがこぎれいな感じのいいオフィスです。(壁には1年5ヶ月
前に送った私と産まれた日の娘の写真が貼ってありました。感動(^^))


スタッフ:

Uwe社長

おもに見積もり/注文のメール対応は
Peter、Christian、Danilo

その他に荷物の梱包と発送係りに3名のスタッフ
がいらっしゃいました。

Peterは28才、まだ車は持っていないそうです。理想の車はBMのZ3クーペだそうです。Christianも歳は
それくらい??(長髪(^^)) 一番最近入社されたDaniloはなんと22才とのことです。オフィスから
駅まで彼の車(フォードの小型車)で送って頂きましたがすごいカットビでした。(^^;;; いつかは
BMのツーリングワゴンが欲しいとのことでした。

2003年8月にオフィスがさらに広く表通りに面する場所に引越ししたそうです。(後日新オフィスの画像を追加
しました。)また残念ながらPeterは退職してしまいました。現在はギリシャ人の彼女と結婚してギリシャに
住んでいます。新たにDaniloが私の担当となりました。

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(27/Nov/2003 リリース   30/Jan/2005 更新)


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