2013
JANUARY | 「犬のジュース屋さんZ(ぞね) 6巻」(コミックス) |
作・おおひなたごう。 |
「カッコカワイイ宣言! 3巻」(コミックス) | 作・地獄のミサワ。 カッコいい男子と、カワイイ女子しか登場しない漫画。 センパイ後輩シリーズがやっぱり一番面白い 。 「センパイもっと俺に目をかけてくださーい!」 「すぐれないわー体調がすぐれないわー!」 アニメを観た後だと、読んでいても藤原さんと矢島さんの声にしか聞こえない。 |
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「勇者ヨシヒコと魔王の城」(DVDBOX) | 監督・福田雄一。 勇者「ヨシヒコ」、戦士「ダンジョー」、素人「ムラサキ」、魔法使い「メレブ」の冒険譚。 面白かった。 尺都合でカットされたシーンも面白い。 「メレブ」役のムロツヨシ氏、素だと普通にカッコ良かった。 監督も言っていたが、最終話のヨシヒコと仏の対面シーンは凄かった。 |
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FEBRUARY | 「テラフォーマーズ 1〜3巻」(コミックス) | 原作:貴家悠 作画:橘賢一。
見境無く人間を無く殺す火星のゴキブリ人と戦う、昆虫の能力を持つ改造人間戦士達の話。 「逆仮面ライダー」という感じの格闘マンガ。 2巻以降登場キャラが多く、特に主人公男子は似た顔が多くてよくわからない。 ゴキブリ人を「ガチムチ筋肉パンチパーマ」にしたのは潔くてよい。 |
DRAGON QUEST MONSTERS(画集) | 「ドラゴンクエスト」のモンスターデザイナー鳥山明氏のイラスト原画集。 シンプルでずんぐりむっくりした感じの「4」までの絵が良かった。 5以降はアニメ塗りになって、絵の温かみが無くなった印象。 いや、初期が良すぎなだけで、5以降も全然素晴らしいんですが。 |
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「マダガスカル3」(BD) | ドリームワークスPDI制作のフルCGアニメ映画。 動物園の仲良し4匹組が、 マダガスカル島から故郷ニューヨークを目指す、という話。 登場キャラが増えた分、「キングジュリアン」らマダガスカル島組の存在感が薄くなった。 4匹を追いかける女警部が、コミカルというより不気味。 スタッフロールでインドのCGスタジオが参加しているのに驚いた。 |
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MARCH | 「パラノーマン ブライス・ホローの謎」(映画) | 「コララインとボタンの魔女」と同じ、LAIKA制作の長編ストップモーションアニメ。
舞台は魔女狩りの歴史を持つ現代の田舎町。 死者の霊と会話する能力を持つ少年「ノーマン」が 魔女の呪いで蘇った7体のゾンビ達を開放する話。 オールナイトの3D上映で観た。 面白かった。 ストーリー展開もテンポが良く、娯楽作品としてしっかり出来ている。 キャラデザインはクセがあるので、好みが分かれるところ。 キャラが良く動く。表情変化はCGと間違えるほど豊か。 これを1コマづつ撮影しているかと思うと気が遠くなる。 差し替え用の表情は一度CGで作成してから、3Dプリンタで作成したとか。 そこまでして人形アニメにこだわる姿勢と、職人技に感動。 プログラムで真賀里文子さんが「日本でも長編を作らせてください」とのコメントがあった。 海外に負けないような作品を、もっと日本でも作ってほしいものです。 |
APRIL | 「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」(BDBOX) | 監督・福田雄一。 勇者「ヨシヒコ」達が魔王を倒してから100年後。 魔物封印の鍵を探すため、「仏(ほとけ)」の力で蘇った勇者達の冒険譚。 前作ほどの新鮮さは無かったが、面白かった。 井戸のおばけの歌、ヨシヒコ用に作ったネタじゃなかったのか。 宮崎吐夢さん、あの外人声じゃないと気付きにくい。 大竹まことさん、いつもツッコミ役なので1人だけだと辛そう。 前作に比べて本作は「ルーラ」とか日常会話に出るくらい、ドラクエ要素が濃くなっていた。 特典映像の天婦羅と蕎麦が美味しそうだった。旅行に行きたくなった。 |
「シュガー・ラッシュ」(映画) | 舞台はTVゲームの中の世界。 レトロゲーム「フィックス・イット・フェリックス」 の大男キャラクター「ラルフ」が、 悪役からヒーローになるための「メダル」を求めて他のゲーム世界に入り込む、という話。 2D日本語版を鑑賞。 面白かった。 「ラルフ」の声、山寺さんだと演技が上手すぎて、逆に個性が弱く感じた。 「ヴァネロペ」役の声優さん、とても良かった。 「パックマン」や「グズタ(クライド)」が手足の無い、 ゲームのままの姿での出演だったのがちょっと残念。 海外では「グズタ」はモンスターのリーダー格で、好戦的なキャラになっている。 TVアニメのキャラ設定の影響なんだとか。 「タッパー」のバーテンダーがしっかりした役をもらって出ていたのが嬉しい。 「タッパー」好きだったんで。 ゲームっぽいキャラのモーションも見ていて小気味良い。 同時上映の「紙ひこうき」は2Dと3Dの中間っぽい映像。 どういう技術か気になってたが、どうやら2Dモーフィングを使っているらしい。 主人公の青年がココリコの田中直樹氏ににていた。 |
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MAY | 「茶の味」(DVD) | 監督・石井克人。 田舎に暮らす一家の日常を描く映画。 ゆったりした時間が流れる生活。癒されました。 |
「ハクメイとミコチ 1巻」(コミックス) | 作・樫木祐人。 森で暮らす二人の小人の女の子の話。 絵が上手い。 市場で買い物する話が良かった。背景が九龍城砦っぽいトコとか。 |
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「カンフーパンダ2」(BD) | ドリームワークスのフルCGアニメ映画。 「龍の戦士」となったジャイアントパンダが新たな敵「シェン大老」率いる狼盗賊団と戦う話。 前半は単調でよくあるただの続編、という感じだったが、 一度逃げた「ポー」が再登場する場面はものすごくカッコ良かった。 |
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JUNE | 「テラフォーマーズ 4巻」(コミックス) | 原作:貴家悠 作画:橘賢一。 見境無く人間を無く殺す火星のゴキブリ人と戦う、昆虫の能力を持つ改造人間戦士達の話。 特殊主能力が昆虫限定から動物全般に。 JOJOのスタンド能力みたいに「何でもあり」になりそう。 |
「罪と罰 4巻」(コミックス) | 作・漫★画太郎 ドストエフスキーの小説を漫画化。 完結。 「マヨ」のキャラ変わりすぎ。 コマごとにキャラの顔や体はコロコロ変わるし、背景が日本になったり、何でもあり。 |
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「ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ 」(文庫本) | 制作裏話が興味深かった。 | |
JULY | 「テルマエ・ロマエ 6巻」(コミックス) | 作・ヤマザキマリ。 古代ローマの浴場設計技師「ルシウス」が主人公。 「時空を超えて現代日本に到着→風呂文化に感動→ローマに帰ってそれを再現する」が基本パターン。 完結。最後は普通にハッピーエンド。爺ちゃんのコネクション凄すぎ。 |
「モンスター・ホテル」(BD) | フル3DCGアニメの長編映画。 ドラキュラが経営するモンスター用ホテルが舞台のドタバタ劇。 ソニーピクチャーズアニメーション制作。 キャラがよく動いてクオリティ高く、面白かった。 ソニーピクチャーズアニメーションは、3DCGで2Dアニメっぽく動かすことにこだわっていて良い。 父子家庭で一人娘を溺愛相するドラキュラという設定は、手塚治虫先生の「ドン・ドラキュラ」まんま。 ヒロインがしゃくれ気味なのが残念。 |
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「ステファン 宇宙に行く」(DVD) | 監督・内藤まろ。 ロボットだけが住むオイル不足の世界。 オイル発掘のため宇宙に飛び出す少年ロボット「ステファン」の冒険譚。 1話数分の短編人形アニメ。全13話。 金属の質感がいい感じ。 子供向け作品のためか、下ネタの幼稚なギャグが多かった。 |
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「目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1巻」(コミックス) | 作・おおひなたごう。 料理の「食べ方」に異常にこだわる男「二郎」が 他人の料理の食べ方に納得できず悩みまくるグルメ漫画。 「目玉焼き」のネタはこれまでのおおひなた作品でもちょいちょい使われていたが、 まさか1タイトルにまでなってしまうとは。 どのくらい食べ物ネタが続くか心配。 カレーのルーとライスが分離するくらいで、そんなに悩む必要は無いと思うが。 「ドリル園児」のキャラと被ってる気が。「ツジツマン」→「近藤さん」、「アゲハ先生」→「みふゆ」 |
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「ひきだしにテラリウム」(コミックス) | 作・九井諒子。
WEB連載していたショートショート短篇集。 「すごいお金持ち」」・・・一番好きだった。ゆるい感じの絵が。 他に好きだったのは「代理裁判」 「春陽」「遠き理想郷」「夢のある話」。 |
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AUGUST |
「friends もののけ島のナキ」(BD) |
監督・山崎貴 八木竜一。 フル3DCG長編映画。 もののけ島に取り残された人間の子供「コタケ」と、面倒見役ももののけ「ナキ」、「グンジョー」の話。 日本のフル3D長編アニメ。制作は「白組」。 クオリティ高し。 「泣いた赤鬼」が原案なのでストーリーはシンプル。 脇役のもののけまでちゃんとデザインされている。 こういうこってり描かれたテクスチャのCGアニメってあまり他に無いので新鮮だった。 背景をジオラマで作ってCGと合成、というテクニックも斬新だった。 主役の香取慎吾氏の声の演技はプロ声優と間違うくらい上手かった。 狐もののけ役のYOUさんは、何喋ってるのかよく分からなかった。 侍の声が、鷹の爪団の吉田くんの声(FROGMAN氏)だった。この起用は面白い。 最後のグンジョーのカットは無い方が良かったかも。 |
「風立ちぬ」(映画) | 宮崎駿監督最後の長編アニメ映画。 ゼロ戦設計者の堀越二郎の伝記に、堀辰雄の小説をミックスした話。 面白かった。 恋愛シーンだけ浮世離れして見えるせいか、「恋愛シーン要らない」と思ってしまう。 夜のドイツの街を同僚と2人で散歩するシーンが良い雰囲気。 声優さんは皆上手かった。庵野さんの声も気にならなかった。 サバ味噌定食などの食事シーンより、ベランダで吸う煙草が一番美味しそうだった。 |
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「あかい他人(全)」(コミックス) | 作・山川直人。 1話数ページのショートストーリー集。 デビュー後2つ目の連載作品の再刊。 「死者のとなり」が深かった。 |
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SEPTEMBER | 「パシフィック・リム」(映画) | 監督・ギレルモ・デル・トロ。
海底から出現する「怪獣」に対して、人類が人型の兵器「イェーガー」で戦う話。 怪獣映画としてはちょっと物足りない印象。 海での戦いだとどうしてもCGっぽさが出てしまう。 もっと明るい地上の戦闘を見たかった。 主人公と「マコ」の人間ドラマ部分、後半はほったらかしな印象。 同時期公開の『オーガストウォーズ』の方を観れば良かったかもと少し後悔。 |
「のろい屋しまい ヨヨとネネ 下」(コミックス) | 作・ひらりん。 「呪い屋」を営む魔法使い姉妹が主役のファンタジーコメディー。前作より12年前の話。 この漫画はとにかく女性が皆強すぎる。 また続編あるかも。ニルスがカエルになるところや機の国の話を描いてほしい。 |
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OCTOBER | 「めしばな刑事 タチバナ」(TV) |
グルメ系漫画が原作のTVドラマ。 |
「血潜り林檎と金魚鉢男 1〜3巻」(コミックス) | 作画・阿部洋一。 雨上がりに出没し、人間の血を吸って金魚に変えてしまう「金魚鉢男」。 被害者体内の「金魚毒」と戦う「血潜り」見習いの少女「林檎」が主人公。 面白かった。 「スク水姿で血液の中に入って、金魚すくいをする」 という発想がすごい。 「苺先輩」のテキトーさが良い。足のギプスが左右コロコロ変わる部分も含めて。 2巻収録の短編「河童の食卓」の嫁がかわいい。 |
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「アステロイド・マイナーズ 2巻」(コミックス) | 作・あさりよしとお。 宇宙がテーマのオムニバスストーリー。 世代交代っぽい展開に。 「SFアニメのような宇宙戦闘機を、もし実際作ったら・・・」という、 「空想科学なんちゃら」のようなネタが面白い。 |
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「ナムコクラシックアンソロジー」(コミックス) | 古き良きナムコのクラシックゲームのアンソロジー漫画集。 ワギャンランドの話がベタで面白かった。 「作者の思い出のゲーム」系の話はつまらなかった。 タイトー、セガ、コナミ、カプコンなど、他メーカーの本も出して欲しい。 |
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「CAT SHIT ONE」(BD) | 原作・小林源文 動物たちが殺しあう戦争コミックを、フル3DCGで映画化。 クオリティ高い。 モーションキャプチャがベースなので、動きがちょっと着ぐるみっぽく見える。 |
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「シャアの日常 1巻」(コミックス) | 作画・南北 機動戦士ガンダムの「シャア」が記憶喪失になって現代日本で生活する、というギャグ漫画。 微妙だった。 シャアが安アパート暮しをする、という設定で出オチ。 毎話カルチャーショックネタを繰り返す漫画かと思っていたが、違った。 絵がキレイな、ドタバタ系ギャグ漫画だった。 天然キャラの妹「セイラ」まで出てきて、シャアの立ち位置が異分子なのか、よくわからなくなってきた。 |
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「出落ちガール 鈴木小波短編集」(コミックス) | 作・鈴木小波 作者曰く「一発ネタ」系の短篇集。 「お葬式フェア」 ・・・ラストが怖かった。 「ヒトミとゴクー」 ・・・普通にいい話。 「万引きGガール」 ・・・ジャージ姿がかわいかった。 画風から少女漫画系かと思いきや、バリバリ少年漫画家さんでした。 |
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「少女奇談まこら 完全版 4巻」(コミックス) | 作画・阿部洋一。 人間と妖怪皇の子「まこら」が、 3匹の妖怪をお供に、両親を探して旅をする話。 3匹のお供は「ちゃんちゃんこ」「一反木綿」「ぬり壁」だったのか。 お供の名前が未だに憶えられない。お互い名前で呼び合わないからなぁ。 |
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「カッコカワイイ宣言! 4巻」(コミックス) | 作・地獄のミサワ。 カッコいい男子と、カワイイ女子しか登場しない漫画。 「か」たぎり「お」とめで「かお」ちゃんだったのか。 センパイと後輩シリーズがもう見れなくなるのはちょっと寂しい。 「かさじぞう」・・・ここまでおじいさんをウザく描けるのはこの人しかいない。 |
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NOVEMBER | 「エリア51 3〜6巻」(コミックス) | 作・久正人。 人外の住む地下の町「エリア51」が舞台。 人間の女探偵「マッコイ」が主人公のアクション漫画。 「斉天大聖」がカッコイイ。 「オーディン」が暴走して主君クラスの神々が拉致された所で、失踪していたゼウス登場! ワクワク。 |
「8月のソーダ水」(コミックス) | 作・コマツシンヤ。
架空の町「翠曜岬」に祖母と住む少女「海辺リサ」の不思議な日常を描く。 前作短編集の「遠い海の記憶」に近い雰囲気で好きです。 マボロシが見える「まどろみ島」に電車で行く話「まぼろしの街」と、 月が大接近して海面上昇する「海迎えの日」が良かった。 |
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「サカサマのパテマ」(映画) | 監督・吉浦康裕。
長編アニメ。 重力が上下サカサマな2つの世界にすむ少年と少女の話。 面白かった。 廃墟っぽい世界観とキャラデザインがいい感じ。 状況によって重力がコロコロ変わるので、理解しながら観ないと混乱する。 序盤で「パテマ」と「エイジ」が掴まって逃げるシーンの浮遊感が爽快で良かった。 世界の謎の部分が、初見だと分かり辛かった。パンフレットを読んでやっと理解した。 悪役の独裁者が最初から最後まで小者っぽかったのが残念。 |
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「小惑星に挑む」(コミックス) | 作・あさり よしとお。
異星文明調査の宇宙人コンビが、偶然出会った「地球の小惑星探査機」を解説する話。 大人版まんがサイエンス、といった感じ。 「はやぶさ」と一言も出さない部分に「これは便乗漫画ではない!」という作者の強い意志を感じた。 |
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DECEMBER | 「漫喫漫玉日記 深夜便」(コミックス) | 作・桜玉吉。 鬱病リハビリ中の作者が、漫画喫茶で描いた随筆漫画の短編集。 「忘れる草」が面白かった。 最初が3・11の話のせいか、後半ちょっとネタ切れっぽく感じた。 |
「エリア51 7巻」(コミックス) | 作・久正人。 人外の住む地下の町「エリア51」が舞台。 人間の女探偵「マッコイ」が主人公のアクション漫画。 「斉天大聖」がカッコイイ。 猿神の「ハヌマーン」、蛇に殺されていたのか・・・ |
2013年映画BEST5/5
第1位・・・ | 「シュガー・ラッシュ」 |
第2位・・・ | 「パラノーマン ブライス・ホローの謎」 |
第3位・・・ | 「サカサマのパテマ」 |
第4位・・・ | 「風立ちぬ」 |
第5位・・・ | 「パシフィック・リム」 |