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2006

JANUARY 「マダガスカル」(DVD)

ドリームワークスPDI制作のフルCGアニメ映画。
ニューヨークの動物園の仲良し4匹組が、
ひょんなことから
南国の島マダガスカルに漂着してしまう、という話。

ペンギンたちは主役になるより、たまに登場してチャチャを入れてる方が面白い。
特典映像のキャラデザインのイラストが良かった。画集欲しい。

「本秀康の描く4ページ」(コミックス) 作・本秀康
主に「クイック・ジャパン」誌に掲載した4ページ漫画集。

カワイイ絵にブラックな内容。面白い。
お気に入りは、犬に食われて天国へ行く話と
孤児院へ帰郷する話、 「トゲタン」「ヌメヌメ君」。
「トゲタン」は後味の悪さが最高。
「特殊能力アビルEXTRA」(コミックス) 作・おおひなたごう

有名人を使った一発ネタ漫画が面白い。
「元ちとせのマークを考える」 とか。
今の「アビル」も面白いけど、たまに
一発ネタ漫画も描いて欲しい。
  「バカポジティブ」(人生エッセイ集) 関根勤
人間関係の基本から子育て論、オスとしてどう生きるかなど、
いろんなことを教えてくれます 。

お勧めです。

関根さんの生き方を皆さんも見習いましょう。
「無限の住人 1巻」(コミックス)

「無限の住人 1巻」(コミックス)

作・沙村広明
無限の命を持つ素浪人が主人公の時代劇漫画。

「不老不死の主人公」という掟破りな設定

内容は明るくさっぱりしていて面白かった。

FEBRUARY 「みんなのいえ」(TV映画) 監督・三谷幸喜
マイホームを建てる新婚カップルが
デザイナー(芸術家)と大工(職人)との板ばさみになるコメディー映画。

面白かった。
前作「ラジオの時間」に比べると笑いの要素が弱くなった気がする。
ココリコ田中いい演技してる。
田中邦衛演じる棟梁がカッコイイ。
  「幻想世界への旅」(文庫コミックス) 水木しげるの短編集。

夢オチ多し。

「河童膏」・・・純心な河童をだまして殺し、高価な河童の皿を採る成功者と
非道になりきれず落伍者になる主人公との対比がシビア。考えさせられる話。

「いぼ」・・・額に飼っている「いぼ」をカンニングに使って出世する少年の話。
主人公「いぼよ答えを見てまいれ」 
イボ「あいよ」 
このやりとりが最高。

「よみのくに」・・・飢えた村を救うために黄泉の国へ「米」を探しに行く双子の話。
水木先生の話はファンタジーだと改めて再認識できる作品。
  「汝、神になれ鬼になれ」(文庫コミックス) 諸星大二郎の短編集。
伝奇的な話が多かった。

「夢みる機械」・・・一番好きだった。
「生首事件」・・・生首を水槽で飼うシュールな話。
  「マザー・コスモス」(コミックス)

作・杉山実
古代文明の遺跡発掘屋の少年「サトル」が
生き物機械「オオカミ」と冒険するSF漫画。

面白かった。
ストーリーは王道の熱血ロボット系。
世界観と登場する「生き物機械」たちがユニーク。
大亀裂で登場する巨大な「ブリッジマン」がいい。
「母性愛発電所」って発想が
スゴイ。

  「Tim Burton's Corpse Bride An Invitation To The Wedding」(洋書) ティム・バートン監督の人形アニメ映画「コープス・ブライド」のメイキング本。

写真が大きくて資料性の高い良い本。
文章は分からなくても、絵や写真だけで十分楽しめる。
  「ワンダと巨像 古えの地綺譚」(ゲーム攻略&設定本) PS2のゲーム「ワンダと巨像」の攻略本。

ボツになった巨像の画面写真が面白かった。
イノシシ型やクモ型、フェニックスで遊んでみたい。
もう一つのエンディング案も見てみたい。
MARCH 「罪と罰」(文庫コミックス) 作・手塚治虫
ドストエフスキーの小説を漫画化。
初期の漫画 「珍アラビアンナイト」「レモン・キッド」も収録。

「珍アラビアンナイト」はトムとジェリーの影響が濃いドタバタ劇。
アニメっぽい漫画。
  「ワイルドマウンテン・3巻」(コミックス) 作・本秀康
主人公は
東京都中野区ワイルドマウンテン町 町長「菅菅彦(スガ スガヒコ)」。  

本厚木がいい奴。どう生まれ変わるかが楽しみ。
スガが一番腹黒いのかも。
U星人たちのくだりの構成が見事。
全ての辻褄がぴったり合うのが心地よい。 ちゃんと小柳くんが急所をはずしてるし。
  「コープスブライド」(DVD) ティム・バートン原作、監督の人形長編アニメ。
気の小さい青年が森の中で結婚式の練習中に、
うっかり死体の花嫁に結婚の申し込みをしてしまう話。

ダニー・エルフマン演じる「ボーンジャングルズ」がカッコいい。
メイキング映像が面白かった。
人形の耳の穴からレンチで顔の中のギアを操作して表情を作ってました。
バートン監督、ぽっちゃりしてました。幸せ太り?
  「悪魔くん(全)」(コミックス) 作・水木しげる
召喚した悪魔の力で世界を統一して平和な国を作ろうとする少年の話。  

内容は悪魔「メフィスト」による妖怪退治。
主人公の通称「悪魔くん」は全く活躍せず。話が進む度にみるみる影が薄くなっていく。
TVで実写ドラマになった頃にリライトされた作品らしく、悪魔くんが男前。
レギュラー妖怪の「百目」の子がかわいい。

最終回、突然登場したメフィストの仲間の「魔女」が何故か大活躍。
メフィストを操るための「ソロモンの笛」を悪魔くんから取りあげてしまう。
悪魔くん「これで僕普通の子になっちゃったよ。でもまぁいいや。」。
え〜それで終わり!?世界統一の夢は?
このあっさりすぎるラストも水木師匠ならでは。
  「鬼太郎のお化け旅行」(文庫コミックス) 作・水木しげる
鬼太郎、目玉の親父、ねずみ男、一反もめん、砂かけ婆、ぬりかべ、子泣き爺の7人が
世界の妖怪退治の旅をする話 。  

海外妖怪はどうも品性とスター性に欠けるなぁ。ましなヤツはベアード くらいか。
おなじみの人魂の天婦羅、相変わらずうまそうだった。
APRIL 「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(映画) シリーズ第4弾。初の長編映画化。
監督はック・パークスティーブ・ボックス
ウサギ退治屋ウォレスと犬のグルミットのコンビが
巨大ウサギ男を相手に奮闘する話。

面白かった。
アップテンポで話が進むので長編でもダレずに観れました。
最近の作品はやたらキャラクターの質感がツヤツヤしていたが
今作は粘土っぽくていていい感じ。
キャラデザインに統一感が無いのはちょっと気になった。
1度観ただけでは気付かないような細かいネタが随所に盛り込まれている。
  「プルートウ3巻」(コミックス) 作・浦沢直樹
鉄腕アトムの「地上最大のロボット」をベースにした、近未来ロボット漫画。

いよいよ「プルートウ」や「ボラー」が登場し始めた。
ロボット差別主義者たちも出てきて、
「ロボットVSロボット」に「人間VSロボット」の 要素も加わった。
あまりドロドロしない展開を期待したい。
  「新世紀エヴァンゲリオンVol.10」(コミックス) 作・貞本義行

アスカやトウジ、ケンスケら明るいキャラが退場したせいか、
暗い話が続いていて、ちょっとキツい。
アニメとは違うエピソードをもっとお願いしたい。
  「チェコアニメ映画祭2006 Aプログラム」(映画) チェコの短編アニメーション作品集。

Media/メディア
Kavarna/カフェ
At Zije mys/ネズミ、万歳!
Houslovy koncert/バイオリン・コンサート
Pomsta/復讐
Psi pohadka/犬と妖精の話
Konec krychle/エンド・オブ・ザ・キューブ
Jsouc narece mlynar jeden./ある粉屋の話
Maly tygr/ちびトラちゃん
Jak Kasparek a Honza zachranili korunu/カシュパーレックとホンザ 盗まれた王冠


全体的にブラックな内容が多い。

「ある粉屋の話」・・・救いようの無い話。観るとかなりヘコみます。
絵はシュワンクマイエル監督の奥さん。

「犬と妖精の話」・・・1番良かった。
犬のヴォジーシェクがかわいくて癒されます。
  「水鏡綺譚」(コミックス) 作・近藤よう子
立派な人間になるため修行中の少年「ワタル」が
ひょんな事から知り合った少女「鏡子」と旅をする時代劇。

妖怪退治もの。絵があっさりしいて読みやすい。
平安時代系は好きなので面白かった。
純情なワタルと無邪気な鏡子のコンビが好感が持てた。
ボーイミーツガールな感じ。

あとがきの作者コメントの
「連載打ち切りになった後に 続きを描かせてくれる雑誌をさがしたけど、
そんな奇特な出版社は無かった」・・・・セツナイ。
  「鬼太郎夜話」(文庫コミックス) 作・水木しげる
鬼太郎が人間社会で生活していた頃の話。

突然登場する「ニセ鬼太郎」や、コロコロ変わる絵柄、
意味ありげに登場して、結局話と関係ない「狼人間」と「ガマ令嬢」など、
ツッコミ所が満載です。
漫画の定石に全くとらわれない自由人水木師匠。さすがです。
  「チェコアニメ映画祭2006 Bプログラム」(映画) チェコの短編アニメーション作品集。

Repete/反復 
Reci, reci, reci /ことば、ことば、ことば
Az na veky /永遠に…
Etuda z alba/夫婦生活
Kirzovka/クロスワード
40 dedecku/おじいさんは40人
Tulacka pohadka/宿なしルンペンくんの話
Symbioza/共存
Rikadla/わらべ歌
Tylinek /カバのティリーネック
Rikani o vile Amalce/アマールカ 森番をやっつけた日


切り紙アニメ「カバのティリーネック」が良かった。
コロコロ表情が変わるティリーネックが最高。

かわいくて強い妖精「アマールカ」も良い。
  「マトリックス・リローデッド」(TV映画) 仮想現実世界が舞台のSF映画。

面白く無かった。話がよく分からない。
ハイウェイ でのアクションがやたら長くて、観ながら何度も眠ってしまった。
MAY 「失踪日記」(コミックス) 作・吾妻ひでお
漫画が描けなくなって失踪した作者のホームレス生活や、
ガテン系仕事体験、アル中闘病記などを描いた実話漫画。

いかに漫画家が精神的にキツい職業かが分かる。
ホームレス編でのセリフ
「早寝早起き、晴耕雨読、快食快便、ホームレスの方が健康的な生活だった」が印象的。
ガテン編でのセリフ「世の中キ○ガイだらけだ」・・・。
アル中編で、警察に見つかり家に戻ってからのセリフ
「タクシーってどうやって乗るんだっけ」がリアル。

失踪した本人より、失踪された家族の方が悲惨だと思う。
その部分は描かれていないが。
  「万祝(まいわい)5巻」(コミックス) 作・望月峯太郎

カトーとトビミズチとの間に因縁が。
久しぶりに1巻から読み直してみると、カトーは結構軽いキャラだったと再認識。
  「リラックマ生活」(キャラクター絵本) 作・コンドウアキ

癒されると聞いて借りてみた。
1ページごとに、リラックマがユルい一言を言ってくれます。
頑張りすぎてる人には良いかもしれないけど、
普通の人がこんなコト言われ続けたら、ダメ人間にまっしぐら。
  「京極夏彦が選ぶ!水木しげる未収録短編集」(文庫コミックス) 作・水木しげる
単行本未収録の短編集。

貸本劇画「おんぼろ小僧一番槍」・・・全く水木先生っぽくない時代劇漫画。

「てんぎゃん」・・・全く水木先生っぽくない南方熊楠伝漫画。

チャラチャラした若者を憂うエッセイは、戦争体験者で自由人、水木先生ならではの貴重なお言葉。
「アシスタントは僕を机に縛り付けるために必要」←名言。
  「弟」(コミックス) 作・吉田戦車
ファミ通などに掲載されたゲ−ム漫画集。

鮫島さんと作者のコンビがいい。
ドリームキャストを「ドリャス」と縮めるセンスが神 。
  「親子ねずみの不思議な旅」(DVD) サンリオが海外スタッフと組んで制作した長編アニメ映画。
オモチャのネジ巻き親子ネズミが、オモチャ屋を飛び出して旅する話。

ずっとDVD化を待っていたアニメ。
絵本がそのまま動くような感覚。
バタくさくない素朴なキャラデザインが好み。
作画はちょっとバラつきあり。
ジャズ調の音楽も良い。サントラが欲しい。
声優陣も皆素晴らしい。
特にマニー役の財津一郎。
英語版の音声も収録してほしかった。
  「チリンの鈴」(DVD) サンリオが制作したアニメ映画。
原作はやなせ・たかし
母羊を狼の「ウオー」に殺された子羊「チリン」の話。

ずっとDVD化を待っていたアニメ。
アニメーションのクオリティ高い。
ラストは何度観てもウルっときます。
同時収録の「ちいさなジャンボ」「バラの花とジョー」も名作。
「やさしいライオン」といい、やなせ童話は「死」の要素が盛り込まれていて深い。

フラッシュ版もあります。狼の「ウオー」役はやなせ先生ご自身。
  「ファンタスティック・サイレント」(絵本) 絵と文・(ディー)
ぬいぐるみのようなクマとウサギのコンビのショートストーリー2編。
T・・・2人が拾った眼鏡の中の不条理な世界に吸い込まれる話。
U・・・病気で寝たきりのクマが見た夢の話。

Uが衝撃的。
街をパレードするクマの幸せそうな笑顔がラストのカットに効いてます。
漫☆画太郎先生が絵本を描いたらこんな感じになるのかも。
JUNE 「がんばれ!!タブチくん!!阪神死闘篇」(文庫コミックス) 作・いしいひさいち
4コマ野球漫画。

絵がまだ安定してない頃の作品。初期のタブチくんは変な顔

他の登場人物のデフォルメ度も今ほどキツくはない。

野球の話よりもミヨ子夫人との話の方が味があって好きだ。
  「説経 小栗判官」(文庫コミックス) 作・近藤ようこ
説経を元にした平安時代漫画。
毘沙門天の加護を受けて生まれた「常陸小栗」が、
「照手姫」との結婚に反対されて毒殺され・・・という話。
  「御緩(おゆるり)漫玉日記 1巻〜2巻」(コミックス) 作・桜玉吉
思いつくままに描かれた日記漫画。

家を買うためにローンを組んだり、やる気の無いコンビニ店員に腹を立てたりなど、
普通に誰もが経験する日常生活が、
この人が描くと面白い漫画になっているから不思議。

「よん様の誘惑」は衝撃的。

O村(この漫画では種村)ネタが1番ウケた。
「かつ彦」ハンコのデザインはスゴい。
  「妖霊星 身毒丸の物語」(コミックス) 作・近藤ようこ
説経「しんとく丸」を元にした平安時代漫画。
長者の娘「乙姫」が、自分を受け入れない「身毒丸」に 呪い釘を打つ・・・という話。

前に読んだ「水鏡綺譚」にも似たエピソードがあったけど、
あれも
「しんとく丸」が元になってるのかも。
  「ぜんまいざむらい」(TVアニメ) NHK教育で朝やっている5分くらいのアニメ。
チョンマゲがゼンマイになっている少年侍が主人公。

日本版「パラッパラッパー」という印象。
普段は冴えない主人公に、頼りない相棒、
マドンナ的ヒロイン、金持ちの恋敵・・・
最後は得意技で逆転勝利、というのがお決まりの展開。

スタッフロールで「ガンバの冒険」の椛島義夫氏の名が。
ガンバ役の野沢雅子さんもオババ役で出ています。
JULY 「よつばと!1〜5巻」(コミックス) 作・あずまきよひこ
元気な女の子「よつば」の日常生活を描くほのぼの漫画。

美男美女と善人しか登場しない。

事件らしい事件も起こらない日常系
漫画。
好きなキャラは「ジャンボ」と「みうら」。
  「ワルキューレの降誕2巻」(コミックス) 作・冨士宏
ナムコのゲームキャラ「ワルキューレ」が
地上に降臨する前の時代の冒険を描く。

冨士作品では珍しく、ちゃんと話が完結。
ラスボスのやられ方がアッサリしているのは冨士先生らしい。
地上人と天界人とで態度を変えるワルキューレが良い。
  「城物語」(コミックス) 作・冨士宏
中世ドイツの田舎城が舞台。
突然城主になった、鍛冶屋の少年が主人公。
変な誇張はしない、当時のリアルな騎士達の生活を描いた話。

1つの城に住みながらも、騎士たちは3つの派閥に分かれていて、
自分の直属の上司以外には従わない。

孤立する主人公が、非協力的な騎士たちの中で
いかにピンチを乗り越えていくかが描かれている。
サラリーマン漫画に近いかも。
城の構造や地形など、綿密に設定されている。

これからどうなる!?って所で掲載紙廃刊で打ち切り。
続き読みたい。描いてくれないかなぁ。
  「コーヒーもう一杯・2巻」(コミックス) 作・山川直人
「コーヒー」をテーマにした、ショートストーリー集。

「犬と猫」がシュールで好きでした。
  「コープスブライド メイキングブック」(和訳版) ティム・バートン監督の人形アニメ映画「コープス・ブライド」のメイキング本。
以前買った洋書の和訳バージョン。
  「生命を吹き込む魔法」(アニメーションハウツー本) ディズニーのベテランアニメーター著・スタジオジブリ訳。

本がデカくて重い鈍器サイズ。
読むのに気力と体力が要るので、まだあまり読んでません。
  「万祝(まいわい)6巻」(コミックス) 作・望月峯太郎

カトーは本当に味方になったのか?次巻が楽しみ。
  「Forget-me-not」(コミックス) 作・鶴田謙二
親の遺言で、行方不明の絵を見つけないと遺産が相続できない、お嬢様探偵が主人公。

絵だけでも読む価値アリ。
舞台のベネチアの街の描写が良い。
  「カーズ」(映画) ジョン・ラセター監督のフルCGアニメ。
自分以外を信用しない、わがままレーシングカーの「マックイーン」が、
見捨てられた田舎町「ラジエター・スプリングス」に迷い込む話。

面白かった。
ストーリーはよくある王道ものだけど、観客を飽きさせない構成が上手い。
キャラデザインで、車の描き分けが分かりやすければもっと良かった。
  「銀河ヒッチハイク・ガイド」(DVD) 銀河バイパス建設のため、エイリアンに地球が破壊される。
宇宙人の友人に助けられた英国人が、宇宙を冒険するSFコメディー映画。

悲観主義ロボットと、バカ陽気な宇宙船コンピューターが良い。
地球が再生される方法も、意外性があって面白かった。
AUGUST 「ゲド戦記」(映画) スタジオジブリ制作、宮崎吾郎監督のアニメ映画。
父王を刺して放浪中の王子「アレン」が、
魔法使いの「ハイタカ」と出会って旅をする話。

噂たほどヒドくは無かったです。
絵も綺麗だし、音楽も良かった。
ただ、心に何も残らなかった。

どこかで見たキャラ、声、場面の連続。
会話のシーンが多く、アクションシーンが少ない。
ドラゴンが巨大に見えない。
王道の勧善懲悪ストーリーなんだから、もっと冒険活劇にして欲しかった。
  「仮面少年」(文庫コミックス) 高橋葉介の初期短編集。

ホラー系の作品が多い。
コメディー系の「我楽多街奇譚」シリーズが好きだった。
  「ビーストウォーズ・リターンズ」(CGアニメ) 玩具「トランスフォーマー」とタイアップのTV番組。CG制作スタジオはカナダ。

前作「メタルス」に比べて、CGの質感は上がったものの、
キャラデザインがカッコ良くない。不気味。
ストーリー構成や設定は面白いのに残念。
日本語版声優さんのアドリブ合戦はますます過激に。
若い人には分からないオヤジギャグが飛び交ってます。
  「カクレンボ」(CGアニメ) 九龍城的な廃墟を舞台に、異形の「オニ」達と子供達との「カクレンボ」の話。  

セルシェーダを使ったCGアニメ。どうやらライトウェーブらしい。
世界観だけでシビれます。
子供達が皆お面を被っていて、表情を見せないのが良かった。
  「機動旅団八福神 1巻」(コミックス) 作・福島聡

近未来(?)の戦時中の日本が舞台。
協調性が全く無い、個性的な少年兵士達の軍隊生活を描く。

面白かった。
「布施」の顔のインパクトがすごかった。
  「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(DVD) シリーズ第4弾。初の長編映画化。
監督はック・パークスティーブ・ボックス
ウサギ退治屋ウォレスと犬のグルミットのコンビが
巨大ウサギ男を相手に奮闘する話。

予告編の次回作、アードマンもとうとうフルCGか。
CGでどこまでクレイの味に近づけるか、そこだけに興味はある。
  「ウォーターシップダウンのうさぎたち コレクターズ・エディション」(DVD) イギリスの長編アニメ映画。
群れを飛び出したウサギたちが、
理想の丘「ウォーターシップダウン」を目指して旅をする話。

久しぶりに観たけど、やっぱり名作。
ディズニーとは違う、リアルよりなキャラクター。
敵役の「将軍」 のラストはカッコいい。
日本語吹き替えが「特典映像」扱いなのが残念。 デフォルトにして欲しかった。
  「ドリル園児」(コミックス) 作・おおひなたごう

幼稚園児たちが主人公のギャグ漫画。

前半は正直イマイチでしたが
「ゼロ吉兄ちゃん」と「おタヌキ」と「アゲハ先生」が出てきて
後半面白くなってきた。
SEPTEMBER 「バイトくんA屋根の上の午睡」(文庫コミックス) 作・いしいひさいち
デビュー作の「バイトくん」シリーズの4コマ漫画集


いしい漫画は昔の方が面白い。
  「ハトのおよめさん5巻」(コミックス) 作・ハグキ
動物の森に住むハト家族の話。

もりのきっさてん」が面白かった。

「レンタルビデオ、ジャンル分けしすぎ」に共感。

ハトよめとワニ子の喋りだけで十分笑えるからスゴイ。
4巻でも、ハトよめとボビーが延々と車の中で喋ってるだけの話があった。

「さるまん」で、「漫画で漫才は不可能」って言っていたけど、
この漫画では、実現できている気がする。
  「東京ゴッドファーザーズ」(DVD) 監督・今敏
新宿のホームレス3人組が、
捨てられた赤ん坊の親を探しに行く、というアニメ映画。

面白かった。絵が綺麗。
「ハナちゃん」役梅垣義明氏のセリフが 早口で聞き取りにくかった。
  「ロボッツ」(DVD) フルCGアニメ映画。
舞台はロボットだけの世界。人間も動物も全部機械。
主人公「ロドニー」が大都会「ロボット・シティ」で一旗上げようと奮闘する話。

オーディオコメンタリーでスタッフが、言わないと誰も気付かないミスをバラしまくってるのが面白かった。

日本語版で西田敏行さんと青野武さんの「タブチ・ヤスダコンビ」が嬉しかった。
OCTOBER 「ニューはまり道」(コミックス) 作・吉田戦車
ゲームを題材にした4コマ漫画集。

悲しい顔をするペットの猫が良かった。
  「ナイトメアービフォアクリスマス・ディズニー デジタル3-D版」(映画) ティム・バートン原作、ヘンリー・セリック監督の人形長編アニメ。
ガイコツ男がサンタを誘拐して、クリスマスをのっとろうとする話。

10月29日のハロウィーン直前に観にいきました。
3Dは「ふーん」レベルでしたが、映像の鮮明さに驚き。人形の質感までバッチリ分かる。
音楽や効果音もかなりクオリティが上がってました。
  「FNS 地球特捜隊 ダイバスター」(TV) TVの深夜枠で、この世のあらゆる謎を調査、解明していく番組。

低予算を逆手に取った、チープな絵作りが良い。
内容も、「チュッパチャップスで木琴を演奏できるか?」とか、
「バナナより滑りやすい果物の皮は何か?」など、およそくだらない。
博士役の銀河万丈さんが面白い。
NOVEMBER 「機動旅団八福神 2〜4巻」(コミックス) 作・福島聡

近未来(?)、中国に占領された日本が舞台。
協調性が全く無い、個性的な少年兵士達の軍隊生活を描く。

世界設定がやっと見えてきた。
ヨーロッパとアジアが統合され、アメリカは世界で孤立する。
反重力やビームなど、兵器先進国のアメリカは、
日本の兵器「福神」に戦いを挑んでくる。
かくして日本はアメリカの新兵器性能の実験場と化す。

愛憎入り混じる「福神」の少年兵士達が面白い。
「人を殺さない戦争」を目指すリーダー「名取」。
命令されないとダメな「半井」。
地元を中国のミサイルで攻撃され、一人生き残った復讐者「夏目」。
兵隊を「死にたがり」と軽蔑する、衛生兵「中道」。

福神8号の元ネタは、「ロボペチャ」 に違いない。
DECEMBER 「デトロイト・メタル・シティ 1〜2巻」(コミックス) 作・若杉公徳
「気弱な青年」と、「デスメタル界のカリスマ」 2つの顔を待つ主人公のギャグ漫画。

分かりやすくてサラっと読める。
ギャグ漫画としてはちょっとあっさりめ。
ヒーローショーの話が面白かった。
  「手塚マンガの読み解き方」(新書) 一時期流行ったマンガ解読本。
手塚治虫本人に関するエピソードの章が面白かった。
  「ウルトラマン99の謎」(新書) 一時期流行ったマンガ解読本。
ウルトラセブンをもう一度観たくなった。
  「地獄大甲子園」(コミックス) 作・漫・F・画太郎
殺人集団「外道高校」との「ハルマゲ野球」マンガ。

実写映画公開時に発売した、再編集版。
新作「帰ってきたぞ地獄甲子園」は、 「ズーイチ」や「笑ってごらん」など、
他のマンガ(しかも他社)の原稿を使いまわしたコラージュマンガ。
「プレイステーション」「パラッパラッパー」「ハイジ」などの表現が無くなっていた。残念。
  「パプリカ」(映画) 監督・今敏
原作・筒井康隆
の長編アニメ
精神医療研究所で開発した、他人と夢を共有できる機器「DCミニ」。
何者かに盗まれた「DCミニ」を回収するため、
研究所員の千葉敦子は「パプリカ」となって夢の世界を探索する。

夢の中の映像にハマりました。
廃墟と化して静まり返った遊園地。
色彩豊かで騒々しい人形たちのパレード。 良い!
  「鉄コン筋クリート」(映画) 原作・松本大洋の長編アニメ
「宝町」で自由に暮らす孤児「クロ」と「シロ」が主人公。
二人を始末するために、 ヤクザ「ヘビ」は3人の「コロシヤ」を呼び寄せる 。

前半の、宝町の中を上へ下へ自由に飛び回る「クロ」と「シロ」が爽快。
後半のコロシヤとの戦いは、観ていて辛かった。
強い相手に勝った時の、「観ていての」気持ちよさが無かった。
  「スノウホワイト」(コミックス) 作・諸星大二郎
グリム童話を題材にした短編集。

巻末の作者の解説文が面白い。
奇妙なおよばれ」・・・不条理さが最高。すごくシュワンクマイエルっぽい。
小ねずみと小鳥と焼きソーセージ」・・・宮澤賢治っぽい設定が良い。
藁と炭とそら豆」・・・孤窪探偵のテキトーさにハマった。
  「トゥルーデおばさん」(コミックス) 作・諸星大二郎
グリム童話を題材にした短編集。

Gの日記」・・・不条理さが最高。
トゥルーデおばさん」・・・「青」「黒」「赤」、3人の男の設定が面白い。
赤ずきん」・・・頭の上の栓みたいなのは何?
  「ダイバスター大百科」(番組本) 深夜番組「FNS 地球特捜隊 ダイバスター」の解説本。

写真や活字では、TVの面白さは伝わらない。
  「ドキばぐ4〜3年B組ヒゲ八先生編〜」(コミックス) 柴田亜美のゲーム業界レポートマンガの第6弾。

2006年映画BEST5/7

第1位・・・ 「ナイトメアービフォアクリスマス・ディズニー デジタル3-D版」
第2位・・・ 「カーズ」
第3位・・・ 「パプリカ」
第4位・・・ 「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」
第5位・・・ 「鉄コン筋クリート」