ミクロ経済学
(2017年度・前期)


連絡事項


基本情報


シラバス(March 29, 2017)

【授業の目的・目標】 本講義では、初級から中級レベルのミクロ経済学の講義を行います。

【学習到達目標】 本講義では、ミクロ経済学の基本的概念を習得することを目標とします。

【授業概要】 ミクロ経済学は、主に個人や企業レベルを単位として、その行動を理論的に明らかにしようとする分野です。ミクロ経済学においては、個人は消費者、企業は生産者、その両者を経済的に結びつける関係を市場(しじょう)と呼びます。この単純化された枠組みの中で、現実の経済現象を考察することを通じて、市場の果たす役割とその限界を明らかにし、問題解決のための政策提言を行うことを目的とする分野です。このためミクロ経済学を理解するためには、(1)日々の絶え間ない現実経済への関心、(2)それを説明する基本的概念を確実に習得する必要があります。本講義では、この2点に注意しながら、ミクロ経済学を説明することとします。

【授業計画】 本講義は、半期4単位科目ですので、以下のトピックスについて、前半期と後半期に区分して講義を行います。
(前半期)
  第 1回 イントロダクション:講義の進め方について
  第 2回 ミクロ経済学の基礎
  第 3回 需要と供給、価格の変化と価格弾力性・その1
  第 4回 需要と供給、価格の変化と価格弾力性・その2
  第 5回 需要と供給、価格の変化と価格弾力性・まとめ
  第 6回 消費・その1(消費者の選択)
  第 7回 消費・その2(消費需要の決定要因1)
  第 8回 消費・その3(消費需要の決定要因2)
  第 9回 消費・その4(消費者余剰)
  第10回 生産・その1(短期の生産と費用1)
  第11回 生産・その2(短期の生産と費用2)
  第12回 生産・その3(完全競争企業と短期の供給)
  第13回 生産・その4(長期の供給と市場均衡、生産者余剰)
  第14回 前半期まとめ
(後半期)
  第15回 独占・その1(価格支配力と独占)
  第16回 独占・その2(独占の非効率性)
  第17回 独占・その3(独占禁止法とその政策)
  第18回 独占・その4(ラーナーの独占度)
  第19回 独占・その5(市場分割と差別価格)
  第20回 寡占・その1(相互依存性・カルテルと協定)
  第21回 寡占・その2(クールノー複占モデル)
  第22回 寡占・その3(シュタッケルベルクモデル)
  第23回 寡占・その4(競争解・共謀解)
  第24回 寡占・その5(まとめ)
  第25回 ゲーム理論・その1(基礎・ナッシュ均衡)
  第26回 ゲーム理論・その2(基礎・展開型ゲーム)
  第27回 市場の失敗・その1(市場の失敗)
  第28回 市場の失敗・その2(外部性・環境経済学)
  第29回 不確実性と情報・その1(情報の非対称性)
  第30回 不確実性と情報・その2(逆選択)

  予習および復習の内容は、講義時に配布する資料に詳細な指示があります。必ず毎回、確実に習得してください。

【成績判定基準】 期末試験の成績

【教科書・テキスト】 使用しません。

【参考文献】 講義中に随時、紹介しますが、代表的なものは、以下のとおりです。

  1. 岩田規久男『ゼミナール ミクロ経済学入門』日本経済新聞社,1993年.
  2. 西村和雄『ミクロ経済学入門 第2版』岩波書店、1995年.
  3. 伊藤元重『ミクロ経済学 第2版』日本評論社,2003年.

  本講義は、以下の中・上級書につないでいくことを企図しています。

  1. 西村和雄『ミクロ経済学』東洋経済新報社、1990年.(別冊でmathematica演習書があります)
  2. 武隈愼一『ミクロ経済学 増補版』新世社,1999年.(別冊で問題演習書があります)
  3. 奥野正寛編著『ミクロ経済学』東京大学出版会,2008年.(別冊で問題演習書があります)

【履修要件】
 (1) 第1年次配当の「入門経済学T」と「入門経済学U」の単位を取得し、その内容を十分に理解しておくことが必要です。授業は、これを前提で行います。
 (2) 基礎的な数学(特に微分・積分)を使用します。
 (3) 授業は、GPA水準2.0から2.5以上の学生を想定して行います(水準以下でも履修することは可能ですが、かなり努力して勉強する必要があります)。

【履修上の注意事項】
 (1) 計算が多く、計算量がかなりあります。
 (2) 演習問題は複雑なものが多く、毎回の講義を確実に習得してください。
 (3) 英語の問題演習を行います。全体の約10%あります。
 その他の事項がありますので、大学の履修要項を参照してください。

【履修者への要望事項】 本講義に関して、教員は講義終了後、少しの時間ですが講義室に滞在している場合があります。ミクロ経済学に関して質問がある場合、その時間に相談しても構いません。

【連絡先・オフィスアワー】 連絡先:(上記のとおり)、オフィスアワー:木曜日、12:00−12:50(研究室のドアが開いているときは、随時、構いません。)

【備考】 他学部生の履修を認めていますが、本科目は経済学部で指定した1年次科目の履修を前提としています。特段の配慮はありませんので、単位取得はかなり難しいと思います。履修要件を指定していますので、各学部の履修要項で確認してください。
 なお参考までに2015年度、他学部生で非常に優秀な成績を収め、単位を取得した学生がいます。取り組み次第では、単位取得は不可能ではありません。

【その他】 参考までに、本教員が担当した過去のミクロ経済学(入門経済学を含む)の講義ページをリンクします。


講義予定(逐次更新します)

以下の日程は、実際の進度に応じて変更する可能性があります。

  1. 4月12日(第T時限):
  2. 4月14日(第T時限):
  3. 4月19日(第T時限):
  4. 4月21日(第T時限):
  5. 4月26日(第T時限):
  6. 4月28日(第T時限):
  7. 5月10日(第T時限):
  8. 5月12日(第T時限):
  9. 5月17日(第T時限):
  10. 5月19日(第T時限):
  11. 5月24日(第T時限):
  12. 5月26日(第T時限):
  13. 5月31日(第T時限):
  14. 6月2日(第T時限):
  15. 6月7日(第T時限):
  16. 6月9日(第T時限):
  17. 6月14日(第T時限):
  18. 6月16日(第T時限):
  19. 6月21日(第T時限):
  20. 6月23日(第T時限):
  21. 6月28日(第T時限):
  22. 6月30日(第T時限):
  23. 7月5日(第T時限):
  24. 7月7日(第T時限):
  25. 7月12日(第T時限):
  26. 7月14日(第T時限):
  27. 7月19日(第T時限):
  28. 7月21日(第T時限):
  29. 7月26日(第T時限):
  30. 7月28日(第T時限):

表紙