医療経済学
博士前期課程・医療経済マネジメントコース
(2016年度・前学期)


連絡事項


基本情報


シラバス(March 24, 2016)

【授業の目的・目標】 医療経済学および法制、政策研究の議論を理解し、論文を読む上で必要となる知識の習得を目的とします。また代表的な医療統計を処理することを通じて、現状を正しく理解し、データに基づいた議論ができるようになることを目的とします。

【学習到達目標】 経済学を利用して研究論文を作成する者を対象とします。学習到達目標は、
 1.ミクロ経済学およびマクロ経済学に基づく医療経済学が理解できること
 2.日本の法制を理解し、政策研究の論文を読むことができること
 3.統計処理ソフトを用いて、代表的な医療統計の集計と分析グラフが作成できること
です。

【授業概要】 講義は、医療経済学のテキストや研究論文の輪読を行います。その理解を踏まえた上で、医療統計の処理について解説し、その問題演習を行います。テキストや事前に配布した資料を予習することが求められます。講義では、経済学、英語文献および統計処理ソフトを利用します。

【授業計画】 基本的な講義内容は、前半期が医療サービスの需要であり、後半期が医療サービスの供給とその規制、病院についてです。

【成績判定基準】 課題、テスト、レポート(詳細は第1回目の講義にて説明します)

【教科書・テキスト】 使用しません(教員が資料を用意します)

【参考文献】 講義中に随時、紹介します。このページの下にある「基本文献リスト」も参考にしてください。

【履修要件】 医療経済マネジメントコースの学生に限ります。これまで経済学を学んだことがない場合には、基礎科目の「ミクロ経済学基礎」と「マクロ経済学基礎」を必ず履修してください。

【履修上の注意】
 1.英語文献を一部、使用します。
 2.基礎的な経済学と統計学(ともに大学の教養科目程度)を使用します。経済学は、ミクロ経済学とマクロ経済学の2つです。
 3.講義の進捗状況を勘案した上で、統計処理ソフトを用いた医療データの処理と分析、その問題演習を行います。

【履修者への要望事項】 ディスカッションに対して積極的な姿勢を期待します。実習課題が多いので、注意してください。

【連絡先・オフィスアワー】 連絡先:(上記のとおり。なるべく直接、対面によって相談することを基本とします)、オフィスアワー:本教員の研究室(経済学部棟4階409号室)前に掲示します(研究室のドアが開いているときは、随時、構いません)

【その他】 参考までに、本教員がこれまで実施した医療経済学に関連した講義のページをリンクします。


講義予定(逐次更新します)

基本文献リスト

  1. 漆博雄『医療経済学』東京大学出版会,1998年.
  2. 長谷川敏彦・松本邦愛編著『医療を経済する−質・効率・お金の最適バランスをめぐって−』医学書院,2006年.
  3. Folland. et.al.,(2013).The Economics of Health and Health Care 7ed, (New Jersey: Pearson).

以下の日程には、予備日を入れて余裕を持たせていますので、実際の進度に応じて変更する可能性があります。

  1. 4月16日・第2限目:イントロダクション・医療経済学について
  2. 4月23日・第1限目:チュートリアル:医療統計・統計処理ソフト
  3. 4月23日・第2限目:日本の医療保険制度と国民医療費
  4. 5月14日・第1限目:医療サービスの需要
  5. 5月14日・第2限目:高齢者医療
  6. 5月28日・第1限目:介護保険
  7. 5月28日・第2限目:子どもの医療サービス
  8. 6月11日・第1限目:医療保険
  9. 6月11日・第2限目:医療における競争と規制、および病院について
  10. 6月25日・第1限目:医師誘発需要:医師数の抑制とその議論 
  11. 6月25日・第2限目:地域医療計画における病床数
  12. 7月9日・第1限目:研究開発戦略と経済評価:医療機器を中心として
  13. 7月9日・第2限目:診療報酬契約の経済学
  14. 7月23日・第1限目:公立病院:使命、経済性と公共性、内部組織・インセンティブ
  15. 7月23日・第2限目:看護労働

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