医療経済学U
(2014年度・前期)


連絡事項


基本情報


シラバス(March 26, 2014)

【授業の目的・概要】 本講義では、中級レベルのミクロ経済学を利用して、医療サービスと保険の講義を行います。本講義がミクロ経済学と関係する範囲は、時間と不確実性および情報です。

【学習到達目標】 本講義では、時間と不確実性および情報に関するミクロ経済学の基本的概念を習得し、それを踏まえた上で医療サービスと保険の役割が理解できるようになることを目標とします。

【授業概要】 現代は不確実性に満ちています。不確実な事象に対する備えはいろいろありますが、経済的な備えで代表的なものは貯蓄と保険があります。この貯蓄と保険を分析するモデルとして、2期間モデルと期待効用モデルがあります。本講義では、ミクロ経済学の応用として、この2つのモデルを最初に解説します。次にこのモデルの応用として、不確実性のものでの貯蓄と保険を考えます。最後に情報をキーワーズとして、不完全情報に関する不確実性を考えます。
 健康を害すること、これは現代社会では最も大きく、また最も恐れられる不確実性です。健康を損なうことはそもそもその人の幸福度を下げる要因であり、かつ稼得能力を下げ、所得を少なくする要因でもあります。このため多くの人は、将来に病気になったときの備えとして貯蓄し、医療保険に入ろうとします。本講義の医療経済学では、医療サービスにおける貯蓄と保険の役割を説明し、公的な医療保険制度の意味を考えたいと思います。

【授業計画】 本講義は、以下のトピックスについて、前半と後半に区分して講義を行います。

  1.はじめに
  2.2期間モデル
  3.期待効用モデル
  4.(中間まとめ)
  5.不確実性のものでの2期間モデル
  6.保険(条件付き財)
  7.不完全情報
  8.まとめ

  この他、時間的余裕がある場合に、最近話題の医療サービスと保険に関する現代的トピックスを取り扱います。

【成績判定基準】 期末試験の成績

【教科書・テキスト】 使用しません。

【参考文献】 講義中、適宜紹介します。

【履修要件】 ミクロ経済学を履修していること。本科目はミクロ経済学の応用となっているので、履修していない場合には単位取得は難しい。

【履修上の注意事項】
 1.ミクロ経済学より計算が多く、計算量が増えます。
 2.演習問題は複雑になるので、毎回の講義を確実に習得してください。
 3.ミクロ経済学に引き続き、英語の問題演習が行われる場合があります。

【連絡先・オフィスアワー】 連絡先:(上記のとおり)、オフィスアワー:金曜日、12:00−12:50(研究室のドアが開いているときは、随時、構いません。)

【その他】 過去の医療経済学Uで実施された少人数教育(受講生の発表、グループ・ディスカッション)は行いません。今年度は、通常の講義形式で行います。参考までに、本教員が担当した過去の医療経済学関係の講義ページをリンクします。


講義予定(逐次更新します)

以下の日程には、予備日を入れて余裕を持たせていますので、実際の進度に応じて変更する可能性があります。

  1. 4月10日:イントロダクション
  2. 4月17日:
  3. 4月24日:
  4. 5月1日:
  5. 5月8日:
  6. 5月15日:
  7. 5月22日:
  8. 5月29日:
  9. 6月5日:
  10. 6月12日:
  11. 6月19日:
  12. 6月26日:
  13. 7月3日:
  14. 7月10日:
  15. 7月17日:

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