入門経済学T
入門ミクロ経済学
(2005年度・前期)


連絡事項

整理記号 メンバー数 主張・提案 私からのコメント
A (設問2)
・一つの大学から全員雇い、仕事の後にパーティなどを開く。
これは。ある種の連帯責任システムですね。ただこの場合、雇われた人のみがサボることの罰を受けるのか、それとも大学も含まれるのかが重要ですね。しかし仕事の遂行において、打ち上げ(パーティ)は、やる気を引き出す大事な仕組みですね。同感です。
B (設問2)
・基本給にプラスして、接客した人数に応じた歩合給を上乗せする。
・ある程度、シフトを融通する。
ここは後半の「シフトの融通」について。僕は、まだバブル(1986−91年)の余波が残る頃にバイト生活だったので、最近まで「シフトの融通」という意味がわかりませんでした。いまは、希望どおりのシフトでバイトできないのですね(驚)。バイト(労働の売り手)の立場が弱い時代(労働の買い手市場)ときは、「シフトの融通」がやる気を引き出す仕組みなのですね。なにか複雑な気分になりました。。。(ただ愛知県内のように労働の売り手市場では、この話は成立しないかも知れません。)
C (設問2)
・自分の責任感、意識改革する。
・同僚との連携プレー
この提案は、「熱い職場にする」ですね。美しく素敵な職場です。ぜひ僕も働きたいです。この提案は面白い側面を含んでいるので、せっかくなのでゲーム理論的に少し考察をします。この場合、雇い主(経営者)は「連携してバイトどうしが、上手くサボれるように意識改革する」と考えるかも知れません。労使関係は、非常に難しいですが、ゲーム理論では研究対象となる重要なテーマです。
D (設問2)
・ポイント制(客に評価してもらう)。
・出会いができる。
・経営を任せられる。
・食事つき・有給(休暇)
ここの提案は、各点とも面白いですね。「出会いができる。」を考えます。これは、職場でバイト同士で出会いがあるのか、それともお客との出会いも含むのでしょうか。どちらにしても、「バイトのやる気を引き出すには、給料(バイト料)ではない、非金銭的便益(フリンジ・ベネフィット)が大事」との主張ですね。一部の有名企業では、この方法(主に従業員)でやる気を引き出しているという噂を聞いたことがあります。
E (設問1)
・バイトしない理由1:自宅生が多いので困窮していない。
・バイトしない理由2:ニートとか少ない。工場とかあるし。
・バイトしない理由3:求人も多いから、、続けようとしない。
・(万博)立地が悪い。短期間。周りに何もない。
・40・50代は、ない気がする。
さて万博も終わりましたが、この点の指摘は面白いですね。愛知県内のアルバイト労働市場が、買い手市場で逼迫しているという話でしたが、この指摘は”愛知県固有の要因”によって若年者(労働の売り手)がアルバイト市場に参加していないので逼迫しているという見解ですね。うーん、面白いです。
(設問2)−続けさせる−
・アットホームな雰囲気で仲良くなる。
・「頼りにしてるよ」という言う。
・お得意様をつくる。
(設問2)−やる気を出させる−
・打ち上げ。イベントで慰安会。
・きちんと名前を呼ぶ。
・だんだんと(早いうちから)仕事をまかせる。
・アイデアを採用する。
・暇なときは一人でまかせる。
・話をする。(不満とか)
・約束は守る。
・「お疲れさま。頑張ったね」と声をかける。
・明るい雰囲気づくり。
・休憩はきちんと。
・誕生日会
ここも面白いですね。「きちんと名前を呼ぶ。」について考えます。最近見た携帯でバイトを探せるサイトのCMのことを思い出しました。そのCMは、携帯でバイト探して、スーパーで働いている場面で、「名前呼んでもらって嬉しかった」というフレーズが締めになっていました。最初に見たときは???と思ったのですが、僕の独自ネットワーク調査で、最近は名前を呼ばずに、「きみ」とか「ねえ」で呼びかける所が多いのですね(驚)。うーん、これは職場としては、問題ある気が・・・大きな企業や役所で、相当偉い人が名前呼ばずに部下に「きみ」と呼びかけることがあるのですが、大体そのような人は部下の陰口で批判されています。昔は、警察官がどんな人に対しても「おい、きみ」とか「おい、こら」と呼びかけていて、市民感情が悪化した経緯があります(だからいまは、そのような呼びかけはしていないはずです)。職場に関わらず、名前の呼びかけは大事にしたいですね。
F (設問1)
・別の土地から人をよぶ。
最近のニュースで、バイトではありませんが、この方法は試みられているようです。ちなみに沖縄では、自動車関係の季節工として、愛知県内企業の募集を多く見かけました(ちなみに沖縄の若年者(20歳代前半)失業率は、17%(2000年度)です)。
(設問2)
・バイト生をできあいする。
・営業成績をホワイトボードにかく。
・実は店長が大手社長で、がんばった人は引き抜きがある。
・バイトと店長とする。
ここも熱い職場ですね。信賞必罰システムをバイトにも導入を!という主張ですね。せっかくなので整理記号Cの場合と同じように、違った側面を考えてみます。この厳密な信賞必罰システムに内在する問題点の一つは、結果を出せなかった人(競争に勝てなかった人)がすべてを投げ出して、やる気を全くなくしてしまうことにあります。またそれだけに留まらず、できる人に対して妨害行為を仕掛けて、職場全体の効率性を下げてしまう可能性があることです。この問題は、契約理論や内部組織の分野において、最近に研究が進められているテーマです。
G (設問2)
・時給を上げる際の決定を社員だけではなく、アルバイトからのいくつかの項目に対する投票によって決める。その際出来る人は、通常以上の時給にし、減給もあることにする。
これはピア・レビューと呼ばれる手法で、なかなか高度な提案ですね。これも最近の契約理論や内部組織の分野において、最近に研究が進められているテーマです。せっかくなので、このテーマについて考えられる問題を検討したいと思います。まずバイトみんなが、できる人を本当に選んで投票するかという問題があります。この投票システムは、多く票を集めることができる人が最も高い給料(割増バイト料)を受け取るものです。もしバイトの人々が「できる人が高い給料を貰う」ことに妬みに思う場合、みんなはそのできる人に投票しないかも知れません(するとそのできるバイトは、やる気を失うでしょう)。インセンティブの問題は、本当に難しいです。。。
H (設問2)
・入った回数とともに給料アップ。
・最寄の駅まで送り迎え。
・おばさんの働きやすい環境のために、若い男性を入れる。
・週何日以上という規制をはずす。
・整った設備(ロッカーとか)
・バイトの中でも役職を決める。
・ノルマをもうけてやる気アップ。
ここも面白い提案が、いろいろありますね。ここでは、「おばさんの働きやすい環境のために、若い男性を入れる。」を考えます。この提案は、いろいろな意味に読むことができますが、僕の勝手な解釈で以下の話を進めます。僕は、女性が非常に多い職場で働いたことがあるのですが、男にしろ女にしろ同性のみから構成される職場はいろいろ難しい問題があります。やはり職場に異性がいるほうが、みんながその視線を意識しながら仕事するので、緊張感が保たれるようです。この提案を男女逆に設定したものも、現代の企業社会の真実かも知れません。
I (設問1)−アルバイトをしたくない理由−
・親にたよる。
・人間関係に不安。
・面倒くさい。
・きつい。
・向かない。
(設問1)−アルバイトをしたくなるには−
・親とかいなくなくなり、一人暮らしさせる。
・人間関係を途断する。
・ポジティブになる。
・彼女ができてデート資金が必要な時。
・性格改造。
ふむ〜、この点は現代の労働経済学で重要な問題とされている点で、なかなか鋭い観察です。最近は、アルバイトにせよ、”働くこと”にある種の心理的ハードルというか、恐怖があるようですね。ただ「彼女ができてデート資金が必要なとき」は、ちょっと面白かったです。(というか考えさせられました)。僕は、男なので男性的偏見でコメントを書きますが、これは永遠の真理でしょう(笑)。すると”高価なものしか満足しない彼女”がこの現代に増えれば、若年男性のアルバイト就労の促進と、労働インセンティブを高めるかも知れません。
(設問2)
・かわいい女の子をたくさん雇う。
・店長がえらそうにしない。
・自宅前にお店を移転。
・もっと高賃金。
・態度が悪いと学校にちくるといっておどす。
・すごく仲良くなって変なことができないようにする。
・ほめごろし。
ここもいろいろ面白い点が多く含まれていますね。「店長がえらそうにしない」について考えます。不思議なもので、自分が下っ端にいるときは、上司の嫌な所がいろいろ目につくのですが、自分が偉くなってしまうと、みんなに不快感を与える行動を知らないうちに取ってしまうということが良く言われます。アルバイトは、リーダーであるということ、もしくはリーダーになる資質というのは何か知る、大切な機会だったとアルバイト大学生だった僕は思います。
J (設問2)
・問題が生じたら、一緒に話し合って解決する。
・社員とアルバイトの人たちが合同で会議を開き、アルバイトが改善してほしいと思っている点を聞き入れる。
・話題性のある(自慢できる)店にする。
この提案は、じっくり考えたい大切な問題ですね。現在は、雇用の多様化の時代と呼ばれるのですが、一つの職場に多様な雇用形態(社員・パート・派遣・アルバイトなど)の人が居て、どのように意思疎通を図るか、問題解決を図るかは、重要な労働問題の一つです。僕は、「同じ職場にいる者は、働くという意味では平等で、みんなの労働条件が等しい」ことが理想だと思っていますが、現実は理想からほど遠いようです。このときリーダーなり、最も雇用が保障されているものが、率先して責任を取る姿勢を取らなければ、おそらく職場の人々はやる気(インセンティブ)を失くすでしょう。しかし現実は、どうなのでしょうか。この提案は、この問題の存在を陰に陽に指摘しているような気がします。
K (設問1)
・1日の短期でできる仕事をふやす。
この提案は、まさに最近の技術進歩の速さを実感します。僕が大学生の頃は、携帯電話がほとんど普及していなかったし、コンピューターも一般化していない頃でした。一日短期のアルバイトを調整管理するのは大変な作業ですが、携帯電話やパソコンの進歩がこのような”超短期”のアルバイトを可能にしているのでしょうね。
(設問2)
・店長の人柄によって、バイトの雰囲気をものすごく良くし、やめられないようにする。
・アルバイトを尊重する。
・店全体の交流をさかんにする。
・送迎バスをつける。
この提案もいろいろ面白く、考えさせられるテーマです。「店長の人柄によって、バイトの雰囲気をものすごく良くし、やめられないようにする」を考えます。この提案は、結局に「働くということはどう言うことか」を考えることと同じなのかも知れません。アルバイトを使い捨ての要員のように考える店長と、しょうもないけどバイト生に笑いがたえない店長とがいた場合、どちらの店にアルバイト応募が集まるのでしょうか。経済学では、労働とは働くことの引き換えとして賃金(アルバイト料)を受け取るものに過ぎないと考えることからスタートしますが、実は働くということはコミュニケーションという重要な要素を忘れてはいけないのかも知れません(人間疎外の問題と呼ばれます)。
L (設問1)
・万博の場所が悪い→名古屋市内の店舗から応援→不満
むむ〜こういうことがあったのですか(驚)。この場合、アルバイトの人がバイトを辞めるのは合理的な選択です。というのは、不便な地に、アルバイトが応援で出かけるということは、アルバイトに余分な負担を与えているのですから、その分は追加的な賃金(アルバイト料)が支払わなければ、アルバイトの賃金(アルバイト料)が実質的に割り引かれたことと同じになってしまうからです。
(設問2)
・アルバイト同士を仲良くできる環境をつくる。
・新しい仕事にどんどん挑戦させる。
・着替えるところの環境も良くしていく。
・仕事内容の相談をバイトの人にもして、改善点をさがす。
ここも面白く、いろいろ書いてみたいですが、「着替えるところの環境も良くしていく」を考えます。僕は(見かけによらず)大学生の時のアルバイト先は、ほとんど外食産業でした。確かに当時(1990年〜)も、アルバイトの着替える場所はひどかった(笑)。ほんと狭い事務所で、小学生が体操着を着替えるかのようでした。女性だとあまり良い気分はしないかも知れませんね。最近の日経新聞に、女性が職場で最も重視することは「トイレがきれいで、おしゃれなこと」があげられていました。この点は、アルバイトのみならず公的な施設も理解しないといけないですね。
M (設問2)
・時給1800円を出すことができる店舗なら、時給を1200円にして、あとの600円分を特典のようにして魅力をもたせる。
この提案は、かなり高度な経済学理論の応用ですね。始めは一般的な時給水準で設定し、折にふれてボーナス時給を支給して、インセンティブを高める方法ですね。ただこの方法は、アルバイトに「がんばったご褒美にボーナスが支給される」と理解(錯覚?)され続けることが前提にあります。日本の企業の多くは、これから年末に期末手当というボーナスを支給する習慣がありますが、日本のサラリーマンにはどの程度の”ご褒美”として理解されているのか、面白い論点ですね。
N (設問2)−金銭面以外で魅力を感じられるような職場にする−
・自分自身のスキルアップにつながる(人と接する事が上手になる、自分の意見をはっきり主張できるようになる)。
・まかないが出る。
・バイトの仲間でイベントを開く。
・社員特典(むやみやたらに配布)
ここもすべてについて考えみたいくらい興味深いですね。「まかないが出る」を考えます。バイトで食事が出る、もしくはバイト先の店のごはんを食べることができるということだと思うのですが、これは結構大事な要素です。特に下宿している大学生は、外食系のお店でアルバイトすることが多いですね。僕の知り合いに、焼肉を食べることができるから焼肉チェーンの店ばかりでバイトしていた人がいました。この「まかない」も一種の賃金と考えることができるのですが、労働インセンティブとの関連に注目したのは非常にすばらしいと思います。
O (設問2)
・その店舗の売り上げに比例して、アルバイトの給与を与える。
・決められた時間内で働いて、残業などをなくす。
提案「その店舗の売り上げに比例して、アルバイトの給与を与える」も、高度な経済学理論の応用です。すばらしいですね。ただこの提案には、副作用があることが経済学理論では知られています。というのは、店舗の売り上げが店員・アルバイトの努力に拠らない理由(災害や事故など)によって激減した場合、この比例ルールだと店員・アルバイトへの支払い(賃金・アルバイト料)が激減してしまうリスクがあることです。これは、リスクとインセンティブのトレード・オフと呼ばれています。
P (設問1)
・普通のバイトより激務な印象があると多少時給が低くても手近なところで済ませようとする。
・愛知県人は新しいものにとびつきにくい。まだバイト状況の情報がないので考えてしまう。
この分析も面白いですね。ここでは、愛知県人事情について考えます。「愛知県人は新しいものにとびつきにくい」とよく言われますね。僕の祖先はこの辺の出身なのですが、正確には「愛知県人は新しいものにとびつくが、その評価が定まるには比較的長い時間がかかる」というのが本当のような気がします。今年は、空港(セントレア)や万博など新しい施設が多くできましたが、すごく地元の人で混雑しました。まず新しいものは見てみようというのが、この地域の人々の気質のような気がします。しかしそこから多様な情報や人の意見を聞いて、その対象に関する評価が始まっている気がします。つまり評価がシビアなのですね。でもこの地域の評価を勝ち取れば、世界中どの地域でも評価を勝ち取ることができると言われています。まさに”お値打ち主義”の本質は、この評価システムにあるような気がします。
(設問2)
・魅力的な人間をやとう。
・初めてのバイト君を自分の店の客としてもてなす。
・バイト君に仕事を指示しない。最終的な目標だけを伝えて、それから具体的な仕事の内容や方法を自分で考えさせる。
・店長が毎日、店に視察。
・一度目の失敗は許す。
・店長がバイト君をさそって飲みにいく(1ヶ月1回、少人数で)。
この提案も一つ一つづつ考えたいぐらい面白いです。「初めてのバイト君を自分の店の客としてもてなす」と「バイト君に仕事を指示しない。最終的な目標だけを伝えて、それから具体的な仕事の内容や方法を自分で考えさせる」を合わせて考察します。この提案は、(どのような方法にせよ)アルバイトに仕事(接客)の流れを経験させてイメージを作り、その後は達成すべき目標を提示して、最小限の指示とサポートを行いながら、アルバイトの裁量を高めることで、インセンティブを高めることができるということを主張しています(実は、この主張には高度な経済学理論が応用されています)。すばらしい観察・提案だと思います。指示待ち世代などの勝手な思い込みを排し、この提案を実際に活かす余地は多いにありそうな気がします。

基本情報


シラバス(March 4, 2005)

【講義内容】 本講義では、ミクロ経済学履修で前提となる知識や基本的概念を習得することを目標とします。ミクロ経済学は、主に個人や企業レベルを単位として、その行動を理論的に明らかにしようとする分野です。ミクロ経済学においては、個人は消費者、企業は生産者、その両者を経済的に結びつける関係を市場(しじょう)と定義します。この単純化された枠組みの中で、現実の経済現象を考察することを通じて、市場の果たす役割とその限界を明らかにし、問題解決のための政策提言を行うことを目的とする分野です。このためミクロ経済学を理解するためには、(1)日々の絶え間ない現実経済への関心、(2)それを説明する基本的概念を確実に習得する必要があります。本講義では、この2点の習得に注意しながら、ミクロ経済学の基礎知識を説明することとします。

【教授法の工夫】 本講義では、先に説明した講義目標の達成のために、できるかぎり現実の経済問題の紹介を通じながら、講義を進めたいと考えています。

【使用するテキスト・読書リスト】 本講義ではテキストを利用します。以下に指定する予習範囲を読んでいることを前提として、講義を進めることとします。

【他の授業科目との関連】 指定はありません。

【単位要件】 期末試験の成績、講義中に実施する分析実習の成績を総合的に判断して、成績を評価する。

【その他】 前期の授業期間中は、このURLで授業情報を掲載します。


講義予定(逐次更新します)

以下の参考資料・シラバス等は、PDFファイルで保存されている場合があります(PDFファイルとは、ページ設定のあるノート形式の文書で閲覧できるファイル形式です)。PDFファイル形式で保存されている場合には、ファイル名称の語尾の"(PDF)"と表記されています。PDFファイルを読むためには、Adobe Acrobat Reader(free)をダウンロード・インストールする必要があります。ファイルのサイズが大きいので、CD-ROM付きパソコン雑誌の付録に入っていることがあるので、それを購入してインストールする方がいいかも知れません。

以下の日程には、予備日を入れて余裕を持たせていますので、実際の進度に応じて変更する可能性があります。

  1. 4月11日:イントロダクション
  2. 4月18日:第2章・その1(需要曲線・需要の価格弾力性)
  3. 4月25日:第2章・その2(価格差別)
  4. 5月2日:第3章・その1(企業と流通構造)
  5. 5月9日:第3章・その2(独占と市場構造)
  6. 5月16日:第4章・その1(計画経済と市場経済)
  7. 5月23日:第4章・その2(一物一価の法則)
  8. 5月30日:追加テーマ1(経済数学入門・計量経済学入門)
  9. 6月6日:追加テーマ1(続き・経済数学入門・計量経済学入門)
  10. 6月13日:第5章・その1(エイジェンシー理論)
  11. 6月20日:第5章・その2(モラルハザードと逆選択)
  12. 6月27日:第6章・その1(ゲーム理論の基礎)
  13. 7月4日:第6章・その2(ゲーム理論の応用)
  14. 7月11日:復習・まとめの日
  15. 7月18日:

経済学をより良く学ぶための情報一覧

日本経済新聞:「経済教室」、「やさしい経済学」
日本経済新聞は、もはや経済学を学ぶ人には必須資料です。「経済教室」と「やさしい経済学」は、毎日33面に掲載されています。(⇒このページは経済学者のためのページになりつつある?)
日本経済新聞社編『ゼミナール 日本経済入門』日本経済新聞社,各年版.
戦後の日本経済歩みや近年の動向を統計データを利用して、簡潔にまとめられています。経済学を学ぶ上で、欠かせない前提知識になっています。
日経BP社発行雑誌
日本経済新聞社と関連のある出版社ですが、ビジネス関連雑誌を多く発行しています。経済学的に見て、興味深い事例が多く掲載されています。
日本評論社経済セミナー』毎月発行
最新の経済学の動向について、分かりやすい解説を旨としています。この雑誌掲載から多くのテキストが発行されています。
経済学検定試験(Economics Record Examination; ERE)
2002年から経済学の習熟度を測るための検定試験制度が発足しました。検定試験は、「ERE」とミクロ・マクロ経済学だけの「EREミクロ・マクロ」の2つがあります。自分自身の理解度を測るには、最適な検定試験制度と言えるでしょう。

ミクロ経済学的に面白いなと思う本の紹介(2005年3月現在)

ここでは、講義では十分に紹介できませんが、ミクロ経済学の観点から興味深いと(私が勝手に)思った本を紹介します。

[1] ビジネスマンが思う経済学(ミクロ経済学)という分野についてのエピソード
[1-1] 小倉昌男『経営学』日経BP社,1999年.
[1-2] 安部修仁・伊藤元重『吉野家の経済学』日経ビジネス人文庫600,2002年.
[1-2] 小倉昌男『福祉を変える経営−障害者の月給一万円からの脱出』,日経BP社,2003年.
[1-3] 江副浩正『かもめの跳んだ日』朝日新聞社,2003年.
[1-4] 日本経済新聞社編『エコノ探偵団がゆく!路地裏ニッポン経済』日経ビジネス人文庫571,2003年.
[2] 経済紙(特に日本経済新聞)を読むという観点から作成されたテキスト
[2-1] 岩田規久男『日経を読むための経済学の基礎知識』日本経済新聞社,1994年.
[3] 個別の財・サービス、経済問題について
[3-1]

以下からは、本講義でカバーする入門ミクロ経済学のレベルでは、理解することは難しいと思われます。しかし各自が強い興味関心を持つテーマがある場合、無理をしてでも取り組むことをお勧めしたいと思います。

[10] 企業の戦略的行動や内部組織、ゲーム理論や契約理論を知りたいという人には
[10-1] R.ギボンズ(福岡・須田訳)『経済学のためのゲーム理論入門』創文社,1995年.
[10-2] J.マクミラン(伊藤・林田訳) 『経営戦略のゲーム理論−交渉・契約・入札の戦略分析−』有斐閣,1995年.
[10-3] P.ミクグロム・J.ロバーツ(奥野・伊藤・今井・西村・八木訳) 『組織の経済学』NTT出版,1997年.
[10-4] 伊藤秀史『契約の経済理論』有斐閣,2003年.
[11] ミクロ経済学を応用した分析(応用ミクロ経済学)を読んでみたいと思う人には
[11-1] 竹森俊平『国際経済学』東洋経済新報社,1995年.
[11-2] 中村良平・田渕隆俊『都市と地域の経済学』有斐閣ブックス,1996年.
[11-3] 長岡貞男・平岡由紀子『産業組織の経済学』日本評論社,1998年.
[11-4] 金本良嗣『都市経済学』東洋経済新報社,1997年.
[11-5] 大竹文雄『労働経済学入門』日経文庫762,1998年.
[11-6] 佐々木公明・文世一『都市経済学の基礎』有斐閣アルマ,2000年.
[11-7] 土井正幸・坂下昇『交通経済学』東洋経済新報社,2002年.
[11-8] 黒崎卓・山形辰史『開発経済学−貧困削減へのアプローチ−』日本評論社,2003年.

表紙