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  コンパニオンが行く!!パート1  投稿者:ゆう 投稿日:2000/02/04(Fri) 15:58:52    

およそ2年くらい前にはじめたパーティコンパニオンの仕事。

今は、結婚して殆ど引退したけれど・・・。

身長160以上、年齢29才以下、髪はロングと言う、
難関!?の面接を見事突破した私。(いえ〜い!)
報酬は2時間で1万円。

先ず、パーティの3時間くらい前に、美容院へ。
髪をセットする為だ。
ここで1000円を払う。(これは後で戻ってくる。)
そして、その後、他のコンパニオンと駅の改札で待ち合わせ。
大体、200人のパーティで10人くらい。
そして、会場へと移動。この時間、およそパーティの1時間前。
着替えをするが、これがまた、もろにスタイルのばれる、服なのだ。
白いブラウスはいいとして、真っ赤なロングスカートはお尻にぴったり。
チャイナドレスのように、すそに思いっきり切れ目が。
そして、ウエストを強調するベルト。
「あ〜、これじゃ〜太れないよぉ〜」って感じ。
でも、皆、とってもスタイルがいいから、ベルトがくるくる回る人も。(うらやましい:;)

15分前、スタンバイ。
緊張の時間だ。

お客は、会社の新年会とか、政界の人のパーティとか、
医者の学会後の懇親会だとか、様々である。

入り口に立って、ナフキンとともにドリンクを渡す
のは、コンパニオンの中でも、とびきり綺麗な人が
選ばれる。(やっぱり、第一印象を良くする為だろう)

でも、実際、見た目より辛い。
2時間、立ちっぱなしで、しかも7センチヒール・・・・。
ドリンクを運んだり、食べ物をよそったり・・・。
狭い会場で、人を縫うようにして歩いたりしなければならない。
時には、お話もしなくてはならない。
時々、勘違いオヤジが「今日、オークラに泊まってるんだけど、ルームナンバー
教えるからさ・・・・」なんて、とんでもない奴がいる!
ヒールで踏んづけるぞー!!!(怒)

コンパニオンは、顔は笑顔でも、心では「このやろう!このくそオヤジ!!」
と思っているのである。

まだまだ、続く・・・・・。
 コンパニオンが行く!パート2  投稿者:ゆう 投稿日:2000/02/08(Tue) 15:01:22

その日の仕事は、東京都内一流ホテルでの、エスコートガールである。

白い帽子に、白いツーピースのスーツ。
ジャケットの胸の辺りには、紺色のラインが入っている。
スカートの長さは、ひざ上5センチといったところだろうか。
そして、おなじみの7センチヒール。
見た目は、万博のパビリオンガールといったところである。
私は、この衣装が一番お気に入りである。
真っ白な衣装はどう見ても、清楚な感じがするから。
(中身はどうあれ・・・・)

その日の更衣室での会話・・・・・。

A子:「久しぶり〜。元気だった?」

B子:「聞いてよー!この前、すごい事になっちゃってさー。」
               (ふむ、ふむ、私も聞いちゃお!)
A子:「何!?何!?」
B子:「あのさー、昔の同級生が付き合ってくれってしつこかったじゃない?
    で、色々買ってもらってたし、そろそろデートしなきゃまずいかなぁ?
    って思って。
            (おいおい、そういう問題か??)
    でも、この前、その人の友達と3人で、夜中ドライブしたのね。
    そしたら、そいつがいきなり、「お願いだから、させてくれ!」って言うの。
            (えっ〜!やな奴〜!)
    「やだよ〜」とか言って、断ったんだけどさぁ・・・。
            (そうだ!当たり前だよねぇ!ざまあみろぉぉ!)

    危なく、2人に犯されちゃうところだったよ!キャハハッ!」
               (あれ!?なんで、キャハハッなの?喜んでるの?あれぇぇぇ?)

A子:「うっそ〜!危なかったねー。」

B子:「でも、そういう願望って無い?」
               (ないでしょ、普通・・・・・)
A子:「ええっ〜!?聞かないでよぉ。無くはないけどさー。」
               (ええっーーー!あるのぉぉぉぉ!!?)

B子:「でしょ〜?うふふっ♪」
               (困ったもんだ・・・・。この二人・・・・。)
                
皆さ〜ん!こんな会話が更衣室の中で・・・。
白い衣装に身を包んだ、エスコートガールは、とんでもない事を望んでいたのであった!

パート3もお楽しみに!
 コンパニオンが行く!パート3  投稿者:ゆう 投稿日:2000/02/24(Thu) 19:11:44

さて、今日のお仕事は、永田町にある、とあるビルでの仕事です。
お客様は政財界の方々。

私達バンケット会社の社長は、今日はやけにピリピリしてる。
それもその筈。だって、ここのビルでのパーティは、どこよりも
うるさくて、コンパニオンが粗相をすると、すぐに苦情の電話が
入るのです。

社長 「今日は、気を引き締めて、粗相のないように、気をつけてください!」

コンパニオン達 「はい!!」 

  そして、パーティは、始まる・・・・。

私 (あーあの人、テレビでよく見るなー。でも、誰だっけ??)
私は、政治家を良く知らない。でも、顔くらいは見たことあるって感じ。

私 (それにしても、今日は、見事におじさんばっかだな。あっ、小渕総理じゃん。
        結構、小さいんだな。ふちなし眼鏡でも、たまにはかけてみたらいいのにね・・・。)
 
お客様  「君、おすしを持ってきてくれたまえ」
 
私 「(笑顔で)かしこまりました」 

コンパニオンは、この言葉が1番怖い。何故なら、お寿司はやはりパーティの一番人気で
ずらっーっと並ばなきゃいけないから。お客さんに交じって、並んでる暇はないのである。
他にやらなきゃいけないことは、たくさんあるんだもん!!
しかし、そこは、コンパニオンの弱い立場。笑顔で返事をするのである・・・。

私 (あそこに、つまらなさそうに立ってる人がいるわ!!
私が声をかけないと!!)

私 「お客様、お飲み物はいかがでございますか?」

ここは、一丁、主人にも見せたことのない、天使のような笑顔(自分でそう思ってる)で声をかけた。
普通なら、「そうですか・・・。じゃ、折角だから・・・」といって、私が持っている水割りなんかを
照れながら受け取るのだが・・・。そいつは・・・・。

お客様   「・・・・・・」(完璧無視・・・・さらに、ギッっと睨んだ!!)

私 (なんだ!!こいつは!!無視ときたもんだ!!ちょ〜やな奴!!もう、二度と声なんか
  かけるもんか!へぇ〜んだっ!)

数秒後・・・・・まっ、まずいっーーーーー!私を無視したこの男は!!この男はーーーー!
小渕総理のボディガードだーーーー!思いっきり、粗相をしてしまったーーー!
私は、そのパーティが終わった後、とてもドキドキしていた・・・。
何故なら、苦情の電話がかかってくるかも知れないから。
しかし、バンケット会社の社長の所に、そういう電話はなかったらしく、ホッとした。
世間にいう、ブッチホンは、かかって来なかった。(あ〜良かった)

 コンパニオンが行く!パート4  投稿者:ゆう 投稿日:2000/03/12(Sun) 12:37:24

今日のお仕事は、新宿でのお仕事。

パーティの内容は、「全日本女子プロレス○○祝賀会」と言うものだが、
私は、プロレスには、興味がない・・・。
でも、芸能人なんかも、来てないかなぁ・・くらいに思っていた。

さてと・・・・パーティは、いつものように始まる。
いつものように、笑顔でサービスをする。
さすが、このホテルの料理は、一流だけあって、見てるだけでもよだれがでそう。
「あ〜、私も食べたいな〜」と思っていた。

ふと、見ると、私の近くに、芸能人の「石○純一」がいた!

私・・・ 「思ったより、背が低いなー。頭のうしろなんか、結構、きちゃってるじゃん。
     そんなに、いい男かなぁ・・・?私は、あんまり、タイプじゃないけどねぇ・・・
     この人と、Hする気にはなれないなぁ・・・」

なんて、心で、ひそかに考える・・・。
おっと、さすが、女子プロレスの祝賀会だ。興味のない私でも、知ってる人はいた。
アジャ○ングだ。いかにも、怖そうな、メイクをしてる・・・。
あとは・・・・

私・・・・「誰〜か、いないかなぁ〜?おぉっと!いた、いた!あれは、Hな写真をとる人、
     加納○明じゃん!うわぁ!なんだか、目が合ったような気がしたわ!!
     もしや、『ヌード写真でも、撮ってみないか・・・』なんて、言われたりして・・・。
     だめよ・・だめだめ!だって、私は、夫のある身・・・・。
     ヌードだなんて・・・。
     それに、最近、1・5キロ太ったし・・・。いろんな所も、お手入れしてないし〜。
     あ〜でも、まだ、今なら、まだ遅くはないかもしれないわ・・・・。」

そんな事を、考えてる私の横を、すぅ〜っと、すり抜けていった・・・・。

私・・・・「あ〜あ。でも、そうよね・・・。私の体をそんな簡単に、誰にでも見せちゃいけないわ!
    あ〜口説かれなくて、良かった〜♪」

と、一人で、なんだか訳のわからない理由で納得していた、私だった・・・が!

更衣室で、着替えていた時、隣のコンパニオンが言った!!

コンパニオンA・・・「なんだか、今日は、やたらに、石○純一と、目が合ったのよねぇ〜。
          たぶん、目をつけたんじゃないかなって、思って・・・ウフフ♪」

結論・・・・コンパニオンは、自意識過剰の人が多い・・・・。と、その時私は思った。

 コンパニオンが行く!パート5  投稿者:ゆう 投稿日:2000/11/05(Sun) 20:44:16

久しぶりの投稿です。
まだ話は残っていたのです・・・。過激な話ではないけれどいいよね?

さてさて、本日のお仕事は・・・・。
おぉぉぉお!最高のお仕事ですわぁ♪
豪華客船、シン○ォニーでの接待よぉーーーー♪
夜の夜景を見ながらクルージングなんて・・・・
この仕事をしていて良かったぁっーーーと思える瞬間。

そして、お客様は、とある県の旅館組合の親睦旅行とやら。
まっ、名前は地味なんだけど、でも、でも、
ホテルのオーナーの息子とか、旅館の息子とかいるって言う噂!
うわっ!何気にお・い・し・い!!

そして今日もパーティははじまる。

ーーーーーーーいらっしゃいませーーーーーーー

ゆっくりと船が出る。
私  「こんな素敵な船に乗れるなんて、嬉しいですね」
男性 「ああ、そうだね。夜景がきれいだね・・・」(あら、照れてるみたい♪)
私  「旅館組合って言いますと、皆さん、オーナーとかですの?」(探りをいれる!)
男性 「えぇ、まあ、僕はオヤジがやってるもんで・・・」
(よっしゃーーー!心の中でガッツポーズ)

そして、町の明かりが遠くに見える所までくる頃には、みんな、ほろ酔い気分である。

男性 「あの・・・一緒に写真とってもらえませんか?」(これって、気がある??)
私  「ええっ・・・私でよければ・・・」(ほんとは、全然、OK!)

誰かが言った。
「こいつ、嫁さん、探してるんですよ〜。どうですかね?」(マジで??ラッキ〜♪)

彼も少し酔ったのか、少し大胆になってるようだ。
男性の腕が何気に肩に回る。(ちょっと、それは、ずうずうしいんじゃない?)
(嫌とは言えない)
  「ハイ、ポーズ!」(カシャッ)

そんなこんなで、無事にパーティは、お開きとなる。
帰り際、彼に名刺を渡された。
男性 「もしよかったら、連絡ください!」
「○○旅館 専務取締役 ○山 健一」(マジで、おいしいかもな〜)

ーーーーーお仕事報告ーーーーーー
結局、仕事が終わってから、コンパニオン仲間と話したら、
口説かれた人が何人もいた。(ゲッ!ムカツク〜〜〜!連絡なんてするもんか!)
こっちから連絡さえしなければ、関係ないもんね〜〜〜だっ!

・・・しかし・・・調子に乗って写真を撮って(撮られて?)しまった私は、その後の
「旅館組合新聞」とやらで、写真が掲載されてしまったらしい・・・。
ちょーーーーー、情けな〜〜〜〜〜〜!!
コンパニオンは、写真をむやみやたらに撮らせてはいけないのであった!!