カッパコミックスの「アトム」と「鉄人」


 昭和39年から40年頃、当時の子供達の人気を二分していた「鉄腕アトム」と「鉄人28号」。
雑誌「少年」に連載されていて、テレビアニメ化され、双方にお菓子メーカーのスポンサーが付き、
キャラクターシールやワッペンなどのおまけを付けて、一大ブームを巻き起こした。
「少年」を発行していた「光文社」は、「カッパコミックス」というB5サイズの単行本にて、双方を発
売し、おまけとして本を帯状に巻いたシールを付け、人気を呼んだ。


 毎号2話から3話の話が掲載されていました。
中央の「ブラックルックスの巻」は今読んでも泣けます。
右はウランちゃん誕生の話と、強敵ガロンの話。ガロン
はアトムの仇役では、一番印象に残っているロボットで
した。
 左と中央はすごく話題になった、「地上最大のロボットの
巻の上下」。
プルートというロボットに対抗する為、10万馬力のアトムが
生みの親である天馬博士によって、100万馬力にパワー
アップします。
果たして地上最大のロボットは誰なのか?
むなしいラストは、きっと戦争に対する無意味さを語った、
手塚先生のメッセージだったのかも・・・
 
 
 アトムと違い、大体一つの話が上下巻に分かれる事が
多かった。
鉄人が他のロボットと対決する巻は、いつもワクワクしながら
読んでました。
ライバルロボットで、印象に残っているのは、左の「ギルバード」
と、「ブラックオックス」。どちらも強くて、鉄人が苦しめられました。
他に、人間より頭が良くて悪いロボットを次々に作る、三本足の
「ロビー」なんかも印象に残っています。

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