最新情報(2005年 2月) 2004年分を追加しました
 
  

  2004年のギフチョウの発生動向についての観察と私見です。

 

項目

観察内容

備考


pieris rapae
   初見日

 

 

 

Luehdorfia jp. 観察日









 


 2004/4/9(鶴岡市)




                    
 

 2004/4/9
 近くの里山(高館山:鶴岡市大山)で、ギフチョウ、山野草の観察をしました。                   

 観察個体数: ギフチョウ6頭  

 少ないですね。気温が高いせいでしょうか。かなり強い飛翔力の大型の成虫が見られました。行動範囲が広い。

・カタクリ開花終期 

・一輪草、すみれ類は開花盛期

・コツバメ、ヒオドシチョウの観察   

 

 2004/4/18    
 ギフチョウ:7頭みられ、八森山、高館山山頂で観察。

 

 2004/4/29        
 カンアオイ類の群落を調査したが、ギフチョウ、今年は、卵塊、幼虫等を観察できなかった。


 桜の開花が早いわりには遅いですね。局在的にはもっと早く、初見のあったところもあると思います。最近、初見がズルズル遅れてしまうのは、何とも残念。2005年はこれが 生物季節指標となるよう歩き回りたいものです。(モンシロチョウの初見日)
 

 

 桜の開花(酒田市4月9日、対平年−7日)   

 今年の3月下旬から4月にかけての気象の特徴は春暖かく、桜の開花が早く。その後も天気が続き高温に推移したことです。そのため、ギフチョウの発生は早く、活動も活発、発生が広い範囲に続いたことが上げられると思います。

 

 今年の羽化、交尾、産卵の条件は高気温下で良好な条件があったと思います。
 2005年春、「春の女神」を沢山観察出来ることを期待したいと思います。

 

(この時期になるとなんとも賑やか。スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、ルリタテハ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ等 。    下池で、ツマキチョウは久しぶりに観察しました。)

 

 

  
 
卵塊の状況(2003/4/27)   卵塊の状況(2002/4/14)  卵塊の状況(2001/)      卵塊の状況(2000/)       
                                                                          
 

今年は、写真に収めることが出来ませんでした。ギフチョウのいろんな写真を提供したと思います。

Rearing page(past record)

 

2003年のギフチョウの発生動向についての観察と私見です。

 

項目

観察内容

備考

pieris rapae
   初見日

 


Luehdorfia jp. 観察日









 


 2003/4/15(中山間地での初見となりました。)




                    
 2003/4/27
 近くの里山(高館山:鶴岡市大山)で、ギフチョウの観察をしました。少なかったですね。発生晩期の飛翔の形態で、傷んでいる個体を3頭だけ観察出来ました。
 一方、食草の生育は早く、いつもとは違い、生育のやや遅れているカンアオイの葉の裏面に卵塊が観察出来ました。1卵塊10粒と少ない。
多い年で例年14粒位はあるのですが・・・。
 2003年も卵塊は写真に示します。


 なんとも遅いですね。平坦地ではもっと早かったと思います。(なかなか、昔のようには見かけないのですね。花が咲くのだけが早く昆虫はちょっと遅いようです。初見がズルズル遅れてしまったのは、何とも残念 。)

                       
 桜の開花(酒田市4月12日、対平年−4日)

 今年は桜の開花が早く、その後1週間も天気が続きました。そのため、ギフチョウの初発生はもっと早かったと思います。この時期に羽化盛期の個体が見られないというのもこの地域では珍しい。               
 2002年、2003年春の羽化、交尾、産卵の条件は天候不安定などでかなり厳しい、不適条件があったと思います。
 さて、2004年春、「春の女神」をどれ位見ることが出来ますでしょうか。

(この時期になると、なんとも賑やかになるのですね。スジグロシロチョウ、キアゲハ、ゴイシシジミ、シータテハ、ルリタテハなど等)
                                                      

  
 
この地域の2002年のギフチョウ等の発生動向についての観察と私見です。
 

項目

観察内容

備考

pieris rapae
初見日


Luehdorfia jp. 観察日







 


 2002/4/6



 

 2002/4/14
 近くの里山で、ギフチョウの観察をしました。少なかったですね。傷んでいる個体が2頭しか観察出来ませんでした。
 卵塊も観察出来ましたが、7粒と少ない。例年14粒位はあるのですが。
卵塊は写真に示します。
 


 なんとも遅いですね。
 昨年は春も早かったというのに・・・


 

 桜の開花(酒田市4月4日、対平年−12日)      ギフチョウの初発生はもっと早かったと思います。この時期に羽化間もない個体が見られないというのもこの地域では珍しい。
 昨年は越冬期の温度に敏感なギフチョウの羽化はかなり早かったと思います。
 2002年春の産卵の条件は天候不安定などでかなり厳しい、不適条件があったと思います。
 さて、2003年春、「春の女神」をどれ位見ることが出来ますでしょうか。

 

 参考:2001年
 桜の開花(酒田市4月11日、対平年−5日)

   :2000年

 桜の開花(酒田市4月18日、対平年+2日)

  
                                                                                                                   
            

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