山形県庄内地方  
                
            山形県は米作県、こめどころ庄内ではおいしい米づくりを実践しています。
 
 
                        参考:庄内の農林水産業(平成13年3月)山形県庄内支庁
 
 1、自然的社会条件
 
ア、庄内地方は総面積24万ヘクタールで山形県の北西部に位置し、北に海抜2,236mの鳥海山、東に
 海抜1,984mの月山を主峰とする出羽丘陵があり、この山裾から庄内平野が日本海に向かって広がっ
 ている。海岸線には延長35km、幅2kmの砂丘地帯があり、海と平野部が隔離している。
  平野部には、内陸に源を発し庄内を縦断する最上川と鳥海山系を源とする日向川、月光川、月山山系を
 源とする赤川が流れており、これら主要河川を取水源とする大規模な農業用水路が整備されている。
総面積の内訳は、平成11年で農用地18.4%、森林原野67.3%、宅地3.2%、河川、道路、
 その他が11.1%となる。
イ、気象は海洋性で、夏は高温多湿型で昼夜の温度差は少なく、また、冬の積雪量は山間部で多く、平野部
 では比較的少ないが、季節風が強い。
ウ、総人口は約320,566人、2市11町1村からなるが、商工業地域を抱える酒田・鶴岡の両市が人
 口10万都市であるほかは、人口6千人から2万人規模の農村地帯を主とする町村である。農村地帯には
 800余の農業集落がほぼ等距離に点在し、農業経営に有利な条件となっている。
 
2、農業の概況
 
 ア、平成12年2月1日現在の農家人口は80,773人、農業就業人口23,266人、農家戸数16,
  117戸であり、いずれも年々確実に減少している。
 総農家のうち、販売農家は89.2%で、自給的農家は10.8%の割合であり、販売農家のうち専業
農家は7.9%で、第一種兼業農家は27.2%、第二種兼業農家は64.9%の割合となっている。現
在の耕地面積は43,900ヘクタールで、そのうち水田面積は38,400ヘクタール、畑面積は5,
500ヘクタールであり、農家1戸当たりの耕作面積は約2.72ヘクタールとなり、稲作中心の比較的
経営規模の大きい地帯である。
イ、当地方の水田は早くから耕地整理事業が着手され、古くは藩政時代にさかのぼり1枚10アールに整然
 と区画整理され、大規模な水利事業と相まって我が国有数の穀倉地帯に発展したが、機械化の進展に伴い
 さらに大型ほ場への再整備が進められ、現在では全体のほ場整備率は約87%となっており、平成22年
 度までの整備率は全体の92%となる予定である。
3、庄内の風景
 
 ア、夏  荒沢ダム(朝日村)
 この空と水の色、いいですね。
 この日は風の強い日でしたが、
 水面から風に乗って、舞い上が
 ってくる大型のミヤマカラスアゲハ(Papilio
 maackii tutanus)の輝く表翅の美
 しさに、思わずアオスジアゲハ(Graphium
 sarpedon nipponum)と勘違いしてしま
 いました。自然が生きてるなぁと感
 じました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  イ、庄内だって、さくらんぼあるぞ (これは自宅です。鶴岡市 6月8日、9月6日)           
  おうとうは日当たりが良く、水はけのよい土地
 で良く育つようです。
  ミカンは朝日のあたる場所で、粘り強く育てて
 います。