アフリカ & 世界経済論に関する映画のお知らせ in 金沢
●「ミツバチの羽音と地球の回転」 2011年
5/7(土)〜5/20(金)公開 in シネモンド
※5/9(月)、10(火)、18(水)、19(木)は休映
持続可能な発展に原子力が必要か否かについて考えたい人に。
●「クロッシング」
2010.6.18-7.2 in シネモンド
近くて一番遠い国、北朝鮮の現実。
●「ブルーゴール
ド:狙われた水の真実」2010年 3/27-4/2, 4/17-4/23 in
シネモンド
21世紀は水を巡って戦争がおきる世紀といわれています。
●「アバター」
2010年2-3月、in イオンシネマ、ユナイテッドシネマ、ワーナーマイカルシネマズ金沢
私有化されていない共有地を未開拓地と認識し、資本化していくという点においては、ヨー
ロッパ諸国がアフリカに進出していった目的や構造と重なるところが多い映画になります。
●「動物農場」
2009.5.2〜5.15、 in シネモンド
改革や革命の担い手が晴れて権力の座についたときに、かつて彼らが倒した権力者と全く同じことを行うという構造は、歴史をみても、身の回りの社会構造にお
いても観察されます。本映画は、ジョージ=オーエル著「動物農場」を元につくられており、社会主義政権の誕生とその展開を
批判的に論じています。
●「闇の子供達」
2008.11.1〜21
in シネモンド
(江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡主演)
微笑みの国、タイで実際に起きている信じられない闇の部分。お金を持つ人のエゴのために、売買される子供達。
● 「しあわせのかおり」2008.10.11〜
in 金沢フォーラス他 (中谷美紀、藤竜也主演)
舞台は、金沢の港町大野。大野は、江戸時代、北前船の寄港地としての役割を担っていたことが知られますが、これにより大豆
や能
登の塩の調達が可能となったことから、日本屈指の醤油産地として栄え、生産された醤油もまた北前船で北海道へ運ばれるとともに、加賀料理の発展
にも大きく貢献しました。グローバリゼーションが進むとともに、大都市の顔がなんとなく似てきたように感じますが、大野界
隈に
は、当時の商人や問屋の繁栄をしのばせる町家や醤油蔵もちらほらと残っています。こんな時代であるからこそ、独自の歴史と
当時の人々の生活の息吹を感じさせてくれる街で生活できることの幸せを噛みしめたいと思います。
●「おいしいコー
ヒーの真実」
2008.8.30〜
in シネ
モンド
2年ほど前に、世界経済論演習の学生たちが、金沢市における「コーヒーのフェアトレード」浸透度を調べました。街頭アンケート対象者248名のうち、
フェアトレードを知らない、FLO認証ラベルを知らないと答えた人はそれぞれ201名と
236名。そんな方たちに是非みてもらいたい映画です。
同じような視点で書かれた書籍に キャロル・オフ『チョコレートの真実』(英
治出版、2008)があります。
●「靖国」2008.7.19〜8/1
in シネ
モンド
ひところ「経熱政冷」と揶揄された日中関係。いまや中国は日本最大の貿易相手国になったにもかかわらず、アメリカほどの政治的友好関係を結ぶには至ってい
ません。政治的対話の大きな障害となったのが、首相をはじめとする政治家の靖国参拝です。なぜ、日本の政治家はかく
も一神社の参拝にこだわるのか?なぜ、アジア諸国は日本の政治家の靖国参拝にかくも神経をとがらせるのか?そうした疑問に
対する答えの一つを本映画は提示してくれるかもしれません。
●「ぜんぶ、
フィデルの
せい」2008.4/12〜4/16
in シネ
モンド
1970年代、パリに住む上流階級の女の子の目を通して、世界の政治経済の一つの流れと、それに対するさまざまな軋轢を描写しています。こうした葛藤を経
て、1980年代に入ってネオリベラリズム的な思想の下で、西側世界は市場重視型の経済政
策を選択していくことになるわけですが、その流れは現在にも通
じています。ラテンアメリカを中心とした1970年代の動きを理解する上で、また、世界経済論Aを理解する上で、お奨めの映画になりそうです。注:フィデ
ルとは、キューバのフィデル・カストロのことになります。
ほぼ同時代のラテンアメリカとアメリカの関係を取上げた、ジョン・パーキンス『エ
コノミックヒットマン』東洋経済新報社、2007年も併せてどうぞ。
●「いのちの食べ方」
2007.12/1〜12/21 in シネ
モンド
日本の食糧自給率はわずか40%。
原因の一つとして、消費者が国内産よりも海外からの安い食材を選択することが挙げられます。安価な製品を消費者が求めれば、生産の効率化が推進されます。
食のグローバリゼーションが進展する中、食卓に並ぶ食品がどうやって生産されているのか考えてみましょう。
●「シッコ」 2007.9/29〜 in
イオンシネマ(金沢フォーラス)
国民健康保険が存在しないアメリカでは、貧困者は、グアンタナモの囚人(↓参照)よりもひどい医療サービスしか受けられないことを明らかにす
べく、無許
可
でキューバ
に渡ったというマイケル・ムーア監督の「華氏911」に続く話題作。医療制度に単
純な市場原理を持ちこむとどうなるか......ちなみに、社会
主義を賞賛するわけではありませんが、キューバの医療サービス水準は、ラテンアメリカでも屈
指のレベルといわれています。
参考 吉田太郎『世
界がキューバ医療を手本にするわけ』築地書館、2007年。
●「コマンダンテ」 2007.
9/21- 28 in シネモンド
キューバの映画が続きます。オリバーストン監督のフィデル・カストロノに対するインタビューを中心に構成されたドキュメンタリー映画。アメリカでは、上演
が禁止されている映画です。
●「グアンタ
ナモ 俺達が見た真実」 2007. 8/18(土)〜8/24
(金)16:05 香林坊109 シネモンド
アメリカとキューバの間には国交が無いはずなのに、キューバ島に存在するアメリカ軍のグアンタナモ基地。
アメリカではないので、アメリカの法律下にはないということからなのか、そこで行われている数々の人権侵害...
正義を掲げた世界の警察アメリカのもう一つの顔が明らかにされています。
●「ブラッドダイヤモンド」
4/7- in ワー
ナー・マイカル・シネマズ金沢、金沢
フォーラス、ユナイ
テッドシネマ金沢
レオナルド・ディカプリオ主演のハリウッド映画ですが、アフリカの紛争と資源の関係性が少しでも見えてくれば幸いです。
●「母たちの村」
2/24-3/2 in 香林坊109 シネモンド 時間
西アフリカを舞台とした女性割礼(FGM)を
めぐるお話。
伝統と外部の価値観(グローバリゼーション)の相克
西アフリカの村社会・男女の関係
女性の置かれている状況などの認識を深めるとともに、
美しい西アフリカの景色を楽しんで欲しい。
●「ダー
ウィンの悪夢」3/17-4/6
香林坊109 シネモンド 時間
東アフリカヴィクトリア湖に放された魚と、先進国の食生活との関係は?冷戦終了とその後アフリカで頻発した内戦との関係は?
舞台はタンザニアです。
●「不都合な真実」2/24- in 金沢フォーラス 時
間
地球温暖化とゴア元副大統領。フロリダの開票マシーンが壊れなかったら、世界の歴史はどうなっていたのだろう。