車両の形式について

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 鉄道の部屋では、どのファイルがどの車両のものなのかなどを区別するために車両の形式を表示しておりますが、わからない方のために管理人が知っている範囲で、JR各社(ただしJR四国は除く)の場合に限り簡単に説明いたします。
 なお、管理人の知識の都合上、説明するのは電車、気動車および客車に限らせていただきます。貨車、電気機関車(EL)、ディーゼル機関車(DL)、蒸気機関車(SL)について、あるいはより詳しく調べたい方は、ここよりもずっと詳しく紹介しているサイトや本などがありますので、そちらを探してみてください。

 念のため再度注意しておきますが、内容については管理人が趣味でまとめ、掲載しているものです。
 これらに関してJR各社等に問い合わせたりするようなことはしないでください。内容が原因で閲覧者に不都合や不利益が生じたとしても、管理人は一切責任をもてませんのでご了承ください。また鉄道の部屋と同様、内容の無断転載等も禁じます。

 ※本当は「車両」という言葉の定義というものもあるのですが、説明が複雑・難解となるので省略させていただきます。(^^;)
 あえていえば、車両=列車ではないのです。

 さて、JR各社の電車、気動車および客車の形式はカタカナ+数字によって表されています。つまり以下のようになります。
  例)クモハ785、モハ721、サハ721、キハ283、キロ182…など
 ではそれぞれの文字と数字は何を意味しているのでしょうか。

1.電車
記号 車両の種類
制御車、つまり運転台がついている車両。
動力車、つまりモーターがついている車両。
付随車、つまり動力(モーター)がなく運転台もついていない車両。
 電車の場合、すべての車両にモーターをつけなくても走行できるので、付随車が存在します。これは省エネ運転の一つですね。

2.気動車
記号 車両の種類
気動車を意味する。気動車であればこの記号がつく。
キク 運転台はあるが動力(主にディーゼルエンジン)を搭載しない気動車。
キサ 気動車のための付随車。運転台・動力(主にディーゼルエンジン)なし。
 ※気動車の場合、他にも記号は存在しますが説明が複雑化するためここでは省略することにします。

3.客車
 客車の記号は軽い順に、コ→ホ→ナ→オ→ス→マ→カ、となっているようです。

4.車両の用途
 電車、気動車、客車に共通することですが、連結されているそれぞれの車両には用途があります。
記号 用途
グリーン車。
普通車。
寝台車。(客車ではロネがA寝台、ハネがB寝台を表す)
食堂車。
客車で、最後尾に連結される車掌室のある車両。電源車でもある。
客車で、最後尾に連結される荷物車。電源車でもある。

 他に貨物や機関車にも形式がありますが、難しくなってくるのでここではとりあげません。


 では数字の方は何を意味しているのでしょうか。ここでは3ケタの数字で表されている電車の場合をとりあげます。
1.百の位の数字
数字 意味
1〜3 直流電化区間用。
4〜6 直交流電化区間用。
7〜8 交流電化区間用。
試作車など。
 電流に直流と交流があるように、電化区間にも直流と交流、電車にも直流用と交流用が存在します。それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらが優れているかという問題ではないようです。

2.十の位の数字
数字 意味
通勤型。
1〜3 近郊型。
5〜6 急行型。ただし現在「急行」と称している列車はほとんどない。
7〜8 特急型。

3.一の位の数字
 これは固有の車種を意味する。ただし基本的に奇数を代表系列としている。

4.一の位以下、ハイフン(−)でつながれている数字
 製造順に番号がついていくが、バリエーションがある場合などは1000などから始まる(例:○○○−1002)。
 ○○○−1001、○○○−1002などは総称して1000番台ということもあります。

 気動車は電車に準じているようですが、はっきりしていないようです。客車や機関車などは電車と異なるものなのでここではとりあげません。


 これらをもとにして、連結されている車両がどのようなものなのかを知ることができるわけです。具体的に説明しますと、以下のようになります。
車両の形式例 意味の例
クハ901 運転台付き試作通勤型普通車。
クモハ785 運転台および動力(モーター)付き交流用特急型普通車。
モハ721−5 動力(モーター)付き交流用近郊型普通車。製造番号は5。
モハ721−1001 モハ721のバリエーションの一つ。
※この車両の場合はVVVFインバーター制御であることを示す。
サハ205 運転台および動力(モーター)なし直流用通勤型普通車。
モハネ583 動力(モーター)付き直交流用特急型寝台車。
キロ282 特急型気動車(グリーン車)。
キハ183 特急型気動車(普通車)。
オハ14 14系普通客車。
オハネ24 24系客車(B寝台)。
オロネ24 24系客車(A寝台)。
カニ24 24系客車(最後尾に連結される電源車)。

 上記から車両の代表系列(基本的に奇数)を簡単に表すと、785系、721系1000番台、キハ281系、キハ283系などになるわけです。
 例えば、キハ281系はキハ281、キハ280、キロ280などで編成されているのです。
                         ↓
        ※キハ281を編成しているキハ280などはキハ280と表記されることもあります。
         一般的にはキハ281と表記されるようですが、国鉄ではが使われ、今日に至っているようです。


おまけ
 それぞれの車両には所属基地があります。それを示すために、車両に以下のような記号が示されています。
 (例)札サウ、札ナホ、函ハコ…(ここにあげたものは、いずれもJR北海道の車両の例です)
 これらの意味ですが、左から順にJR北海道本社札幌運転所、JR北海道本社苗穂運転所、JR北海道函館支社函館運輸所…です。
 各車両の管理はそれぞれの所属基地が中心になって行なわれているのです。


 以上、非常にアバウトではありましたが車両の形式説明とさせていただきます。


 <主要参考・引用文献>
  川島令三、岡田 直「鉄道のすべてがわかる事典」(2000年 PHP文庫)
  伊藤久巳「マニア王国 鉄道マニアの基礎知識」(1996 イカロス出版)



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