高齢者の音楽療法
音楽療法とは、音楽によって人の心を癒したり躍動させたり、
過去の思い出を懐かしんだり、心理的作用訴え、
体や頭脳を使うこと、楽器に触れること、声を出す等、
直接何かを行うことで,脳が活性化されるされることを
治療として役立たせることといわれている。
私のお年寄りとの関わり
私が高齢者の音楽療法について真剣に勉強をするきっかけは、姑の介護を始めてからでした。
以前、自閉症やダウン症の子供とピアノの勉強をしたり音楽を楽しんだりしたことがあるだけで
高齢者の音楽療法については皆無にひとしかったのです。
姑が病に倒れ徐々に認知症に向かっていくのがとてもつらく音楽を聴いたり歌ったり
ピアノを触ったりすることで何とか進行が遅くならないものかと考えました。
歌を歌っている姑の顔はとても明るくとても嬉しそうでした。
そして、その歌の思い出話しをしてくれるようになったのです。
それから様々な、外国や日本で出版されている音楽療法の本を読んだり、
音楽療法の講座に出かけたりもしました。
その頃は音楽療法が出来る場所や対象になる人もいなく、
なかなか実践や臨床経験を積む事が難しい現状でした。
しかし、いろいろ勉強をしていくうちにやはり机上の勉強ではなく
貴重な経験を積む事が一番大事だということにたどり着きました。
友人の看護士さんから老人施設で音楽をやってくれないかとのお誘いを受け、
手探りながらのセッションですが音楽を通して皆様の心と接していくことが、とても楽しく、
次回皆様に会いにお伺いすることが楽しみになりました。
昔の話、その方の生い立ちなどを話しながら、それにまつわる歌を歌ったり
楽器を鳴らしながらリズムを刻むお年寄りの顔がとても輝いていました。
時間的な都合でこの施設を止めることになり、姑が入所をしていた施設で介護をしながら、
食事が終わった後、ピアノを弾いたり 歌ったりしている事がきっかけでその施設での
音楽療法へのかかわりが始まりました。
この時、他2施設からも依頼があり音楽療法をすることになったのです。
毎回、プログラムを作りそれにそって進行していくようにしました。
なぜか脱線、笑いのたえないそれでいて真剣な時間を過ごしていました。
私が、皆さんと音楽を楽しむために一番気をつけていることは、
1、現場では先生と呼ばれているが、決して指導者ではないということ。
2、個々のプライドを大切にし決して心を傷つけないようにする。
3、スキンシップとコミュニケーションを大切にする。
4、一人一人の個性を知り無理じいをしない。
5、終始、笑顔を大切にし温かい心で接すること。
高齢者の状況に合わせ、楽器の演奏練習もしますが、むつかしいと言って、あきらめずに
頑張ってみることも大事なことだと思います。
その頑張りが高齢者にストレスを与えないように配慮をするのも大切な事です。
曲が完成した時の達成感、自分の持ち場の責任など、これも、大切なことだと思います。
「自分にもできる」「もっと生きたい」という気持ちを持ってもらい、
決して受動的にならずに前向きに取り組んでいきたいと思います。
