えっちゃんのページ
こんにちは!
初めて、君と出会ったのはトワイライトの時でしたね。
私が、音楽を鳴らしながらリズムをやっている時、
突然参加してしてきたのでびっくりして名前を聞いたら
「四年生のえっちゃんだよ」っとみんなが教えてくれました。
こんな出会いでえっちゃんは、
私と一緒に個人的に音楽を楽しむことになりました。
えっちゃんの手は思うように力を入れることが出来ません。
指曲げからの練習です。
そして声も大きく出すことが出来ないので発声もしなくては
ならないとこれからのプログラムをねりました。
4年生 お母さんと一緒にえっちゃんがやってきました。
えっちゃんは、障害を持って生まれました。
足がおぼつかなく階段やちょっとの段差に不安があります。
最初にピアノが大きいことにとても興味を持ちました。
音の、大きさに戸惑いを感じていたようです。
「何の曲が好き?」
「スマップ」
「じゃーライオンハートを聞いてみようか」
「もーいい」
「うるさい?」
「んーん」
一回目のレッスンは音楽にあわせて太鼓を叩くことでした。
なかなか言葉が理解できなくてごめんねっとの思いでいっぱいでした。
片手でド・レ・ミ・ファ・ソを引いてみました。
彼は左利きなのと手指に力がないのでなかなか鍵盤が押せません。
でも、なんとか一生懸命音を出す努力をしているのです。
ギターにさわってみましたが、拒否。
今日は」ピアノが面白いと言ってずっと触って遊んでいました。
スパゲティーを食べるお話しシュウマイを食べる話しから始まりました。
鍵盤に鉛筆でドレミを書いてそれを弾いてみました。
音と鍵盤がつながることがとても不思議なことでした。
何度鍵盤を叩いてもドレミファソラシドに聞こえます。
うれしいなー。面白いなー。
お魚を食べた話が出ました。えっちゃんは食べることがとても好きなようです。
レッスンの始まりはいつも食べるお話から始まるんだ。食べるって健康なんだよ。
ピアノの前に座ることに興味がわいてきました。
音階を弾く時はいつも左手、えっちゃんは左利きなのです。
何とか右手も使いたいので右手を出すように促しましたが聞き入れません。
やはり、左手が好き。タイコが早くたたきたいと言って盛んにタイコ、タイコといい
ます。えっちゃんにとってタイコはストレス解消の道具のようです。
げんこつ山の狸さん、、ちゅーりっぷをピアノに合わせて歌ってタイコを叩いて
みました。「がんばったねー」と言われることが大好きで、i言ってもらうと
満面の笑みをうかべて喜んでくれます。
お話がいっぱいしたいえっちゃんはなかなかレッスンに入れません。
でも、元気と笑顔が一番良いですね。
今日も太鼓を元気よく叩きピアノにはふれませんでした。
5年生 えっちゃんはひとつ上の学年になった事にしっかりと自覚がありました。
