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旅日記、徒然に。

東京〜大阪 「青春18きっぷ」移動ルートあれこれ
2005/1/4更新 (第31回)

 あけましておめでとうございます。2005年も当コーナーと拙サイトをどうぞ宜しくお願いいたします。
 早いものでお正月の三が日も終わり、今日からお仕事の方も多いと思います。今年はカレンダーの並びが悪いのが残念です。

東海道本線の普通電車 この冬、「18きっぷ」を使って東京から大阪へ帰省をしました。

 かっては、こんなことを書くと、鉄道好き以外の人々には、「よほどの物好きな奴なんだなあ」と思われたものですが、今や18きっぷがメジャー化したため、普通列車での長距離移動も不思議なことではなくなっています。

 丸1日(最低でも8時間超)という時間がかかる反面、今のところ日本で一番安く移動できる方法ですし、工夫をすれば色々な楽しみもあります。

 これまで、最もスタンダードな昼間の東海道本線や夜行快速「ムーンライトながら」を使った移動法を始め、中央本線(東京〜塩尻〜名古屋)や関西本線(名古屋〜奈良〜JR難波)を使ったり、はたまた湖西線・北陸本線・ほくほく線・上越線という「北回り経由」など、主なものを試してきました。

 今回、これらの移動を通じて得た情報やヒントなどをまとめてみました。以下、ルートごとの特色や対策法(?)、また、楽しみ方などを一覧表でご覧ください。


★東京〜大阪間の「青春18きっぷ」移動法(まとめ)

昼間の東海道本線経由(東京〜名古屋〜大阪)
▼特色
・最もスタンダードで最も早く行けるルートです。
・東京5:20発〜最終15:03発まで様々な列車が選べます。
・本数が多いので、途中駅で下車しながらのんびり行くことも容易です。
・途中「乗り得列車」やグリーン車自由席(事前購入料金750〜1000円追加、東京〜熱海〜沼津間)を使い負担軽減もOK。
・大阪〜米原、大垣〜浜松には「新快速」や「快速」が運転されているため、比較的快適です。
・時間があれば途中、国府津〜沼津間は御殿場線を経由し、富士山の景色を楽しむことも。

▼難点と対策
・乗換回数が多く面倒です(熱海、静岡、浜松、大垣、米原など)→なるべく長距離列車を狙うのが楽かもしれません。
 ・幹線ゆえ混雑していたり、ロングシート車両があったり、トイレなし車両も→座れない時には次の列車を待つのもいいかもしれません。
 ・熱海/沼津〜浜松間は短編成かつ、ロングシート車両が来るなどあまりいいことがありません→車窓から見える景色が良いのが救いです。
 ・大垣〜米原間の「関が原越え」は昼間2両編成の列車が多く、都会のラッシュ並みの混雑になることがあります→朝夕の直通列車は長編成なので狙い目かもしれません。

 ▼楽しみ
 ・静岡や浜松、名古屋など主要都市での食べ歩き&街歩き
 ・静岡県内での車窓(晴れていれば富士山や駿河湾が美しい)

 ▼旅の一例
 「東海道本線 普通列車に揺られて 大阪〜東京 青春18きっぷの旅」


快速「ムーンライトながら」経由(東京〜大垣→大阪)
ムーンライトながら▼特色
・寝ている間に着き、乗換が少なくて楽です。
・朝早くに目的地に着くので翌日の行動に幅が出ます。

▼難点と対策
・指定券が取りづらい!(これに尽きます)→JTBなどの旅行会社に指定券入手作業を丸投げするのはどうでしょう?(これが楽ですが、最近は取れないことも多くなりました…。行きつけの旅行会社なら無理して取ってくれることも)
・騒がしく寝づらい→特に混雑期の小田原以降(4〜9号車は自由席となります)は非常に悩ましい問題です。できれば名古屋に直通する1〜3号車を取れればまだマシです。あるいは臨時便ならさらに良(ただし混雑時の指定券入手は困難です)
・夜が心配→最近は女性の一人利用も多くなってはいますが、女性の方には深刻な問題かもしれません。以前、スリ団がこの列車を使用しているというのをTVで見たことがありますし、昨今は雰囲気の良からぬ客も見かけます。どうしても心配な場合は何とか臨時便(全車指定席)の指定席を入手するか、昼間の移動がいいかもしれません。

▼楽しみ
・寝酒ができる(楽しみかどうかは人によりますが…)
・翌日、朝から色んな所に行ける。

▼旅の一例
18きっぷの「王道夜行列車」で大阪へ(ムーンライト「ながら」)


■中央本線経由(東京〜塩尻〜名古屋→大阪)
東京〜大阪 中央本線・関西本線経由
 ▲MAP中の東京〜名古屋間が中央本線です

▼特色・楽しみ

・山岳風景が車窓から楽しめます。
・途中で温泉に寄りながら行くことも可能です。
・東海道本線に比べると空いています。

▼難点と対策
・東海道と比べると時間がかなり要します → その分、車窓を楽しんだり、駅弁を味わう時間にするのが良いと思います。また、多客期に新宿〜小淵沢間を走っている臨時快速「ホリデービューやまなし」を使えるとかなり楽です。
・列車本数がそれほど多くありません→事前にプランニングを。
・塩尻〜中津川間には短編成の列車が多く、時に混雑することも→どうしても座れないということは少ないかと思います。

・このほか、中央線(東京〜辰野)〜飯田線(辰野〜豊橋)経由というルートもあります。車窓は楽しめますが、時間はかなりかかります。

▼旅の一例
中央本線 普通列車に揺られて 東京〜大阪 青春18きっぷの旅


■「関が原越え」を回避するには関西本線経由?
(名古屋〜亀山〜奈良〜大阪)
 東海道本線一の"難所"である大垣〜米原間は列車本数が少ない上、非常に混雑しています。それを回避するための迂回ルートとして「関西本線」の活用はいかがでしょうか?
関西線の地図
▼特色・楽しみ
・伊賀上野より西、月ヶ瀬口〜笠置付近の木津川の渓谷美は見所です。

▼難点と対策
・名古屋〜亀山間の景色は実に単調です→寝たり、本を読んだりぼんやりする時間にいかがでしょう?
・亀山〜加茂間のディーゼルカーは大半がロングシート車両です→座れないよりマシだと思うしかありません。ただ、混んでいると座れないこともあります。
・列車本数がそれほど多くありません→接続をよく調べることをおすすめします。

 結論としては、「関が原越え」とそれほど変わらない大変さがあるということは間違いありません。東京〜大阪移動時のアクセント程度に考えていただければよろしいかと思います…。

▼旅の一例
関西本線で行く 名古屋−大阪の旅




■上越・ほくほく線・北陸線・湖西線経由
(東京〜越後湯沢〜直江津〜福井〜京都〜大阪)
東京〜大阪 北陸周りの地図
▼特色・楽しみ

・北陸の幸(特に駅弁)や風景を堪能しながら移動できます。
・親不知付近の日本海の眺めは素晴らしいものがあります。
夜行快速「ムーンライトえちご」(新宿〜新潟)や臨時の「ムーンライト信州」(新宿〜白馬)を使うか、どこかで1泊すると途中下車の楽しみがグンと広がります。


▼難点と対策
・このルートを1日で行くには上野5:13〜6:30発の列車に乗る必要があります→グリーン車自由席がついている列車もあるので、別に事前購入料金750〜1000円を払うと、高崎までの90分超は快適に過ごせます。
・ほくほく線(北越急行)の運賃950円が別にかかります→長岡経由も可能です。これなら別運賃はかかりません。
・1日で行く場合だとほとんど列車に乗っているだけです→鉄道好き以外おすすめしません。最低でも夜行快速「ムーンライトえちご」利用をすると良いかと思います。
・富山〜金沢〜福井間の普通列車は短編成で混んでいることが多いです→あまり景色もよくないので睡眠時間にどうでしょう。座れないということはあまりないと思います。

▼旅の一例
湖西・北陸本線 普通列車に揺られて 青春18きっぷの旅


 以上、いかがでしたでしょうか?
 かなり無理やり(?)な行程もあるのですが、工夫次第では色んなルートが使えます。

 なお上記は個人的な体験や主観によるものが大きいことはご了解いただければと思います。また、詳しい列車時刻などについては市販の時刻表かこちらなどで調べていただければ幸いです。

 それではみなさん、今年も良い旅を。



※なお、青春18きっぷやその他のフリーきっぷ最新情報、旅に関するニュースなどはこちらをご参照ください。
※快速「ムーンライトえちご」は地震の影響で2005年1月4日現在運休中です。




▼前回11/24 冬直前の島旅。夜行船に乗って伊豆大島・新島へ を見る▼

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