旅日記のコーナーです。

日帰りでふらり山の温泉郷へ〜水上・日光へ行く
2003/10/5更新 (第22回)

 こんにちは。何時の間にか残暑も過ぎ、一段と秋が近づいてきました。今回は関東近郊の温泉のお話を2つ書いてみます。



 都会の空気の悪い中で暮らしているせいか、ときに山深くにある温泉に入りたいと思うことがあります。とはいえ、宿泊するとなるとお金もかかり気軽に行けないので、18きっぷやフリーきっぷを使って、日帰りで行って帰れる所を…と考えてしまいます。

 そんな中、行ってみようと思ったのが、水上(みなかみ)温泉郷です。元々、有名な温泉地なのですが、最近、JR東日本の首都圏では「小さな旅」のパンフレットやポスターなどで大々的に売り出しています。
水上のシャトルバス「温泉ぶらり」号
 ▲水上周辺の温泉や観光地を巡る
 シャトルバス「温泉ぶらり号」

 最も興味を持ったのが、水上では、観光地や温泉を巡るシャトルバス「温泉ぶらり号」を独自に運行し、1日500円で乗り降り自由になっていることです。

 JRで水上駅まで行けば、後はシャトルバスで気楽に観光ができるというのはありがたいことです。

 まだ夏の18きっぷが使える時期でしたので、普通列車で水上まで出かけてきました。
快速アーバン号(上野駅で)
快速アーバン行先方向幕
 ▲上野〜高崎間を走る快速「アーバン」

 当日は上野駅を朝8時半過ぎに出る高崎線の快速「アーバン」に乗り、高崎へ向かいました。
クロスシート車両
 ▲嬉しいクロスシート車両
 この列車には、たまたま向かい合わせに座るクロスシート電車が使われていましたが、高崎線の電車はその多くが、窓に背を向けて座るロングシート電車です。
 通勤区間なので仕方ないのですが、少し旅の気分がそがれることもあります。

水上駅
 ▲山々が迫っている水上駅
 上野から高崎まで快速で約1時間半、高崎からは上越線の列車に乗り換えて約1時間で水上駅に到着です。

 駅前の観光案内所でシャトルバスの1日券(500円)を買い、駅正面すぐ右手に行くとシャトルバスが停車しています。
温泉ぶらり号のバス停

 とりあえずは温泉を…と行ったのが、駅からシャトルバスで7分、「谷川温泉」の日帰り入浴施設「湯テルメ谷川」です。

町営の「湯テルメ谷川」
 ▲谷川温泉の日帰り入浴施設
 「湯テルメ谷川」(町営)
 健康ランドみたいな名前の施設ですが、深い山の緑に囲まれ、山小屋のような雰囲気があります。

 1日券には各観光施設の割引券も付いています。この温泉も割引対象となっています。

 木々の緑に囲まれて露天風呂に入っていると、何やらそれだけで満足してしまいそうですが、このシャトルバス「温泉ぶらり」号は、南部、北部、中部と3コースあり、それぞれ2〜7往復運行されています。
シャトルバスは3コースで運転
 それほど本数は多くはないのですが、乗っているだけでも観光になりますし、気に入ったところで降りてふらりと散策するのも楽しいのではないでしょうか。

 18きっぷシーズンの日帰り温泉観光には特にオススメの場所です。

 ただ、列車によっては、上野〜水上の全区間でロングシート車両なんてこともあり、その場合は非常にぐったりしてしまいますが…。



 水上の次にどこへ行こうかと考えていたのですが、「青春18きっぷ」の期間外でしたので、私鉄のフリーきっぷを色々と探した結果、ありがちですが、東武鉄道「日光ミニフリーパス」を使い、日帰りで日光へ行ってみることにしました。
 このフリーパスは、18きっぷよりも高めですが、東武線の往復運賃と日光地区でのバス(乗り放題)も含んで浅草発で4940円(2日間有効)とまあまあ手ごろ値です。

東武「スペーシア」
 ▲東武鉄道の特急「スペーシア」

 浅草から日光までは東武の特急スペーシア「けごん」で2時間弱の距離です。
 ただ、フリーきっぷを使った場合でも別途に特急料金が片道1400円(平日等には割引有)必要になります。

 そこで、エコノミーに行くために有難い存在が東武の「快速列車」です。朝6時から16時まで1時間に1本、日光や鬼怒川、会津田島方面へ運転されています。
東武の快速列車
東武の快速はクロスシート車両を使用
 ▲クロスシート車両を使う
 東武鉄道の快速列車(料金不要)

 特急よりは少し遅いだけですし、何よりも嬉しいのは、運賃のみで利用でき、車内も4人掛けのクロスシートになっていることです。
 JRの普通列車のクロスシートよりも若干座り心地は良く、真ん中には大きなテーブルを出して使うこともできます。

 さて、当日は朝6時20分発、朝一番の快速列車に乗ることにしました。

 秋が近づきつつある日曜日ということもあり、ホームには大きなリュックを背負ったお年寄を中心に長い列が成されていました。列車は次の北千住駅を出ると満員になってしまいました。朝一番の列車でも混雑するのですから、紅葉シーズンにはさらに混むのかもしれません。
JR日光駅は歴史的建築物
 ▲こちらは東武日光駅のすぐ近くにある
 JRの日光駅。一部のバスは同駅始発
 

 浅草から2時間5分で東武日光駅に到着。
 ここから先、日光東照宮や華厳(けごん)の滝、奥日光方面は駅前から東武バスに乗り換えです。フリーパスだと、2日間、何度でも乗り降りが可能です。
奥日光の湯元温泉
 ▲奥日光の湯元温泉バス停

 日光には温泉がたくさんありますが、せっかくフリーパスを買ったので、バスで終点の奥日光・湯元温泉まで行ってみることにしました。

 急カーブが続くいろは坂を越え、中禅寺湖を眺めながら、約1時間半で湯元温泉に到着です。
 海抜1500メートルにあるこの山深い静かな温泉地は、それほど観光開発はされておらず、観光客も少なめです。

 ▲温泉が涌き出ている源泉

 おすすめは何といっても温泉で、バス停から少し歩いた所に、お湯が涌き出ている源泉があり、実際に『本物』の温泉に触ってみることもできます。
 硫黄の匂いが漂い、乳白色の源泉に触るとすべすべして心地良い泉質です。
500円で入浴できる温泉寺
 ▲温泉寺では500円で入浴可能

 そしてその源泉の隣には、温泉寺というお寺があり、500円で温泉に入ることもできます。お寺で温泉に入るというのも面白い経験でした。

 もちろん他の旅館でも日帰り入浴ができますし、足だけ温泉に浸かれる無料の足湯もあります。
 近くには湯ノ湖という湖もあり、その付近を歩いてみるのも気持ちがいいものです。
日光東照宮
 ▲日光東照宮へのバスも乗車可

 そして帰りには、途中下車して中禅寺湖、華厳の滝に立ち寄り、さらに東照宮に寄ると、1日はすぐに終ってしまいました。

 使い方次第では、フリーパスの元はかなり取れるのではないでしょうか。

 これから、特に良い季節になってきますので、ふらりと色々な近郊の温泉へ出かけてみたいなと思います。


▼前回8/8 「さよなら東海道新幹線100系車両、個室グリーン車」 を見る▼


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