旅日記のコーナーです。

冬の18きっぷ情報。北海道への旅、臨時夜行快速は?
2002/11/25更新 (第13回)

 ※追加情報(2002/12/25)
 
「北海道&東日本パス」(普通列車5日間乗り放題)に関する情報はこちらからどうぞ

 こんにちは。約1ヶ月ぶりの更新です。近頃はめっきり冬らしい気候になってきましたが、いよいよ12月1日より冬の青春18きっぷが発売されることになりました。
(下記リンク参照)

▼2002〜03年冬 青春18きっぷ発売に関するリンク
(新しいウインドウが出ます)

どこなびドットコム(「JR時刻表」のweb版)サイト内の案内
JR東日本サイト「おトクなきっぷ」内での紹介
JR西日本の青春18きっぷ案内(2002/11/15)
JR東海のニュースリリース(2002/11/15)

JR四国からのリリース
JR九州からのニュースリリース(2002/11/15)
JR東日本サイト内のリリース【pdfファイル】

※見やすさ、重要度順に並べていますが、どれも同じような情報です。
※リンク先は2002年11月25日現在のものです。リンク切れの場合はご了承ください。

■ちょっと一言■
 青春18きっぷのポスターは昔からお金をかけて(以前はアラーキーが写真を撮っていたこともあったとか?)随分と力を入れていますので、ぜひJRグループ全体で「青春18きっぷの総合サイト」を作ってほしいところです。「JAPAN RAIL PASS」のサイトみたいな感じだと、外国からの観光客にも一般の旅行客にも便利だと思いませんか? サイトがないのは確実な定期発行をしたくないというJRの思惑かもしれませんが…。


▼今回も発売期間(2002/12/1〜2003/1/10)や有効期間(2002/12/10〜2003/1/20)は特に変更されませんでしたが、12月1日のダイヤ改正にともない、特例として津軽海峡線の蟹田(青森県)〜木古内(北海道)間は特急列車の利用ができるようになりました。

 12月1日のダイヤ改正前夜、改正後に青春18きっぷの旅がどう変わるのか? 少々長くなりますが、青春18きっぷ利用者の視点で調べてみました。

 
※12月1日のダイヤ改正に関するお話とリンク集は当コーナーの前号をご覧ください)


▼まず大きな第1点は今回のJR東日本・北海道のダイヤ改正により、「北海道へ行きづらくなった」ということです。

 18きっぷで北海道へ行くルートとして定番なのが、夜行快速「ムーンライトえちご」(新宿〜新潟<村上>)に乗って新潟まで行き、あとは羽越本線、奥羽本線で北上して青森へ。その後、津軽海峡線の快速「海峡」で函館へ渡り、函館からは臨時夜行快速「ミッドナイト」で札幌まで行く、というコースを多くの人が使っていたと思います。

 ところが、今回の改正では津軽海峡線が特急化されたのと、奥羽本線の時刻が変更されたことで接続が悪くなり、「ムーンライトえちご」以降、その日のうちに北海道へは着けなくなりました。

 上記に書いた通り、蟹田と木古内の間は特急列車に乗車できますが、青森〜蟹田、木古内〜函館間の普通列車の接続が悪く、18きっぷでは津軽海峡を渡ることが苦しくなっています。(接続できるのは4往復のみ)

 また、臨時夜行快速「ミッドナイト」も廃止されていますので、函館〜札幌間の移動も不自由になっています。

 これについては一部の新聞でも報道されています。宮城県を中心に発行されている「河北(かほく)新報」の10月19日号は「快速廃止で北海道“遠く” 18きっぷ利用者がっかり」
と報じています。

 おそらくこの記事は共同通信社の配信で全国の新聞社に流れたものだと思いますが、ほぼ同じ内容で「茨城新聞」の10月20日に掲載された記事では、「JRはサービスが低下する責任を、どう見ているのか。18きっぷを売っている以上、快速、普通列車に乗れる選択肢を残しておかないと鉄道離れが進む」というレールウエイライター・種村直樹さんによる厳しいコメントも載せられていました。

 JR各社も18きっぷ利用者のためにダイヤ改正をしている訳ではない事は分かりますが、せめてもう少し配慮があれば嬉しい気がします。


▼北海道へ行くもう1つのルートである昼間の東北本線北上(上野〜青森)コースも、盛岡〜八戸間の在来線第3セクター化により、2960円の追加運賃が必要となりました。18きっぷ1枚分よりも多くの料金を払うのは痛いところかもしれません。

 ただ、上野を5時10分に出る一番電車に乗って北上し、盛岡発の花輪線(好摩〜大館)列車で迂回していくと、青森にはその日の22時39分に着くことができます。第3セクター「いわて銀河鉄道」の追加運賃も盛岡〜好摩間の630円だけで済みます。

 青森からは津軽海峡を渡る夜行フェリー(東日本海フェリー青函フェリー)に乗り、函館から函館本線を北上すると、翌日夕方4時頃には札幌に着けます。

 フェリー運賃(2等運賃−東日本F:1850円/青函F:1420円、学割も有)が必要なことと、フェリー乗場(港)が駅から遠い、という問題点こそありますが、函館本線の函館〜長万部間や通称「山線」(長万部〜小樽)の海あり山ありの美しく変化に富んだ車窓が楽しめます。

 ダイヤ改正後、18きっぷでの渡道は今のところ、これが一番、最良のルートかもしれません。(フェリーに関する情報は本ページの下記もご覧ください)


▼追加情報(2002/12/25)
「北海道&東日本パス」のチラシ(JR東日本発行)。クリックすると原寸のチラシが見られます。 上記の文章を書いた後、12月21日からJR東日本とJR北海道内全線、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行の普通列車が5日間乗り放題の企画切符「北海道&東日本パス」が発売されていることが分かりました。
 ほとんどPRがされていませんし、プレスリリースも12月17日付になっている所から見ると、上記拙文でも触れた批判の声や要望などを踏まえ、急きょ発売したものではないかと考えられます。
 この「北海道&東日本パス」は基本的には青春18きっぷと同様に普通列車しか乗られませんが、上記の旧東北本線の第3セクター鉄道だけでなく、特例として青森〜札幌間を結ぶ夜行急行列車「はまなす」の自由席にも乗車できる措置が取られています。
 「連続した5日間」でしか使用できないという制約がついていますが、価格は1枚10,000円で「青春18」よりも割安になっていますし、発売期間は1月22日(水)、利用期間は1月26日(日)までと長くなっています。今回は取り急ぎお知らせまで。

※上記ポスター写真をクリックすると原寸大のチラシが見られます。

「北海道&東日本パス」に関する最新情報はこちらをご覧下さい

▼さて、一方、他の地域ではどうでしょうか。
 18きっぷシーズンにはお馴染み、JR西日本・四国の臨時夜行快速列車シリーズ(下記)はこの冬も無事運転が決定されたようです。これはホッとするところではないでしょうか。そして今回からJR東日本には「ムーンライト信州」(新宿〜白馬・信濃大町)も新しく登場しています。


▼この冬の臨時夜行快速列車
(運転日や時刻など詳細は「レールどこなび」(交通新聞社運営)などで確認を)
■西日本
・「ムーンライト九州」(京都〜博多):博多行/京都行 ※全車指定席
・「ムーンライト山陽」(京都〜下関):下関行/京都行 ※全車指定席
・「ムーンライト高知」(京都〜高知):高知行/京都行 ※全車指定席
・「ムーンライト松山」(京都〜松山):松山行/京都行 ※全車指定席
・「ムーンライト八重垣」(大阪〜出雲市):出雲市行/大阪行 ○自由席有
■東日本
・「ムーンライト信州91号」(新宿→白馬):白馬行 ※全車指定席
・「ムーンライト信州92号」(松本→新宿):新宿行 ※全車指定席
・通称「臨時大垣夜行」(東京/品川〜大垣):大垣行/東京行 ○自由席有
■以下は通常毎日運転中の夜行快速列車
・「ムーンライトながら」(東京〜大垣):大垣行/東京行 ※全車指定席
・「ムーンライトえちご」(新宿〜新潟/村上):新潟行/新宿行 ※全車指定席

 ここ最近の傾向でしょうか。臨時の夜行快速といえども全車指定席の列車が多くなっています。
 以前のように「京都〜博多間立ちっぱなし!」なんていう悲劇?がなくなるのはよいことかもしれませんが、席の売切れも速そうですので、こまめにJRサイバーステーションあたりで空席情報をチェックしたほうがよいかもしれません。(一部列車は照会不可)


▼このほか、今回のダイヤ改正ではJR東日本の一部特急・急行列車が廃止され、かわりに快速列車となったケースが3例見られます。

・急行「よねしろ」(秋田〜陸中花輪)→快速列車化
(上り/下りとも列車名なし)
・急行「陸中」(盛岡〜釜石〜宮古)→快速「はまゆり」1〜6号

・特急「みのり」(新潟〜高田)→快速「くびき野」1〜6号
(新潟〜新井)
 (※快速「くびき野」の詳細はJR新潟支社サイトへ)

 急行列車好きの私としては非常に残念な結果なのですが、18きっぷの利用者としては便利になったといえるかと思います。

 以上、2002〜2003年冬「18きっぷ」の旅においては、悪くなった点、良くなった点、いずれもありますが、ともかくこの冬もぜひ良い旅をお楽しみください。



フェリー愛用10数年の筆者から(最近はあんまり乗っていません…)
津軽海峡のフェリーについての情報

 青森港〜函館港の間は「東日本フェリー」「青函フェリー」の2社が運航しています。
 やはり定番は東日本フェリーですが、最近になって青函フェリーが旅客のみの乗船も認めてくれるようになりました。

 青函フェリーの方が運賃は安いのですが、元々は自動車航行用なので船室が少し古くて狭いようです。ただ、函館の乗り場が、東日本フェリーに比べると五稜郭駅や函館駅に近いのでタクシーや歩く際にはいいかもしれません。(※「青函フェリー」ほか各種フェリーの乗船記と情報は、鬼峠さん運営の「北海道観光大全」にありますのでぜひご参照を。また、青函フェリーサイト内にも乗船記があります)

 東日本フェリーは高い?だけあって豪華な船が使われることが多いです。船内に風呂もあり、長い長いロングシートの旅?も癒されるのではないでしょうか。また、青森港フェリーターミナルには、密かに仮眠室があったりもします。(確か2階か3階だったと思いますが、現在は不明です)。

 両社とも乗り場は青森港フェリーターミナルで同じなのですが、青森駅からちょっと遠いのが難点です。タクシーだと2000円くらいで、歩くと1時間弱はかかったと思います。バスですと、青森駅の西口(寂しい方)から青森市営バスに乗り、新田停留所から歩いて10分弱だったかと記憶しています。

 一方、函館ですが、東日本フェリーが到着する函館フェリーターミナルの場合、江差線(津軽海峡線)の七重浜という駅が一番近く、徒歩で15分くらいです。函館本線の五稜郭駅だと30分強でしょうか。バスに関してはちょっと自信がありませんので、こちら(函館iたいむ)あたりで時間などを調べてみてください。

※なお、上記の記述はあくまでも筆者の記憶の限りで書いておりますので、誤った情報の場合もあります。ご利用の際はお電話などで問い合わせるのが確実です。また、リンク先は11月25日現在の情報です。リンク切れの際はご容赦ください。
※お恥ずかしながら、当サイト内にも少しだけ深夜フェリーの乗船紀らしきものがあります。ご参照を。


▼前回10/20 急行・夜汽車の廃止。悲しみ多い12月のダイヤ改正 を見る▼


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