旅日記のコーナーです。

最後の「北の国から」で見た知床・羅臼の流氷風景
2002/10/3更新 (第11回)

 
 こんにちは。このコーナーは1ヶ月ぶりの更新となりました。
 何時の間にか秋が深まってきて、もはや夏の暑さも遠い記憶のようになってしまいそうです。北海道の早い所だと、今月下旬には初雪の便りが届くかもしれません。

 先月、9月7、8の両日にフジテレビ系列で放映されたドラマ「北の国から2002〜遺言〜」はご覧になられましたでしょうか?
 1981年から21年間も続いたこのドラマも今回が「最終回」になるということで、放映前から異常ともいえる盛り上がりぶりを見せ、当日の視聴率は38%にもなりました。瞬間最大では45%というフジテレビ始まって以来の最高視聴率を記録したとのことです。

 このコーナーの5回目の所にも書きましたが、私はある時期よりこのドラマに“ハマって”しまい、レンタルビデオで過去の全作品を見るとともに、北海道在住時には無理を言って「北の国から1998〜時代〜」の取材(一応「仕事」としてです…)もさせていただきました。

 今回の「遺言」もやはり期待を裏切らない作品だったと言っていいと思います。
 これまでは富良野の山奥(麓郷=ろくごう)、いわば山の風景がストーリーの中心となっていましたが、初めて海の風景(知床・羅臼)が登場し、重要なシーンを担っていました。

 前回の作品では根室の落石という小さな漁村を登場させ、その兆候もあったのですが、北海道でしか見られない「流氷」を見せたいがため、今回、純(吉岡秀隆)を羅臼に出稼ぎさせる、とのストーリー展開にしたのではないか、とも考えられます。
放映中のテレビ画面より
 流氷の上を歩いて帰ってきた“トド”
 (放映中のテレビ画面より)

 今回が初登場なった、荒くれ頑固な海の男・吾平(通称「トド」=唐十郎)の乗った漁船が冬の海で行方不明となり、翌日に流氷の上を歩いて帰ってくる……というストーリーには「ちょっとやり過ぎでは?」と思いつつも、仲間が大漁旗を振りながら大挙して港で大喜びするシーンではやはり感動してしまいました。

放映中のテレビ画面より
 死の淵から帰ってきた海の男“トド”は
 五郎の姿を見つけ抱き付き崩れた。
 (放映中のテレビ画面より)

 山の男も海の男も「自然と闘う」という試練は同じなれど、より命の危険にさらされやすい海の男には荒くれ者が多く、北海道の海沿いの町にはトドのような人もいて不思議ではありません。

 原作者の倉本さんはこれまでずっと五郎(田中邦衛)を通じ、山で暮らす人々を描いてきたので、今回、トドという作中人物を通じ海の人々を描きたかったのかもしれません。

 オホーツク海側の漁村模様を描き、流氷という海の大自然を背景にしたことで、これまでにないダイナミズムさを充分に感じた作品でありました。



 今回も放映後、富良野のロケ地にはさらに多くの観光客が訪れているそうですが、新しく登場した羅臼町の漁港や温泉などはどうなのでしょうか。
放映中のテレビ画面より
セセキ温泉でトド(唐十郎)と純の「混浴」。
娘(結=内田有紀)との関係を問い詰める
(放映中のテレビ画面より)

 純とトドが入った海岸の露天風呂「セセキ温泉」も上富良野の吹上温泉のように大人気、となるのでしょうか?

 満潮時には海中に沈むセセキ温泉は、遮るものが本当に何もなく、入るのが少し恥ずかしいのですが、知床半島の果ての風景を楽しみながら行くだけでも楽しい所です。

 大観光地・知床ウトロの裏側で、これまでは「ひかりごけ」とマイナーな温泉くらいしか観光客には知られていませんでしたが、今後は「北の国から最後のロケ地」として賑わってほしいものです。
 今年の冬は羅臼で「北の国から&流氷」めぐりはいかがでしょう?
 ウトロの観光地ぶりに飽きた方にもぜひおすすめです。


※なおこの頁の写真は「北の国から2002〜遺言〜」放映中の
テレビ画面をデジタルカメラで撮影したものを掲載しています。


 さて、これ以下は「北の国から」好きの鉄道マニアから見た記憶に残る名場面集です。
 お好きな方はご覧ください。

「北の国から」に登場した21年間の鉄道名場面


▼前回9/3 過ぎ去った青い時代の夜汽車に偶然出逢って を見る▼


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