旅日記のコーナーです。

富良野、根室、知床…「北の国から」の風景
2002/3/6更新 (第5回)

 今日の新聞やスポーツ新聞の各紙でいっせいに報じられていましたが、フジテレビ系のドラマ「北の国から」の〜2002 遺言〜の富良野ロケが終了したそうです。
 (フジテレビの「北の国から〜2002遺言〜」の公式HPは>>こちら


 「北の国から」は、北海道の富良野市を舞台にしたドラマで、1981年に連続ドラマとして放映され、以後、2〜3年に1回のペースで“続編”が作られています。今回は1998年に放映した「秘密」の続編で、夏頃に放映予定で、今回が最終回となるそうです。

 このドラマ、ご覧になったことがありますでしょうか?
 北海道の美しい景色と自然の中で、親子の愛や子どもの成長を描く…と一言でいうと単純なストーリーなのですが、放映から21年も経つのに未だに人気があります。


 私はある時期より、このドラマに「ハマ」り始めました。
 いつしか全作品を見ただけでなく、1998年、北海道在住時代には現地での「お仕事」の関係でフジテレビにお願いして取材までさせていただいたことがありました。(「記事」のところにあります)

 このドラマの面白いところは、ストーリーや登場人物にもありますが、画面に映し出される風景の美しさに惹かれて見ている方も多いと思います。
 富良野がこれだけ観光地化したのは、このドラマのお陰といっても過言ではないほど、春夏秋冬、どの季節も美しく撮っています。

 あれだけ良く撮られると、見ている側は「北海道へ行ってみたい、富良野へ行ってみたい!」と一度は思うはずです。(私も北海道へ住む前はそう思いました!)

 取材させていただいた時に伺ったのですが、ドラマを撮るロケ隊とは別に、風景専門の撮影隊がいて、1年近くにわたって風景のみを撮り続けているそうです。
 季節ごとの風景はもちろんですが、同じ風景でも「晴れ」「曇り」「雨」など天候ごとに撮り分けて、実際の富良野の気候状況に応じて、ドラマの中で使いリアリティを出すということです。

 
ドラマ本体の方も1年以上かけて撮っているようですが、ストーリーと同じように「風景」も時間をかけているわけです。


 ▲富良野市麓郷(ろくごう)の「北の国から」ロケ地は
 「五郎石の家」という名で公開中の観光地。

 ただし、実際に富良野に行ってもテレビで見た風景と同じ風景が見られるかどうかは分かりません。
 このドラマのロケ地は富良野市の外れの麓郷(ろくごう)という小さな集落周辺なのですが、今や大観光地になっています。

 富良野駅から路線バスも走っているのですが、とにかく不便極まりない場所にあるため、ほとんどが観光バスか車、バイクなどでやってきます。
 夏などは山深い集落に観光バスが行列し、とてもドラマのような風景に浸ることはできません。

 前作で根室の「落石」(JR根室本線の駅があります)という街が出てきたのですが、この時は「しまった!」と思いました。

 ここは知る人ぞ知る素晴らしい風景の岬があります。バスなどの交通機関は一切なく、ただ歩いていくしか行けないのです。その昔、ここに行くために落石に何日間か滞在し、無人の岬へたどり着いた時は感動したものです。

 ドラマに出て以来、訪ねる人々が多くなり、以前のように「幻の岬」ではなくなってしまいました。

 その他にも上富良野町に「吹上温泉」という無人の露天風呂があるのですが、ここも「宮沢りえ(最近の作品には出ています)と五郎さん(田中邦江)が入った湯」ということで、夏場などは夜中まで満員です。

 しかし、雪のある北海道の特性として、夏場以外の観光客は極端に少ないです。
 夏は大混雑する地も、冬になると閉めてしまったり、1日数人しか客が来ない場所も多くあります。

 ぜひ今のうちがチャンスです。3月はまだ少し雪が残っていますが、20日以降なら天気も大きく崩れることはありません。どこも空いていて「北の国から」の風景を独り占め?できるはずです。


 さて、次回で最後となる「北の国」からでは、始めて知床の風景が出てくるようです。
 羅臼町という街が舞台になるようですが、ここは大観光地・ウトロ温泉とは反対側にある漁業の町です。

 ドラマが放映されれば、やはり観光客が殺到するのでしょうか?
 今のうちに行っておくのも手かもしれません。


▼関連記事
2002/10/3 最後の「北の国から」で見た知床・羅臼の流氷風景(「旅日記、徒然に。」)〜「北の国から」に登場した21年間の鉄道風景〜企画もあり。


▼前回3/3「酒と肴と夜汽車と言い訳 長い夜を越える旅」を見る▼

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