我が幻の山陰本線紀行

 私にとって山陰に行くということは、旅をするというよりも、故郷へ帰っていくような気がするのである。
 私の記憶の底に眠る、古き良き時代の鉄道の原風景は、山陰の日本海を望みながら走る旧型客車であったり、煤に汚れたディーゼル急行であったりする。幼少の頃から、長距離にわたって鉄道に乗るといえば、山陰本線であったためだ。
 黄昏の頃、かばんひとつさげて私は、山陰へ向かう夜汽車に飛び乗った。

(1997年6月)
福知山駅で 空色の夜汽車「だいせん」
夕暮れの都会を離れ一路山陰へ
たった2両のローカル急行
山陰と九州結ぶ最後の急行列車
壮大な日本海と向き合って
季節外れの観光地、石見畳ヶ浦
海べりの小さな温泉街で
ふるさと温泉津から出雲大社へ
■執筆後記・解説(2002/8/11)
急行「だいせん」「さんべ」から眺めた山陰本線の蒼い海
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