
▲愛知に入る手前で今度は事故渋滞 |
養老サービスエリアを出て大垣インターを越えた所で再び渋滞につかまった。今度は事故渋滞8キロ。歩くようなスピードで長良川を越える。
こんな時に事故を起こさないでくれ、と愚痴を言っても仕方ない。バスは進まない。
名古屋市内に入る頃には真っ暗になっていた。通常なら東京駅到着は21時40分だが、「こんなに遅れて終電に間に合うかな…」と心配する声も聞こえる。
車内の自動放送でも繰り返し念を押すように、遅れても払い戻しや救済措置は基本的にない。
その昔、東名ハイウェイバス乗車時に大事故の渋滞で動かなくなり、トンネルの中を歩き非常階段から高速を降りて鉄道駅を探し廻ったことさえあった。安い分、高速バスは渋滞や事故による遅延リスクは高い。
小牧ジャンクションから、そのまま東名高速に入る。豊田、岡崎、豊川と過ぎ、浜名湖にほど近い三ケ日(みっかび)インターチェンジで一旦高速を降り、乗務員の交代がある。
インターのすぐ近くにバス転回場のような真っ暗闇の場所に詰所があった。JR西日本バスの運転手から、JR東日本バス水戸支店の運転手に交代した。なぜ水戸の運転手が東海道のバスを運転するのかは疑問である。お盆時期の応援だろうか。

▲浜名湖SA到着時はすっかり夜に |
予定より90分遅れて2回目の休憩地点である浜名湖サービスエリアに到着。
すでに浜名湖の姿は見えない。本来、ここでは15分の休憩時間を取るはずだが、10分に短縮された。慌しく夕食の調達に走る。
わずかの休憩ののち出発。遅れを取り戻すべく水戸支店の運転手が奮闘している。これまでが遅過ぎたので気持ち良い。車窓が見えたら楽しいのだろうが、午後出発の便は途中で夜になるので仕方ない。午前便の人気が高いのも理解できる。
磐田、掛川、焼津を過ぎ、日本坂トンネルに入る。この先、由比、清水、富士、沼津と景色の良い場所を通るだけに何も見えないのは悲しい。早くから午前便の予約を取っておくべきだった、と少し後悔する。
東名静岡バス停に立ち寄った後、遅れが少し縮まって21時20分頃に東名御殿場に到着。どちらも下車する乗客はいない。下車専用の停留所なのであらかじめ行先をチェックして通過しても良さそうなものだが、規則でもあるのだろうか。

▲足柄SAでさらに休憩時間を短縮 |
少しすると最後の休憩地・足柄サービスエリアに到着。マクドナルドや宿泊施設まである大きなサービスエリアだが、遅れを取り戻すため休憩時間はわずか7分。売店やトイレから走ってバスに戻って来る人も多い。
足柄を越えると、神奈川県内に入る。高速道も箱根越えのカーブが多くなった。
厚木、町田、川崎と順調に走り、世田谷区にある東京インターチェンジで東名高速道路の旅は終わる。
そのまま首都高速3号渋谷線に入り、大都会・渋谷駅周辺のネオンや六本木の高層ビルを眺めながら環状線に合流。高速バスの旅で見られる最後の見所である。大阪人だった頃は、この大都会の夜景を見て「東京へ来たんだな」と実感したものだ。

▲夜の首都高では順調に走った |
霞ヶ関出口で首都高速を降り、霞ヶ関停留所で停車。数人が下車。予定より1時間と少し遅れて23時、終点・東京駅の日本橋口に到着した。
9時間近くの缶詰状態には少し疲れたが、渋滞もなく景色の見える昼間だったなら、快適な楽しいバス旅だった気がする。
次回は景色の良い中央道昼特急(新宿〜京都)あたりで再挑戦してみたいものである。
<終>
(2002.8旅行、2002.9.3公開)
※参考リンク
・西日本ジェイアールバス
東海道昼特急の案内/時刻表など
・ジェイアールバス関東
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