韓国旅遊日誌
2005/05/03 ソウル
チャムシル球場
 ▲蚕室(チャムシル)球場の入口
■韓国プロ野球「斗山ベアーズvsLGツインズ」を観る

 韓国4日目の今日は、木浦からKTXで百済の古都・扶余(プヨ)に立ち寄りながら、夕方、ようやく首都・ソウルに到着した。

 独房のような廉価旅館にいても仕方がないので、韓国プロ野球のナイターを観に行くことにした。

 韓国プロ野球は、日本と同じく地域フランチャイズ制をとっており、ソウルの「LGツインズ」「斗山(トゥサン)ベアーズ」、仁川の「SKワイバンズ」、水原は「現代(ヒョンデ)ユニコーンズ」、大田「ハンファ・イーグルス」、大邸「サムソン・ライオンズ」、光州「起亜(キア)タイガース」、釜山「ロッテ・ジャイアンツ」の8チームが133試合を戦っている。
 今日は「蚕室(チャムシル)総合公園野球場」で、いずれもソウルを本拠地とする「LGツインズ」と「斗山ベアーズ」による"ソウルダービー"が組まれている。
球場案内図
 ▲青色の所が指定席。あとは自由席(一般席)。
 応援席は赤色の部分になる。

 市内中心部の市庁(シチョン)駅から、緑の地下鉄2号線に乗ること17駅、約30分超で総合運動場駅(チョンハプ・ウンドンジャン)に到着。5・6番の出口を出るとすぐに球場があった。

 日本の球場同様に門前では弁当やビール、お酒などを販売する露店が無数に出ており、お祭りのような雰囲気がある。

 入場料は自由席の一般席(イルバンソク)と指定席(チヂョンソク)の2種類のみ。
 内外野自由席(一般席)の場合、大人6000ウォン(約600円)、軍人・青少年4000ウォン(400円)、子供2000ウォン(200円)。指定席は8000ウォン(800円)となっている。

 なお、土日や祝日の試合では自由席で1000ウォン(100円)、指定席は2000ウォン(200円)が加算される。
チャムシル 一塁側入口
 ▲一塁側の内野入口。ビン・缶は紙コップ
 に移し替えを要求されるのは日本と同じ。


 日本では自由席ばかりで観ている反動か、ここでは指定席に入ってみる。券売所の若い女性から何やら言われて首をひねっているうちに1類側のチケットが手渡された。どうも、ホーム(1塁)かアウエー(3塁)かを聞いていたようだ。

 両チームともここがホームグラウンドだが、今日は斗山ベアーズの主催。指定されたのは1塁ベンチ上の最良席。
 普段、パリーグの試合に慣れた身としては、平日ナイターとしてはまずまずの入り具合に感じる。実数で5〜6千人いるかどうかといったところだが。
三塁側からの眺め
 ▲三塁側内野スタンドからの眺め。
 平日ナイターにしてはまずまずの入り具合。

 応援席は内野にあり、応援団長やチアガールが「お立ち台」に立って、スタンドを盛り上げる。日本の社会人野球のような雰囲気だ。

 この席、試合はよく観れるが、グラウンドが近すぎて落ち着かない気がする。そして、5−0と斗山が一方的にリードしていて、あまり面白くないないので、負けているアウエー側に移動してみた。

 この試合ではアウエーとはいえ、普段はホームグラウンドなのでLGツインズ側にも応援団長やチアガールが大音量の音楽で踊り、観客は空気バットを叩いている。
応援風景
 ▲応援は団長とチアガールが先導
 ちなみに彼女らはイベント会社の所属だとか…

 時折、どこかで聞いたことのある応援が聞こえると思ったら、日本の千葉ロッテマリーンズの「タラッタタタター、福浦ヒット!」の音楽であった。
 これまで千葉のオリジナルと思っていたのだが、案外、韓国から輸入しているのかもしれない。ロッテは韓国が本場である。

 さて、試合のほうだが、6回になってついにLGが5点差を追いついて同点とした。スタンドは大変な盛り上がりようで、私も酔いが回ってきたためか無性に嬉しく、日本と同じように騒いでしまった。
スコアボード
 ▲LGが5点差を追い付いた!

 追い上げていく試合はやはり楽しい。チームカラーの赤も昨年廃止された某関西パリーグ球団のようで、親近感が沸く。

 このチャムシル球場内にはケンタッキーなどのファーストフード店が多数あり、食事に困ることはない。もちろんビールも売っていて、銘柄はやはり「OBビール」。今日主催の斗山ベアーズの親会社である。
グッズショップ
 ▲品数は少ないながらも、グッズショップもある

 ちなみに、頭の上にカゴを載せているおばさん売り子から買うと「ハイトビール」。しかも缶をそのまま売っている。
 「ビン・缶は持ち込み禁止」とのことで、私は入口で缶ビールを紙コップに移し替えをさせられたのだが。
この辺りは「ケンチャナヨ」ということなのだろう。もっとも、こちらとしても酔っ払っているから、缶でも紙コップでも何でもいいのが実情である。

 試合は、「え〜っ!?」というような「ヒット」(公式記録上)により、斗山が加点し、そのまま勝利。これまでTVで韓国プロ野球を何試合か観てきただけなので即断することはできないが、守備の荒さは韓国プロ野球の特徴なのかと思う。

 個人的には韓国プロ野球の荒っぽさは、どこか愛おしくも感じて好きであるが。



※なお、韓国プロ野球について知るには、その第一人者であるライター・室井昌也氏の『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(小学館スクウェア)をぜひ一読することをおすすめする。また、同氏が運営するホームページ「ストライク・ゾーン」にも大変詳しい情報があるので参照を。

前のページに戻る
前のページへ

韓国鉄道紀行・雑記編のトップへ
次のページへ進む
次のページへ
ホームに戻る 世界編のトップへ戻る